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ミータソのマザーズ決算分析【うるる】2020年Q2

こんばんはー、

+J2020年 秋冬コレクションの発売に乗り遅れ、巷であまり評判のよくない方のセットアップを購入したミータソです。

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結局買うんなら、さっさとアンテナ張って準備しておけばいいものを、ものぐさな性格が災いして、買い物下手なんですよね。

てか11月13日発売でしたっけ、Twitterでしかみてませんが、名古屋駅の客の殺到具合すごかったですね。


こういう混雑状況みるとすごいなーと思う反面、コロナ禍もう少しうまく交通整理できなかったのかという疑問もわきます。

こういうときってやっぱ転売ヤーも押しかけるらしいのですが、それに対してユニクロは初日の店頭出荷数を絞って高値転売を防止したそうですね。それでも人気モデルはメルカリやラクマで高値で取引されるんでしょうけど。。


今回はクラウドソーシングプラットフォームを利用した入札情報サイトを運営しているうるるを取り上げます。

最近では電話代行サービスfondeskを運営している企業という認知も強いですかね、このマーク、SNSでも盛んに広告打たれてることもありご存知の方も多いのではないでしょうか。

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コロナ禍、新規サービスも順調で、最近だと出張撮影サービスの買収等なにかと話題が尽きないうるるですが、今後の成長可能性はいかほどか、みていきましょう!


1. 会社概要


うるるはクラウドソーシングプラットフォーム「シュフティ」及びクラウドソーシングを利用した入札情報サイトなどを運営しています。

マザーズに2017年3月上場し、従業員数は210名、時価総額は113.6億円。CGS(=Crowd Generated Service)、BPO、クラウドソーシングの3つのセグメントから構成されます。

ちなみに直近の通期2020年3月期売上高が前年度比+10.6%の2,480百万円、営業利益が▲ 189百万円と赤字です。

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CGSっていうのはうるるによる造語ですが、クラウドワーカーを活用した事業、つまりうるるが抱えるクラウドワーカーでなにかできないか、そういう視点で自社でビジネスを生み出す事業のことで、ここがうるるの事業の柱となってます。

BPOの導入・運用サポートを通じて、顧客ニーズや市場トレンドを読み取り、クラウドソーシングでクラウドワーカーを調達、NJSSやえんフォト、fondeskといったCGS事業で事業を伸ばしていくのがここの会社の事業の特徴と言えるでしょう。

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ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシング推しとはちょっと事業の方向性が違います。
うるるはCGSやBPOのセグメント売上が大きく、クラウドソーシング事業の売上が非常に小さい構成となっています。

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2. メイン事業と次の成長事業

スライドでも示したとおり、入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)がメイン事業。現状収益の柱です。

ネット上に公示される官公庁等の入札・落札案件情報の収集をクラウドワーカーに収集させ、収集された情報を同社が集約し、入札・落札案件情報のDBを構築し、入札参加企業に提供し、月額利用料を徴収するサブスクサービスです。

行政の入札落札業務の効率化を図れるサービスですね。いかに入札参加企業にとって利用しやすい、入札に参加しやすいそして発注側にとってこのサービスを利用することによって案件成約に結びつけるかがこのサービスのカギでしょう。

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また新規事業の電話代行のfondeskが直近でのびてます。企業の電話を転送し、在宅で働くフリーランスが問い合わせに対応するサービスなんですが、

電話によって集中力が途切れて効率が悪かった、望んでいない営業電話に時間がとられていたけど、月間300件の電話対応をfondeskによって外部化したことで、電話が鳴らなくなって集中できる環境になった、月300件のうち1/3を占めていた営業電話をシャットアウトできたというクライアントもあるそうで。

まぁ電話かかってくると作業止まりますしね、集中してればなおさら気も散るし、生産性は落ちます。一方、相手が上司や取引先からだったりすると、無下な対応はできないし、なかなか電話自体をなくすってのは難しいです。

地味ですけど、電話の取次をやってもらえるだけでも、日本の商慣行やニーズに合ったサービスにように思います。

仕事をもらう側も接客業や観光業などコロナ休業従業員へ電話を受けるオペレーター業務委託を開始し、その人達の雇用創出に貢献しているとのこと。

コロナ禍、テレワークの推進する上では助かる。今後どんどん普及していくサービスかなと思います。

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3. 今期業績予想と株価予想


メインのNJSSについて民需の減少に危機感を感じる企業からの新規契約が増加傾向にあることを受け、また業績好調につき、2021年3月期当初予想売上高の2,920百万円から30.0億円へ売上高予想上方修正、

営業利益は▲ 50百万円で赤字は変わらずですが赤字幅縮小、2019年3月期が黒字だったのもあり、短期では黒転するまでは様子見でしょう。

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一方、株価は1,318円→3,320円と直近1年で2.5倍。長期的でみれば、fondeskへの継続投資、えんフォトとM&Aで取得したOur Photoとのシナジーによるクラウドワーカー利用サービスが順調に進むことで良き成長株になるのではないでしょうか。

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4. ミータソのスタートアップファイナンス情報発信について


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