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社会人になるまであと1週間。

3/21(日)

浪人+休学をして、私はこの春、2年遅れて社会人になる。

4月からはweb制作会社でディレクターをする予定だ。

と言いつつも、Webのことが全く分からなかったので、3月からインターンとして内定先の会社に働かせてもらっている。


いまだに分からないことは多いが、ものすご〜〜〜〜くざっくりディレクターがどんなことをするのか先輩を見てわかった。ほんとにものすご〜〜〜〜〜〜〜〜くざっくりだが。


ということで、

この3週間の経験を踏まえ、社会人になるまであと1週間ということで、自分が仕事をするにあたり、2つの自分ルールを決めることにした。


1.ゴミみたいな仕事はしない

この言葉はゼスプリのキウイ・ブラザーズの広告を作った北田有一さんの言葉を借りたものだ。

「広告は邪魔なものと思われている。誰も幸せにならないようなゴミみたいな広告は作らないという意識はとても大事にしました。キャラクター広告ってたくさん作っては消えていくけど、そうはしたくなかった。」

キウイ・ブラザーズのあの可愛らしいキウイキャラクターが完成するまでに黒目の大きさが1ミリ、2ミリの検証から口の開きの角度をトライアンドエラーしていったそうだ。

キャラクターの性格も18歳〜20歳くらいの成人したての熟しすぎても青すぎもちょうど食べごろで工場から出荷されるキウイと重ね合わせたというとても細かいキャラクター設定。

そんなキウイ・ブラザーズ誕生秘話と北田さんの仕事のスタンスを聞いて、私もこういう風に仕事がしたいと思った。


ただ、そう言ったはいいものの、”ゴミみたいな仕事をしない”ようにするにはなにがゴミかを自分でわかっておかなければならない。

ゴミみたいな仕事とはなんだろうか。

「どれがいい企画でどれが悪い企画か、その判断基準はたくさんのいい企画を見て、なんでいいのか?悪い企画を見てなんで悪いんだろう?と考えることで養われる」

と広告代理店の人にOB訪問をしたときに言われた。

これは企画だけじゃなくて、きっとWeb制作にも言えることだ。良い悪いの基準はたくさんのWebサイトを見て養っていく。


「良い仕事をする」となるととても抽象的で、自分でもイメージがつかないから「ゴミみたいな仕事はしない」とする。

ゴミの定義は順次アップデートしていこう。


2.目の前の人をワクワクさせる


私は小学生の頃から自分の作ったもので、人に楽しんでもらうことが好きだった。

学生の頃は自分で作った新聞を配り歩いたり(小学校)、文化祭でクラスまぜこぜのダンスグループを結成したり(高校)、自分が思いついたことに人を巻き込んでいった。

学生とは違い、社会人になると「仕事」をする。

仕事とは、賃金とモノの交換だ。

自分で仕事を作れない(自主提案などをする力がない)うちは、クライアントからは既存の課題、社内の人からは諸業務を頼まれるようになる。

頼み事には多かれ少なかれ、「こんくらいはやってくれるだろう」という期待値が存在する。その期待値を超えることが感動を生み出す。

人によってその期待値は違うし、自分がちゃんと仕事をしていけば、その期待値はどんどん上がっていくが、それをちゃんと一つ一つ超えていけるように仕事をしたい。


Webディレクターになってやりたいこと

「多くの人に幸せになってもらいたい」の多くって具体的に誰なの?

と聞かれて、結局うまく言えないまま就活を終えてしまった。

私がPRに惹かれた理由も「社会の関心ごとを混ぜ込んで作った企画で、クライアント商品が世の中にイイネ!と思ってもらって消費者もその商品と出会うことでハッピー!」みたいな、全員ハッピー!ウィンウィンYeah~みたいな頭ポワポワお花畑な感じで好きになってった。

私は自分の周りの人が全員幸せになればいいと思ってる。

そして自分と少しでも関わったことで、ちょっとでも「あーこいつと会ってよかったな」とか「得したな」と思ってもらいたいと思っている。


だから、誰に幸せになってもらいたい、とかそういうふうに特定するのが難しかった。

”自分の力”で”なるべく多くの人”をハッピーに。

この超絶ざっくりな言語化レベル1の言葉が大体の自分の核なんだと思う。


そういう点でWebはとてもいい。

Webには国境がない。

多くの人は調べたいことがあると検索する。

そこで引っかかったサイトが分かりやすくて、みた人に好感度を持ってもらえればその人は商品や会社のブランドにも興味を持ってくれる。

特定の誰かに幸せになって欲しくない私は、そういう点でWebと相性がいいかもしれない。

まだまだ知見もスキルもゼロベースだけど、私にWebの力がついたら、届けたい良いモノをどう届ければいいか分からなくて困っている人の力になれる。書いてて思ったけど、それもやりたいことだった。

私は自分の名前がすごく好きで、つけてくれた両親に感謝してるんだけど、

結(ゆい)という名前は「人と人を繋いで絆にする」

という意味が込められている。

我ながら社交的で友達を作るのも好きで、自分の友達同士が仲良くなるのも好き&わりと得意でもあるのでこういうことを仕事にしたいと思っていた。


3月から始めた内定先のインターンはすでに自分のできなさを痛感するには良すぎる機会すぎて、もうヘロヘロ〜という感じなんだけど、ざっくりこういう Webディレクターになりたいんだ、わたしは。ということを仕事始まる前に初診として書いておこうと思う、


まとめ

この2つのルール、たった2つだが、とてもハードルが高い気がする。

でも多分このルールはきっと社会人何年目になっても変わらない初心のようなものになる気がする。

社会人1週間前、

「社会人になる前になにするべきでしょうか?」

の第一位「大学生のうちに遊んでおけ」(個人調べ)

はコロナによってできなくなってしまった。

大学の図書館も大好きだったのに、大学最後の年、ほぼ行けてないし。

地球1周旅行もできなくなったし。

好きな人たちと好きな時間に気軽に会うことができなくなってしまったし。


コロナだからこそできることをしよう、とか言われても、コロナによって失ったものの方がはるかに多い。

でも、あと1週間で社会人生活が始まることは変わらない。

だからポジティブに考えなくてもいいけど、ぬるっと進んでいく人生の節目に、予め自分で社会人になる前の心構えを作っといた方が、大学生から社会人への駒を進めることができるかなって、書いてみた。

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