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Web業界初心者が取るべき資格3選  +番外編(おまけ)

Web 業界1年目の新入社員(特にディレクター職)が
1年目に取るべきおすすめの資格を紹介します。
・Web 業界に興味はあるが何から勉強してよいかわからない
・WEB業界に未経験で入ったがどんな資格を取ってよいかわからない
という人に参考になる記事になっています!

取るべき資格3選

1.ITパスポート



 1-1.概要


ITパスポート試験は、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
社会人は勿論IT業界で働いてみたいと考えている学生の方にもおすすめです。

試験の概要

試験形式:CBT形式
試験時間:120分
合格基準:以下の2つの条件を満たすこと
①全体で60%以上正解する。
②各分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)で30%以上に正解する。

試験はほぼ毎日行っており、試験会場も全国にあるので気軽に受験することが可能です。

 1-2.勉強方法


ITパスポート試験はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つ分野を勉強する必要があります。

各分野に対して簡単に説明すると↓

・ストラテジ系は企業活動や法務、経営戦略、システム戦略などに関する問題。
・マネジメント系は開発技術やプロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなどに関する問題。
・テクノロジ系は基礎理論、コンピュータシステム、技術要素などに関する問題。

3つの分野の出題範囲からITパスポートは、テクノロジ以外の問題が多く出題されています。そのため、ITという言葉を見ると拒否反応が出てしまう方も安心して受験することができます。

では個人的におすすめの勉強方法について説明します。

ITに対して知識が全くない人はテキストの購入をおすすめします。
ストラテジ系、マネジメント系は基本的に暗記になるので知識がないと問題の意味が、まず理解できないので基礎知識を入れましょう(体験談)

ITに対して少し知識がある方はテキストを購入しなくても大丈夫です。

共通して言えることは、とにかく過去問をやってください。
最近は同じ問題が出ることはあまりないようですが、似たような問題が出ます。
おすすめのサイトは「ITパスポート試験ドットコム」です。

また注意してほしいのがシラバスです。
シラバスはテキストには載ってない出題範囲です。公式サイトに載っていますので必ず確認してください。2問ぐらいは出ると思います。

 1-3.どういう業務に活かせるか


ある程度のIT内容がわかるようになるので、流れや全体像が見えやすくなります。

2.マーケティング・ビジネス実務検定C級


2-1.概要

マーケティング業務に関わる方が、
身に着けておきたい基礎的な知識を習得できる資格となっています。

 Webマーケティングというよりは、
卸売業や小売業に近い内容となっています。

問題内容は、マーケティングの一般的なフレームワーク選択式問題や、
事例を元にした語群からの穴埋め問題が中心です。

試験時間は合わせて2時間程度ですが、
勉強していれば30分程度で完答できます。

 合格基準点は合計点の80%と定められていますが、
不安にならなくても大丈夫です。(詳細は2-2で)

リモート受験が可能ですが、開催日程は1年に数回しかないため、
申込期限などには注意が必要です。

また仮に不合格となっても、再度別日程で受験できます。

2-2.勉強方法

結論から言うと、公式テキストの過去問と試験問題がほぼ一緒でした。

公式テキスト「マーケティング・ビジネス実務検定ベーシック版テキスト」
を購入して過去問を前日に勉強すれば、合格できます。

筆者は、公式テキストの内容を2日ほど熟読しました。

その後、 同書内の過去問を解けば、
だいたい7割5分くらいは解けるようになりました。
 
合格基準点に少し届いていなかったため、間違えた問題の復習などを
していました。

2-3.どういう業務に活かせるか

Webマーケティングにおいても重要な、
市場分析やターゲティングの基礎を学ぶことができます。

要件定義段階でコンテンツ内容をすり合わせや
改善をする際に役立つと思います。

3.統計検定3級



3‐1.概要

統計検定は、一般社団法人である統計質保証推進協会が実施している検定で、統計に関する知識や活用力を強化する検定試験です。

統計検定3級は高校レベルの数学知識の統計内容が問われます。問題形式は、4~5択の選択肢の中から回答を選ぶ形式で、回答時間は60分です。

合格基準点は65%となっています。CBT方式なのでいつでも受験可能です。

3‐2.勉強方法


参考書は、「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析」と「統計検定3級・4級 公式問題集」を使用しました。

勉強方法としてはまず、「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析」の問題を解きました。分野ごとに問題がついているので、解いてみて正答率が65%に届かない分野を中心に、参考書を読み込み問題を繰り返し解きました。そのあとはひたすら「統計検定3級・4級 公式問題集」の過去問を解き解けなかった箇所は参考書を読んで理解するというのを繰り返しました。

資格試験の種類にもよりますが、統計検定3級のような合格基準点が65%と低めな試験については、すべてを理解するという気持ちで望むより、合格基準点に達するためにすべての分野平均して7割は理解するという気持ちで勉強に臨みましょう。心の負担も軽くなります。

3‐3.どういう業務に生かせるか

正直、この検定を取ったからと言って、統計やデータ系の業務ができるほどのスキルを身に着けることは難しいです。しかし、統計の基礎を学ぶことで、大体これは何パーセント位になるか、AとBは分けて考える事象なのか、AはBに含まれた事象なのかなど、論理的に考える思考力がつくと思うので
新卒1年目で論理的な考え方を身に着けたい人におすすめの資格です。

番外編(おまけ)

4.料理検定3級


 4-1.概要


 料理検定は、料理の知恵や知識を測る検定です。
実技はないので、料理ができなくても取得できます。
試験時間は45分(3級)ですが、余ります。

 4-2.取得方法


公式アプリ内の「学ぶ」の内容を中心に出題されます。問題だけでなく、解説も出題範囲となります。

 4-3.どういう業務に活かせるか


周りに料理ができる人だと思われます。いまのところnoteに書くぐらいしか活用はできていません。

5.児童指導員


5-1.概要

児童指導員とは、児童福祉施設などで保護者の代わりに、
障害を持つ子どもたちの心身の成長やその自立を支援する職種や
その任用資格を指します。

児童福祉施設では、児童発達支援管理責任者のもとで
作成される個別支援計画や、事業所のカリキュラムに基づいた支援を
行うため、ある程度の専門性が求められます。

ペーパーテストはなく、一定の条件を満たしていれば児童指導員の資格を取得できます。(公立の施設で働く場合は試験があります)

資格取得の条件が気になる方はこちらを参照して下さい。

5-2.取得方法

筆者は、「放課後等デイサービス」と呼ばれる業種の事業所で、
約3年間アルバイトとして働いたことで取得しました。

この方法で取得する場合の条件は、
以下の条件をクリアする必要があります。

● 高校または短期大学を卒業している
● 児童福祉法に基づく事業で2年以上かつ360日以上の実務経験を積むこと 

上記の条件下で、
高校や短期大学の卒業証明書と事業所が発行する実務経験証明書を用意し、管轄の自治体に認可される必要があります。

また、児童指導員は任用資格のため、児童指導員を配置する事業所に所属している間だけ「児童指導員」を名乗ることができます。

5-3.どういう業務に活かせるか


まず、定性的な分析力が身に付くと考えられます。

児童支援では、日々の子どもたちの行動を観察・分析して、
定期的に個別支援計画と照らし合わせ、
今後の方針をなどを立てる必要があります。

子どもたちの目立った行動を報告することや、
その改善案などの意見を求められるため、定性的な分析力が必要です。

 加えて、リスク回避の思考も身につくと考えます。
 
「支援」という業務では、子どもたちのケガや事故を防ぐことも重要です。

事前にケガや事故を防ぐ手を考え、
また突発的なトラブルに迅速な判断をします。

適切な対応がとれなかった場合、子どもたちの命が失われる危険もあるため、緊張感のあるお仕事です。

まとめ

気になる資格はあったでしょうか。資格を取ったからと言ってすぐに実務に生かせるわけではありませんが、その分野について学ぶきっかけ作りや、未経験の世界へ足を踏み入れる敷居を少し下げるきっかけになると思います!
今回紹介した資格はどれも、新卒1年目が実際に取ってみて良かったと思っているものなので、Web 業界興味あるひと、同じくWeb 業界1年目の方はぜひ勉強してみてください。




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