心地の良い退屈さがあるTXTの音楽
今日のテーマは読書感想文。
図書:지금 여기의 아이돌-아티스트
著者:김영대(Twitter:@toojazzy25)
この本を読みました。
まだTXTのところしか読んでないけど、今頭の中にある考えを早くアウトプットしようと思って書いてます。
ほぼ主観、私の気持ち整理程度なので突然私の音楽の趣味の話も始めますが、それでもよかったら読んでください。
そして気になったらぜひこの本を手に取って読んでみてください。電子書籍もあります。
①心地の良い退屈さ
著者はTXTの楽曲を「心地の良い退屈さがある」と評価していた。
"心地の良い退屈さ"という漠然とした表現だけではよくわからなかったけど、次の説明を聞いたら納得した。
音楽の専門的知識は少ないけれどKPOPの曲に余白がないことはよく分かる。特に男性グループは。
KPOPは耳と目で享受する音楽なだけあってレベルの高いパフォーマンスが要求され続けていくと共に、自然と速くて力強いパフォーマンスに向かって行くようになったのだろう。となると曲自体も速いテンポで構成されていく。これはKPOP男性アイドルグループはなぜ清涼コンセプトが少ないのか?に繋がる話でもある気がする。このお話は長くなりそうなので次回の記事で書くことにします。
かといえ、曲に余白のあるTXTのパフォーマンスに物足りなさを感じるか?と言われれば私はそう思わない。これについても清涼コンセプトのお話をするときに触れます。
2018年からKPOPに興味を失ってトレンドを追いながら曲を聴かなくなった私だけど、KPOPを完全に聴いていなかったわけではない。2019年のプレイリストを振り返ってみてもKPOPめっちゃ聴いてる。
ただ、ほとんどがアルバム収録曲。目と耳を使って聞くようなタイトル曲はほとんど聞かなくなってた。
②KPOPよりはアメリカのインディーポップなどの音楽と類似
著者はTXTの音楽をインディーポップのようなジャンルに結びつけても評価していた。
私がKPOPから少し離れて音楽の趣味をジャンル縛りしなくなったころ、映画『君の名前で僕を呼んで』/ サントラ Sufjan Stevens - Mystery of Loveに出会いまして、「ああ!!私の好きな音楽ジャンルは多分この辺にある!!」っていう直感のままSufjan Stevensの楽曲とジャンルを調べることに。
そこで初めて知ったオルタナティブ/インディージャンルっていうのは私が求めている音楽だったことが発覚。
長年KPOPオタクなだけあって趣味は偏っているし、少し前までは音楽を言語で区切ったジャンルしか知らず、その辺はかなり疎い。いまだに定義付けがよくわかってないけど「多分この辺が好き」っていう感覚だけはある。
TXTを好きになったきっかけの曲 0X1=LOVESONGも実際に90年代のオルタナティブや2000年台のエモサウンドを反映しているそう。(Weverseマガジンより)
今回 The Chaos Chapter: FIGHT OR ESCAPEのティーザーではyou wouldn't know - zac crookが使われていた。これまたオルタナティブに属する音楽だそう。
本を読む前は、「なんでハイブくんは私の趣味を見透かしてるの😵!」みたいなふざけたこと考えていたけど、TXT自体がインディ・オルタナティブジャンル(もしくはそれらの情緒)と類似していて、そんなTXTの音楽だからこそ私がここまでハマりながら音楽を聴いているのだと認識。
著者が評価したように、他のKPOP音楽にはない余白であったり、ゆっくりと引き込みながら徐々にアプローチする音楽っていうのは、聞き手を落ち着かせると同時に“考える“余裕も与えている気がする。
何百ページにもわたる分厚い本のストーリーが丸々と詰まったTXTの楽曲は、こういったジャンルとの相性ってすごく良いのかな?とも思ったり。(何度も言いますけど、音楽専門知識ないので全て主観・感覚で書いてます。)
って感じで、ジャンル一つとってもこんなに楽しくKPOPを見ることができるので、よかったらTXT、その他KPOPアーティスト、推しの音楽について少し考えてみてください。考え方は人それぞれでいいと思います。芸術の捉え方・解釈は自由なので。私もだいぶ適当なこと話しているし。
最後に私が好きなTXTの歌三つ載せておきます💗
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