見出し画像

助成金申請に再トライ!

 障がい者のスポーツを支援している、とある財団法人があり、各種団体に幅広く助成金を出しています。助成金申請に至った経緯を書いておこうと思います。第2回チャオカップからのご厚志を受けてから、デフダンス体験会をいちど企画して、協力もいただいて、取り組みました。

 地味に、いろんな交渉ごとや相談ごとで必要になってくる情報保障にがっつり充てる方法もありましたが、それだけで使ってしまう(消費してしまう、という感覚かな? 情報保障は形に残らない、そのときのコミュニケーション保障だから)のは、必要なのだけれど何かそういう「贅沢さ」がもったいないと感じていました。できるだけ、みんなのために「残る」ような使い方をしたいと思っていたからです。

  初めての取り組みということもあるけれど、呼びかけのためのアクションとか、打合せのための連絡が思ったよりたいへんでした。たいへんというのは、最初に思ったほど前向きな反応が少なかったかな、ということです。コロナもあってキャンセルが続いたのはメンタル堪えました。しかし、何事も経験です。体験から糧を得ることも多かったです。

 打合せは、当日以外はLINEとかの文字だけでやりました。これが自分的にはたいへんで、たぶん、やはり打合せには手話通訳ほしいなあと思っていましたが、いろいろややこしいのです。当日の手話通訳の人が打合せをしながら手話通訳をしていたら、打合せができません。

 だから、本来なら、打合せる人と手話通訳を分けないといけないのです。仕事がらみならきっちり分けますが、さて、個人の采配でなんとかしないといけないというときに、手話通訳は、こうしたことには福祉申請で派遣されません。きこえない人も、有料で派遣申請をしないといけなくて、そうしたらお金がいくらあっても足りなくなるというか、どういうふうにやるべきか、配分すべきか、悩んでしまいました。そういうわけで、対面での事前の打合せは、手話通訳の担当の人とも相談して、あえて、無しにしました。

 そこで、活動をするなら、情報保障の依頼がもうすこし自由にできる環境があるといいなあと思いました。そうしたら、相談や打合せをしにいくときに手話通訳をお願いしやすくなります。

 じつは、助成金の応募じたいは実は前からしていたのだけれど、今回はっきりとニーズがわかったので、夏に実現したデフダンス体験会のことを書いて、再度の応募にふみきりました。

 ちなみに、初回の応募は選にもれてます。理由を分析するに、第一には活動の実績がなかったことだろうと思います。デフダンス体験会の実現が、活動のひとつの証になればと思います。第二には、何だろう? 申請のスキルかな。ちゃんとした法人格なら通りやすいのだろうとは思います。得体のしれない個人の団体より、法人格があることのほうが強いのなら、誰かに申請をお願いしたほうがいいのかもしれません。

 結果は45日後に届くそうです。通ったら、地味にふつうに打合せをするだけのために、話すだけのために、私がストレスを感じない、きちんと通訳ができる技術のある手話通訳をつけたいです。

 だめだったらまた方法を考えて、トライするのみです。ダンスの神様、どうぞよろしくお願いしますね。結果を、正しく導きくださいますように。



いただいたサポートは、デフダンスの普及イベントや情報保障のために使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。