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アンガーマネジメントについて

〇アンガーマネジメントとは?

イライラや怒りといった感情を
コントロールすること
衝動的な言動や行動を抑制し
適切な問題解決やコミュニケーションに
つなげるための手法のこと

周りの人やモノのせいにしたり
八つ当たりをして相手や自分自身に
ストレスを生じさせてしまうこともある

〇人が怒る仕組み

・第一次感情
不安、恐怖、争い、疲れた、悲しい
淋しい、ストレスがあることなど
―ネガティブな側面からの感情

・第二次感情
第一次感情が溜まり続けると
許容範囲を超えてしまう
→この時に現れるのが[怒り]
→何かの理由(第一次感情)が
 なければ発生しにくいもの
→怒りの感情をもつことも
 決して悪いことではない

〇怒りの感情の種類

以下の4つにあてはまる怒りは
うまく感情表現できないことが要因
① 持続性ある怒り
過去の怒りを引きずってしまったり
何度も思い出したりする怒り
→既に終わったことなのに
自分を何度も苦しめる怒り

② 強度が高い怒り
怒りがあからさまだったり
表現が激しくなってしまう怒り
怒り出すと歯止めが効かないような
怒りもこれ

③ 頻度が高い怒り
日頃のちょっとしたことに
過敏に反応して頻繁に出る怒り
頻度が高いほど、イライラなどの
不快感を抱える時間が多い
 
④ 攻撃性がある怒り
相手やものに怒りが向かい、
投げたり蹴飛ばしたりする傾向がある怒り
良好な人間関係が築きにくくなる

〇アンガーマネジメントの必要性

[怒りの感情は良くない]という考えが
前提にあると、怒りを抑圧するだけになる
 ↓
本当に大切なことは
第一次感情に気づくこと
これらを認識しないままだと
怒りとして湧き上がる
―アンガーマネジメントは、ある意味
本当の自分の感情に気づくことに役立つ

怒りの感情は、人によって
表現の仕方の度合いも変わってくる

(違いが生じる要因)
・日頃の感情の習慣
・日頃の反応の習慣
・日頃の心理習慣(思い込み)
・その日の体調や心理
・その時のストレスの度合い

怒りからの衝動は、ほんの数秒間の
一時的なものだと言われている
→その数秒間だけでも
コントロールする術を学べば
公開したり、最悪の事態を
招いたりすることは避けられる

〇怒ることのデメリット

・怒りを感じる時の体内の
 生理的反応が健康に悪影響を及ぼす
・本人や周りの心的ストレスが蓄積される
・職場環境や人間関係が悪化する
・コミュニケーションが
 スムーズにいかず、生産性が低下する
・モノを壊すという物的損失

〇アンガーマネジメントの損失

・怒りを感じる頻度が低くなり
 それによるストレスがなくなる
・感情を素直に表に出せるようになる
・言葉での意思伝達がスムーズになる
・モチベーションが向上する
・違いの存在に寛容になり、
 自分の柔軟性や視野が広がる
・教育や指導でも役に立てられる
・仕事の生産性が上がる

〇怒りのタイプ

※日本アンガーマネジメント協会が
公表する「アンガーマネジメント診断」より

・公明正大
正義感が強く、ルールや道徳に
外れたことを見聞きすると怒りを
感じやすい傾向がある人
―権利の有無に関わらず、
人をジャッジしようとしたり
曲がったことが許されなかったり
常に正そうとしたりして
介入しすぎるところがある

・博学多才
向上心があるが、完璧主義な点があり
物事を白黒で片づけたいタイプ
―自分にも周りにも
厳しくなってしまう傾向
優柔不断の人、適当に考えたり
行動したりする人がいると
イライラしてストレスをためやすい

・威風堂々
自尊心がとても高い人で、
いつも周りからどう見られているかを
気にする人
―ネガティブな評価や扱いを受けると
ストレスや怒りを感じやすい傾向がある
思い通りにならないことがあると
イライラや不満を抱きやすい

・天真爛漫
自分の考えや感情を、素直に
ストレートに表現することが出来る人
 ↓しかし
周りに意思の表示がはっきりできない人
思い通りには行動できない人がいると
イライラする傾向がある
―自立心が強く、自由に動きたい
タイプなので、行動を制限されると
ストレスを感じる

・外柔内剛
外見の柔らかさとは裏腹に
中身はとても頑丈、周りからの
誤解を受けやすいタイプ
―自分の領域に入り込まれると、
ストレスや怒りを感じやすい傾向がある
ー人間関係自体にストレスを感じやすく
自分についても周りの人のことに
ついても固定観念をもちやすい

・用人堅固
とても慎重派で、周りに対する
警戒心が強い人
―自分の領域に入り込まれると
ストレスや怒りを感じやすい傾向がある
―人間関係自体にストレスを
感じやすく、自分についても
周りの人のことについても
固定観念をもちやすい

〇アンガーマネジメントの実践

・衝動 「衝動は6秒間我慢する」
怒りのピークは6秒間だと言われている
―6秒間怒りを抑えることができたら
怒りに任せた衝動的な行動を
抑えることができる

・思考 「不要な~べきを手放す」
怒りは自分が信じている
「こうあるべき」という価値観が
破られた時に生まれる
 ↓
自分の中にどんな「こうすべき」
「こうあるべき」があるか
知っておくことが役に立つ
―イライラしてしまう場面があったら
自分の中の境界線を洗い出してみる

自分の中に「~すべき」が多く
強いほど怒りが生まれやすいので
不要な「べき」は捨てて
「まぁ許せる」という許容範囲が
広がると怒りやイライラが半減する

・行動 「しょうがないことは割り切る」
自分の怒りによって変えられることと
変えられないことがあることを
理解しておくこと
ex.
「せっかくの休みなのになんで
 今日に限って雨なの」と
イライラしていても天気は
変えることができない。

どうにもならないことに対して
イライラしたり、思い悩んだり
することは、不要なストレスを
抱え込むだけ

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