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なぜKPOP男性グループには清涼コンセプトが少ないのか?

今日は以前の記事で少し触れたなぜKPOP男性グループには清涼コンセプトが少ないのか?について興味深く分析していた方がいたのでそれを共有。

同時に私が清涼コンセプトであるTXTとそうではないStray Kidsの両方を好きなので、その2グループを参考にしながら個人的な意見も書きます。
比較と言えば比較だけど、異なるコンセプトの比較であるためどちらが優秀という話ではないことはご承知おきください。

私の個人的な意見は興味ないよという方は、引用の部分だけ読んでもらっても構いません!

今回は조은재(@s_ch_ein_o)さんのツイートを共有させて頂きます。このツイートのスレッドに沿って、私の意見も含めてズラズラと書いてみる。

①大衆は男性アイドルにエネルギーあるパフォーマンスを求めている

大衆は基本的に男性パフォーマーには充分なエネルギーのあるイメージを要求している。意地悪な言い方をすると、ステージの上で適当にリズム体操(程度の軽い運動)をした人たちが報酬を受け取る姿を見ていられないということ。一種のマンボックスと言えるでしょう。

うわーーー!やっぱKPOP消費者の要求レベルってエグい高いーーー!って思いません?軽い運動程度のダンスでも笑顔でいてくれれば元気もらえるから好きだけど…

なんて思っていても、実際の潜在的ニーズって自覚してないところにあるから、もしかすると私もこれと似たようなことをどこかで感じているのかもしれない。

だからチッケムに限ってはヒョンジンのようなバッキバキに踊る人ばかりを探して歩き回っているのかもしれない…

このチッケム見た時私は驚きを隠せなかったんだけど、激しいビートに合わせたパワフルなダンスと、腹の底から出ているような力強い声、それでもまだ余裕のあるような笑顔を見せるエネルギーの塊………

これが可能なのはKPOPアーティストだけでは…

②清涼コンセプトが要するハードルの高さ

清涼が要求するハードルというのは想像以上に高い方だ。清涼コンセプトが要するサウンドが少年美を感じられる美声の高音域帯のメロディーだが、こういった歌を 1) のような理由で”力強く”消化しなくてはいけない。

この高音部分は私がTXTを見ながら一番大変そうだなって思っていた部分。TXTが音楽番組で一位を取ったときライブで歌を歌っていたのだけど、音を出すのがものすごくしんどそうだった。その動画のコメント欄でとあるファンが、

「プロデューサーは自分勝手に曲を作ってアーティストに音域を合わせろと強要するのではなく、アーティストに合った曲を提供するのが役割だ。」
「歌うの大変なのに、大衆からしてみれば”口パクグループ”っていうイメージばかりがついて、この子達のためになることひとつもない。」

といった意見を述べていた。

いつだかTXTがBTSと同じ日に日本の音楽番組でパフォーマンスを披露した時も「口パクだ!」って叩かれてましたよね。

立って歌うのもしんどい曲なのに、あの激しいダンスをしながらTXTの曲を歌うのは無理があると思っていたし、私もこのコメントに一部同意。

でも私たちがKPOP男性アイドルグループの清涼コンセプトを享受しようとなると、これって必要条件なんだろうなあっていうやむを得ない感情にもなった………。

③清涼コンセプトでは満たしにくい大衆の要求

大衆が求めるパフォーマンスの水準はかなり高まったが、清涼コンセプトでは満たしにくい。 清涼コンセプトでヒット曲を出したボーイズグループが5人以内の少人数か、10人以上の多人数に両極化する傾向がある。少人数の場合はメンバー1人1人のパフォーマンス遂行力を高めた場合で、多人数の場合は全体のフォーメーションを複雑で華やかにして視覚的満足感を与えた場合。
3)の傾向は特に海外で目立つ。KPOPの華やかなパフォーマンスに魅了された海外ファンは老若男女を問わず激しくカリスマのあるパフォーマンスを好み、清涼/清純系パフォーマンスは相対的に自分たちが楽しみづらい退屈な歌だと感じる傾向がある。アイドル文化を長い間楽しんできた日本の場合、他の地域に比べて清涼/清純系コンセプトに対する需要は無いことはないが、やはり「K-POP」というジャンル全般のイメージに対する期待があるので韓国と似た雰囲気である。

確かにATEEZEとかスキズとかって海外人気が圧倒的って話聞きますもんね……

そしてやはり、清涼コンセプトの音楽って退屈な歌に結びついてしまうんだな……

前回”心地の良い退屈さがあるTXTの音楽”っていうタイトルで記事を書いてみたけど、あえてKPOPという音楽ジャンルを消費するのに退屈さを求める人が多くないのも納得。(私は好きだけど!!私は大歓迎だけど!!

前回の記事で触れた”曲に余白のあるTXTのパフォーマンスに物足りなさを感じるか?”の部分ですが、私個人としては、「少人数の場合はメンバー1人1人のパフォーマンス遂行力を高めた場合で、多人数の場合は全体のフォーメーションを複雑で華やかにして視覚的満足感を与えた場合。」この両方の基準をクリアしていると思っているので、視覚的要素に対しての物足りなさは感じません。

忙しなく動くフォーメーションと、サビの揃ったジャンプは特に大きい要素だと思っている。(私の基準ではね!

④コスパの悪い清涼コンセプト

やはり大衆の高まった見識と基準が理由なのだが、清涼コンセプトをしっかりと演出してプロモーションするのに費用がかかる一方、その費用に比べて十分にインパクトある強烈な印象を残すことは難しい。 コスパの悪いコンセプトとも言える。

泣いたね………コスパの悪いコンセプト………清涼コンセプト大好きオタクはこれを見て泣くことしかできない。

それでもお金のある事務所はコスパが悪かろうと清涼コンセプトをやる余裕はあると思うけど、中堅事務所になってくるともっと清涼コンセプトをやりづらくなるのかな?中堅事務所に詳しくないのでなんとも言えませんが。

まとめ

結局清涼コンセプトが少ない理由ってのは率直に言うと”売れないから”であって、清涼コンセプトをやってくれるグループって本当に貴重なんだなと再認識。

上でも述べたように、清涼コンセプトで売れているグループはもちろんあるけど、その条件をクリアするのが難しいコスパの悪いコンセプトだということ。

TXTも成長ストーリーになっているからこれからどんなコンセプトを展開していくのかわからないけど、とりあえずデビューから現在まで、大変であっただろう清涼コンセプトを消化し続けて頑張ってきてくれたことを褒めたい……そしてこれからその努力が実となりますように……

皆さんの推しも清涼コンセプトを消化しているのであれば凄いことです....推しを褒めましょう........

いつも締めが下手でごめんなさい。

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