インド行ってきました(3)

バターチキンカレーはどこで食っても基本ハズレなしのインド旅記録です。

カルカッタ内にあるハウラー駅からインド鉄道の列車に乗る。
チケットは事前にゲットしていた。
大体インドのチケット売り場は駅構内にあるんだけど、カルカッタは駅の外れにあって面倒だった。

列車に乗り込む。
俺がインドの旅で利用していた列車のシートクラスはSLと言う一番ショボいクラスで12時間以上列車に乗っていても500円とか。

インドにも列車ルールがあって、22時頃の就寝までは一番下のシートに皆んなで座って談笑とかして、就寝時間になったら各自自分のシートに移動して横になる。

初めてのインド鉄道での予約した自分のシートが一番下のシートだったから、最初は何で俺のシートに人が座ってんだと思ったりしたけど自分のシートに座っていた人にそのように聞いた。
一ヶ月インドで過ごしたがどうやら本当だった。

深夜3時頃ブッダガヤに到着。
夜が明けて宿が開くまでの間駅の床で大量のインド人に混ざり就寝。

朝になりブッダガヤ中心地に向かうためオートリキシャで中心地に向かう。

このブッダガヤ、仏教の聖地でブッダが初めて覚りを開いた場所なんだけど、熱出てぶっ倒れて大して何も見ずに過ごした。
寝に来ただけだ。
だが俺はこの地で熱出て寝ながら何もしないのも旅の一部なんだよなぁと覚りを開いたのである。
そう、ブッダガヤにて覚りを開き結局は訪れた意味があったのだ。

って考えないと本当に来た意味が無くなるのでそう思い込んでいたのである。
アジア各地のお坊さんが多く、周辺に各国の寺院があったんだけど、どこにも行けず。

ここで唯一印象的だった出来事は、具合が悪い中飯を食いに行ったレストラン先で体験したOYAKODON事件だ。
さすがに具合悪い中カレーは食う気しなくてメニュー表で他の料理を探したら、何とOYAKODON(Japanese food)の文字を発見(親子丼も体調悪い時に食う物じゃないけど)

親子丼は親子丼でもどうせ大したクオリティじゃないんだろうなと思っていたが、長い間日本食を食べていなかったのもあり今回は妥協してこの親子丼、いや、OYAKODONを注文した。

が、このOYAKODON、俺の想像を遥かに上回っていた。



???
ちょっと待て。もう一回よーく見てみよう。






店員にすかさず
「え?親子丼?え?これ?これ親子丼じゃないよね?」
と問いかけたら店員は
「ノープロブレム!だってチキンと卵入ってんじゃん!オケ!ノープロブレム!」

お、おう。

確かに理屈は合ってるわ笑
つーか親子丼の親子の意味を理解してんのかい。

うん、まあ、これめちゃくちゃ美味かったんだけど。

はい、そんなノープロブレムなOYAKODONが食べれるブッダガヤをあとにする。
次に向かったのはニュージャルパイグリっていうダージリンの近くにある北東インドだ。

ここでも深夜駅に着いたから駅の床でインド人に混ざり就寝。
インドを訪れる前、インド人が密集して駅の床で寝ている写真を見た時に
「うわぁ〜凄いな〜」
と思ったんだけど、まさか自分がその一部になるとは当時思ってもなかっただろう。

熱が下がり体調万全だったものの、此処こそ何もしなかった。マジで何もない。何で来ちゃたんだろう?笑
インドの辺境らしい。

ただ街をぶらつき、インドの辺境なんだなーと感じる。
駅の前に超ボロい安宿が二件。
片方は外国人泊まれないらしく、もう片方は泊まれた…はずだったがCheck inから数時間後に
「ごめんオーナーに確認したらやっぱ外国人ダメだから他のホテルに移ってもらえるかな?」
とスタッフから言われた笑

一悶着あったが金を返してもらい、宿を出た。
宿の目の前に一台のオートリキシャが停まっていて
「俺が外国人が泊まれる宿に連れてってやる!」

いやお前誰だし。
徒歩で駅に移動する。

ここで滞在してもしょうがないと悟りタクシー乗ってネパールへ向かった。

国境を越えてネパールへ到着。この国境の街で宿泊しようかと考えたが、インドのニュージャルパイグリと同様、何もなさそうだしこのまま長距離バスでカトマンズまで向かう。

日を跨ぎ翌朝カトマンズ到着。

さて、ここはカトマンズのどこなんだろう?
よくわからない大通りで降ろされた。
取り敢えず通行人に安宿はどこだと聞いたら、なんとすぐ目の前にあった。
超ローカルな安宿にCheck inして適当に飯を食いに行った(確か)

ネパールのカトマンズは車も人も決して少ない訳じゃないんだけど、静かな場所だなと感じた。
それと何故か分からなかったが無性に寂しい気持ちになった。なんなんだこの孤独感は…。

空虚な気分が抑えられずカトマンズ滞在4日目あたりに沢山の外国人がいるバックパッカー街に移動した。が、移動しても寂しい気持ちは変わらなかった。

なんなんだろう。なんだよ!つまんねーなカトマンズ。

と、当時は思ったが今思い返せばカトマンズはカトマンズで良かったかな。
雨季で湿度が高い時期だった為エベレストは見れず。
カトマンズと言えばエベレストよりTHA BLUE HERBの路上だ

https://youtu.be/Z-gHrWQZzOw

特に旅人の人に聴いてほしい一曲。

このカトマンズで一週間程滞在した後、長距離バスでインドのバラナシへ向かう。

いや、これがもう本当大変だった。
約20時間で到着する予定だったが夜中に山道を走っている途中外がなんだか騒がしくなり、次第に沢山のトラックやバスに囲まれて身動きが出来なくなる状況に陥ってしまった。
どういう事か運転手に訪ねたら、土砂崩れで道が封鎖されてしまったとの事。
さすが山岳地帯だ。こういうケースは少なくないだろう。

土砂崩れに巻き込まれた車両は特になかったみたいだったからそれに関しては本当に良かった。
だがこの狭い道路はトラックやバスの長蛇の列で埋め尽くされた。先が見えないぐらい渋滞していた。
この日は渋滞で身動き取れないまま就寝した…。

そして翌朝になってもまだ身動きが取れる様子が無い。
持ち込んでいたお菓子が底を尽き空腹と戦っている俺に同乗してるインド人の方々が気付き、何と彼らが俺に食べ物や飲み物を与えてくれた!
助かりました。本当にありがとう。あのご恩は一生忘れません。

15時頃なんと徐々に前に進む事が可能になり、夜には国境沿いの食堂に到着する事が出来た。
そこで食べたカレーが死ぬほど美味かった。
状況も状況だったし、あんなに美味いカレー食ったのは生まれて初めてだったかもしれない。
あまりにも美味そうに食っていたせいか、店員さんや周りのインド人達は俺の事を満面の笑みで眺めていた。っぽい。

晩飯も食べ終えて国境沿いのパーキングエリアで二泊目の就寝。

翌朝になりネパール側国境で出国審査を受ける。

だが審査官が
「お前のインドビザは以前インドで取得したアライバルビザじゃないか。このビザじゃインド再入国は不可能だ。だからお前を出国させない」

えー!?冗談でしょ!?
「1回までの再入国は許されると空港でビザ取った時に聞きましたよー!だから今回の再入国は問題無いはず。調べてください」

30分ぐらい足止めされたが、俺のインドビザがまだ有効だった事が明確になりようやく出国が許可された。

入国審査は一瞬で終了。あの30分はなんだったんだ。

再びバスに乗りバラナシへ向かう。
22時頃インドはバラナシに到着。

"ピー!!ピピピー!!プップー!!プププー!!"(クラクションの嵐)

"どこ行くの!?宿予約してないなら紹介するよ!リキシャ乗る!?いや俺のリキシャ乗ってくれ!今日その宿はやってないよ!(嘘)"

相変わらず超うるさい国だな。だけど何か居心地が良い。
ここでネパールで凄く寂しくなった原因がわかった。隣同士の国でも温度差が全然違う。
インドは突っ立ってるだけでも寂しくならない笑

カトマンズからバラナシまでの移動時間はなんと50時間。
一刻も早く宿行ってシャワー浴びて寝たかった。
オートリキシャに乗り安宿街へ行き適当に宿を見つけてCheck in.

このバラナシ、とんでもなくカオスな街でした。内容は次回で。

続く。

#旅 #一人旅 #バックパッカー #インド #ネパール #THABLUEHERB

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