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「自力整体」をご紹介

今回の記事では、私自身が体のケアとして毎日のように行っている、「自力整体」について紹介したいと思います。あくまで私の経験と理解している範囲での紹介になりますが、よかったら読んでみてください。

はじめに

2年ほど前から、パソコンを長時間使っていると、腰痛が出るようになりました。加えて目の疲れや頭がどんよりと重い感じもあり、何か対策をしないといけないなと思ったのです。

そこで、30代半ば頃に「自力整体」という本を購入していたのを思い出しました。それがこちらです。

本4冊

当時は、別の目的(体の緊張をほぐしたい)で購入していました。オレンジのカバー以外は、当時に買ったものです。

本の表紙には「足腰、ひざの痛みが消える!」「3つの脱力(からだ・内臓・脳)でスッキリ・スリム」などと書かれています。

腰痛の改善に効果があるかもしれないと思い、2年ほど前から再び取り組むようになりました。結果としていろいろと効果があったので、紹介記事を書いてみようと思った次第です。

著者の紹介

本の著者であり「自力整体」の考案者は、矢上裕さんという方です。

本によると1953年、奄美大島の生まれで、もとは鍼灸院を開業されていたとのこと。ただ様々な症状を持つ患者さんに対して思うような効果をあげられず、悔しく感じたことも多かったそうです。

そんななか「脳卒中や骨折を起こすまえに、予防できていたら!」という思いが強くなっていった、と本には書かれています。そしてヨガや断食、整体などを学び、それらをもとにして、自分自身で体のケアを行うための「自力整体」を考案するに至ったそうです。

現在は、自力整体の「ナビゲーター」と呼ばれる指導員の方々が、全国各地で教室を開いて活動されているとのこと。また矢上さん自身が直接指導する、「オンライン教室」も開催されています。

公式HPを見つけましたので、参考のため載せておきます。

自力整体の特徴とポイント

自力整体の特徴とポイントを、持っている本をもとに、簡単に紹介したいと思います。

体の疲労の主な原因となるのは、「筋肉のコリ(緊張)」とのこと。これを「自力整体」「整食法」「整心法」の、3つの方法によってほぐしていきます。

◎自力整体

メインとなる「自力整体」は、自分の体の重みなどを使ってコリをほぐし、体の左右の歪みを「自分自身」で整体していくものです。行う際のポイントは、とにかく「気持ちよく行うこと」であり「痛くしないこと」と説明されています。

誰かに施術をしてもらうのではなく自分で行うマッサージなので、自身の「体の声」に耳を傾けることが重要です。この「痛くしなくていい」というのが、長く続けられるポイントだと個人的には思っています。

実技がどんなものかについては、公式のYoutubeチャンネルがありましたので載せておきます。実技は基本的に、矢上さんご本人が行っているようです。

◎整食法

整食法を簡単に説明すると、内臓を休ませるために「空腹の時間を長くとる」ということです。理想はお昼12時~夕方6時の間にのみ、食事を摂るようにします。いわゆる「朝食抜き」です。この時間帯ならば何を食べても、また何回食べてもOKだそうです。

夕方6時以降にお腹がすいた時は、タンパク質を軽くつまむか、水分の多いおかゆを食べてくださいと説明されています。ちなみに水分は1日中いつ摂っても、何度摂ってもOK(お酒もOK)とのこと。

上記の方法でいくと空腹時間は「18時間」になりますが、最初は「12時間」ぐらいからはじめるといいようです。

そして空腹のまま睡眠をとることで、その間に体内の老廃物を集めたり、体の修復や歪みの矯正をしてくれたりと、自然治癒力がフルに働くのだとか。

つまり「自力整体」をすることで体のコリがほぐれて血流がよくなり、「整食法」で体内の修復がより活発に行われるというイメージでしょうか。

これにより集められた老廃物が、朝に「滞留便」という形で排泄されます。これは通常の硬い便とは違い、2回目に出る下痢状の便で「モチリン便」と呼ぶそうです。

ちなみに「モチリン」とは、空腹時にでるホルモンのこと。お腹がすいている時に「ギュルギュル」と音が鳴るのは、このホルモンの働きだとか。これにより腸が動いて、腸内の老廃物などを掃除しているのだそうです。

このためにも、空腹時間を作ることが大事になります。ただいつ食事を摂れるかは人によって違うので、上記の方法はあくまで理想とのことです。

この「空腹時間を長くとる」ことについては、以前に見たある動画授業がとても参考になったので紹介します。有料の動画授業サイト「スクー」にある、こちらの動画です。

「空腹こそ最強のクスリ」という本をもとに、著者の方が解説をされています。現役の医師の方が自身の経験をもとに話をされているので、とても説得力がありました。先生の話しぶりも面白いです。

ちなみに「スクー」は、約1000円で動画授業が「1ヶ月見放題」というサービスです。私は「Photoshop」の勉強のために利用していました。また、解約はいつでも(1ヶ月単位)できます。

◎「整心法」

整心法は、リラックスした毎日を送るための、考え方や心持ちをまとめたものです。

心と体はつながっており、心が不調になると体にも大きく影響します。そのためストレスを解放して、リラックスした毎日を送ることが重要です。

例えば、私たち日本人は「心配性の遺伝子」をもっているのだとか。それは、自然災害が多い中で生活してきたことと関係があるそうです。

お金がなくなったら・・病気になったら・・仲間はずれになったら・・などの過剰な「恐怖症」が出てきたら、それを自覚して恐怖症と仲良くなれば、とらわれから解放されリラックスできると述べられています。

ちなみに私の記事「ニックネームのこと 自己紹介③」でも、「悩みの遺伝子」という本のことを簡単に紹介しています。上記の内容を理解するのに少し参考になるかと思いますので、よかったら読んでみてください。

また自分が興味を持てることを、積極的に行うことも大切だそうです。

「美味しいものを食べたい」「美しい風景を見たい」「映画や音楽で感動したい」といった興味を持てることを実践するのも、気の循環をよくして血流をよくすると述べられています。

さらに人の役に立つことや自分が必要とされることも、気の循環をよくするそうです。

まとめると「自力整体」でボディケアを、「整食法」でストマック(内臓)ケアを、「整心法」でメンタルケアを行います。そして熟睡することにより自然治癒力が働き、睡眠中に体のメンテナンスが行われ健康になる、というのが自力整体の特徴とポイントのようです。

2冊の本をご紹介

私が持っている本のなかから、2冊を紹介したいと思います。

◎「DVDで覚える自力整体」

矢上さんの本のなかでは、アマゾンでのレビュー数が最も多い本だと思います。最初に購入した本(2010年頃)です。

実技は上半身と下半身のメニューに分かれており、トータルで90分ほどあります。また肩こりや腰痛など、症状別のメニューも収められていてお得です。

あくまで私の印象ですが、実技中の解説がとても丁寧なので、「こういう意味があるのか」「こういう感じで行えばよいのか」といったことが、とても分かりやすいと思います。

ただ最初は、実技が少しハードに感じるかもしれません。はじめは加減が分からず、自分できつくしてしまう可能性があるからです。私自身がそうでした。

そのため、まずは形を覚えるのをメインにして、軽めに行ってみるのがおすすめです。

◎「一生寝たきりにならない自力整体」

本②

こちらは、2013年発売の本です。特に自力整体や体についての解説が、本文に詳しく分かりやすくまとめられている本だと思います。参考になることが多くあり、読み物としてとても面白かったです。

参考になった箇所を、少し紹介してみます。

例えば、年を取るほど「体内の水分量」は減っていくので、血管の詰まりを防ぐためにも、こまめな水分補給が大事なのだそうです。

これは、年を取るほど「筋肉が衰える」こととも関係があるとのこと。なぜなら、筋肉には水分を保持しておく機能があるからだそうです。そのためある程度の筋トレは、体内の水分量を保持するためにも必要だと説明されています。

本ではこれらをチェックするために、「高機能の体重計」で測ることをおすすめしています。特に「筋肉量」「骨量」「体水分率(体水分量)」の、3つを測れる機種がいいそうです。

DVDの実技内容については、これまでの自力整体に加えて、ツボを刺激する実技や軽い筋トレも入っているのが特徴です。また矢上さんお一人ではなく、娘さんと一緒に実技をされています。

「自力整体」のご紹介でした

理論などの説明が多くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか。最後に自力整体を自分で行ってきた経験を、少しお伝えしたいと思います。

「自力整体」を行って空腹のまま睡眠をとると、「モチリン便」が出るとのことでした。こちらは、確かに出ます。毎日ではありませんが、1日に2回・3回と排泄があるのも、それほど珍しくはありません。

また、腰痛にも効果がありました。

現在は朝に下半身のメニューを、夕方に上半身のメニューを行っています。実技は「気持ちのよい刺激」を目安に気長に続けていると、だんだんと体がほぐれていくのを実感できます。

ちなみに実技の内容は覚えてしまったので、DVDを見ながら行うことはあまりありません。また「今日はこれとこれをやろう」というふうに、自分で勝手に組み合わせて実技を行ったりしています。

ただ集中できないとき、例えば何かイヤなことがあった時などは、DVDを見ながら時間をかけて実技を行うようにしています。先生の声を聞きながら一緒に行っていると不思議と集中でき、終わった後には体がほぐれて心の方もリラックスできるようです。

本は紹介した以外にも、いろいろな種類があります。また図書館に置いてあることも多いので、興味があれば一度試してみてはいかがでしょうか。

それでは最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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