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マンガ『永世乙女の戦い方』の名言から学ぶ一歩を踏み出す勇気

落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?

マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。

今回は2023年11月時点、9巻発行・連載中の作品である『永世乙女の戦い方』(©くずしろ/小学館)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。

『永世乙女の戦い方』は、マインドスポーツや頭脳スポーツと言われる将棋を題材として、幼い頃に将棋を教えてくれた女流棋士界の絶対女王に憧れ、彼女を目指して将棋の世界に入った弱冠17歳の女流棋士の主人公が、彼女を追いかけて将棋の世界を邁進する姿と華麗で残酷な女流将棋界が丁寧に描かれた、将棋のルールを全く知らなくても将棋の魅力に惹き込んでくれる作品です!

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少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

永世乙女の戦い方 名言一覧

始まっちゃえば、平気でしょ。
始まったら、どうせ私たち二人しかいなくなるじゃん。

早乙女 香

将棋指しは、負けると死ぬ。心が死ぬ。大なり小なり。たかだか将棋に負けたくらいで、どうしようもなくなる。とはいえ、本当に死ぬわけにもいかないので、大抵はひたすら逃避して持ち直す。

早乙女 香

だが結局、勝つしかない、安寧を取り戻すためには。
負けた相手に、勝つしかない。

早乙女 香

「棋士」っていうのはですね、奨励会っていうプロ養成機関で勝ち抜いた人だけがなれるんです。しかも年間4人だけ。神様みたいに強い人じゃないとなれません。……ちなみに、歴史上その「棋士」になれた女性は、一人もいません。

早乙女 香

絶対に謝らせてやる。私に対して何か言われるのも、女流嫌うのも個人の自由だ何も思わない。ただ、ただ、あの人を侮辱するのは、死んでも許さない。徹底的に潰す。

早乙女 香

うるさいな。対局中に、うだうだと………。ていうか女流に対しての暴言さぁ…。ずーーーっと言ってるけど、よく聞く文句ばっかなんだけど。それ、誰の言葉?

早乙女 香

崖っぷち。死にそう。だけど、死ななければ、問題ないし。大丈夫。大丈夫。死ななければ、かわしていけば、やっぱり…、問題ない。死にそうでも、死ななければ、勝機は、ある。

早乙女 香

ぼんやりとだけど….…。綺麗な絵が見えたから…。手順は、朧げだったけど、…でも、貴女はきっと間違えないと思ったから。ちゃんとこらえてついていったら、辿りつけるかなって。

早乙女 香

負けた対局は覚えてる。
悔しいから。
自分に腹が立つから。
消化不良だから。
ずっと、自分の体内でくすぶるから。

早乙女 香

楽しかった。強くなったら、もっと強い人とやれるんだ…。夏木先生の言う通り…、楽しむためには、強さが必要。

早乙女 香

だって相手プロだよ。どんな相手だって真剣に指すよ。ただ、負けると色々理由探しちゃうから。特に悔しい一局だと、考えすぎて変なことまで言っちゃうだけで。

早乙女 香

負けた時の方が大事なのに。「この先」勝てるように、負けた原因を自覚するためにも。勝ったとしても「また」、生かすためにも。

早乙女 香

将棋に理論や戦術はあるけど、最終的に、結構感覚の世界だし、言語化しづらいものが沢山あるのはわかる。それに言葉ではっきり伝えてもらったところで、自分で掴まないと意味ない。

早乙女 香

勝つためなら、やりたいこととか理想の流れとか、できない状況にされたなら、壊せばいいんだ。終わった対局なら最適手が見える。他人の対局なら見える。何故か。そこにはもう、感情が介在しないからである。

早乙女 香

感情は人を強くすることもあるが、当然弱くもする。それまでの流れそこに至る思惑その後の展望。こういった棋譜にかける想いは、常に最適手を探す将棋というゲームにおいて、ノイズにもなる。

早乙女 香

自分の対局でも、今みたいにある種他人事みたいに、冷静に見てくれる、視点を持てたら。それが、できたら、どんな嫌な手指されても、怯まない。

早乙女 香

そうですね。でもやっとその二つを両立するには、誰が相手でも、勝ち切れる強さが、大前提だと気づいたので。

早乙女 香

手品みたいに急に「詰んだ」ことだけ直した場合…、なんだろう。数学の問題の答えだけ見た感じ。そこに至るまでの複雑な展開を飛ばして「解」だけを知る。それって理解でも気づきでもない。なんの成果も得られない。感想戦で教えてもらえるかもしれないけど、自分の中から答えを出さないと身につかない。だから、納得ができるまで、指してしまう。

早乙女 香

トップ棋士はね100点か200点しか指さないんです。それを踏まえるとマイナス5点ってよくはないですよね?その負債は積もれば大きな隙になります。仮にそういう安定した指し回しをする人がいても怖がることないですよ。その甘さに、噛みついてやりましょう。

天野 香織

ただ本気でやるなら、早いと嬉しいな…。
…私は、10年以上は待ってあげられない。
10年経ったら、私死んじゃうと思うから。

天野 香織

私のためだけに将棋始めちゃった娘なんですよ。私が教えて、覚えて、女流にまでなった。約束したんですよ、私に追いつくって。……もし本当に追いついて、……二人でタイトル戦なんてやったら、ドラマみたいで素敵じゃないですか…?

天野 香織

さっき師匠が言った手を刺すようなら、もういいかな。私を本気でつかまえたいんなら、ここらへんで殻破ってくれないと。お姉さんもう飽きちゃいそう。

天野 香織

…やだなぁ。ちょっと性格悪いくらいじゃないと、将棋指しなんて、つまらないでしょ。

天野 香織

「男性棋士に勝ちたいか」……?変な質問しますねぇ…。それは勿論勝ちたいですよ?けれどその気持ちは、棋士相手でも女流相手でも変わりません。だってそうでしょう。全力で将棋を指すことが、私の仕事なので。

天野 香織

そう、お仕事。子供の「仕事」は、「遊び」でしょ?今日はどうやって、遊ぼうかなぁ。

天野 香織

困ったなー。こんなギリギリで、いちいち命が懸ってるみたいな局面…だけど。こんな状況でも、生ききってこその、私。

天野 香織

思ってた以上に、攻めがことごとく潰されて。何しても、ダメって、私の人生かと思っちゃう。でもそれを、破ってこそ…、否定してやりたい。

天野 香織

でも…私、身体は悪いけど、幸い思考力はよかったみたいで、将棋やってたら、私の「普通の人」みたいになれるから。

天野 香織

私には他に何もないんだから。
そうだ、将棋くらい。
そう、将棋だけでいいから私が勝つべき。

天野 香織

将棋だけでいいから、私と遊んで。
将棋だけでいいから、私に寄ってきて。
将棋だけでいいから、私に憧れて。
将棋だけ、将棋だけ、将棋だけ、将棋だけでいいから、私を幸せにして。

天野 香織

プロになったら、いろんな人と遊べるってことだから。楽しそうだなーーーって、思います。

天野 香織

楽しいだけじゃない。
でも私は、ずっと楽しくなかったから。
たまに楽しくなくなるくらいなら全然平気。

天野 香織

理不尽ですよね、世の中って。生まれた時から不平等ですよ。だから、将棋に出会えてよかった。将棋は大人でも子供でも、女でも男でも、どんな生い立ちでも、誰でも等しく王を詰ませた者の勝ち。私が体感できる、唯一の平等です。

天野 香織

タイトル獲っちゃうと…つまんない〜。待つだけだもん。できれば全員と指したい。私対全員でいいんだけどな、いっそ。誰でもいいから、さっさと上がっておいで。

天野 香織

ただ漫然と呼吸したって、自分の中の情報は常に更新される。見てきたもの培ってきたものその時の相手、はたまたその時の気分で指し方は変化するものだから。だからこそ将棋は面白いしね。

天野 香織

…だってデビュー戦で負けた相手なんて、私のこと一生忘れられないでしょう。早乙女ちゃん。他人の記憶に残るって素敵なことよ?

角館 塔子

こんなところで指せるなんて、て思いつつ。こんなところで勝っても勝ちにならないって思ってる?心配しなくても大丈夫だよ。私はどんな対局でも、絶対に「勝つ」し。「負け」は、「負け」でしょ?

角館 塔子

盤挟まないとわかんないなんてよくあるでしょ。ある程度お互いの棋風は決まってても、相手やその時のモチベーションによって、指し回し変わるなんてしょっちゅうじゃん。

角館 塔子

しかも子供でアマって、無敵ですから。負けても当たり前という身軽さ。経験不足ゆえの自由さ。何よりなんのしがらみもなく、将棋を遊戯として楽しんでいる純粋さ。ある意味一番恵まれている時期。

角館 塔子

私はっ、負けてもいいなんて思ったことは一度ない。勝ち越せなかったけど、全部負けたわけじゃないし、奨励会辞めようってのは!!このままあそこで闘うのは厳しいってだけで、将棋は辞めない!!女流に転向して、そこで一番強くなってやる。

角館 塔子

…貴女が、私を見下すのも、女流への考え方も勝手だけど、将棋において、負けてもいいなんて思ったことはない。わかったようなこと言わないでもらえる?…私が誰の背中を見て育ってきたと思ってるの。

角館 塔子

貴女の言う「強い」って、悪態ついてマウントとること?それって逆に「弱い」ってことじゃない?

角館 塔子

……上に、行こうとすると、ぶ厚いガラスのようなものに阻まれる。でもそれを打ち破って、その先にいるひとに届きたかったけど、…ああ、そっか。「届く」だけじゃ、だめなんだ。

角館 塔子

穴熊は守りの戦型よ。「守る」ってことは、「耐える」ってことよ。勝ち急いじゃいけない。ブレてもいけない。諦めてもいけない。ただ耐える。好機が、巡ってくるまで。

角館 塔子

惨めに負けるの嫌でしょ……。ウサギがライオンに向かって行くようなもんでしょ?怖くないの?

亜久原 初音

なんで自分より強い奴のこと、そんなポジティブに意識できるんだか。

亜久原 初音

どこの世界にも一定数いる、自分の進む方向に1ミリも疑問を抱かない奴。香は、たぶんそれ。そういう奴は、強い。そういう奴は、私と何が違うんだろ。

亜久原 初音

……将棋やってても、楽しくも嬉しくもないし。負けたら眠れないくらい悔しいし、勝っても少しホッとするだけ。将棋は圧倒的にコスパが悪い。

亜久原 初音

別にもう、勝っても負けても、どっちでもいいけど、舐められっぱなしで終わるのは、嫌だから。

亜久原 初音

考えてもないうちからよく言う。
違う。そういうのは、「思考停止」って言うんだよ。

亜久原 初音

粘ったって、負けたら同じじゃん…。
舐められたくないのも本当。
もう負けそうだから投了したいのも本当。
負けてもいいしっていうのも、負けたくないのも本当。

亜久原 初音

羨ましい。…そうなりたかった。…なんでもすぐ諦めて逃げてきたんだから、なれなくて当然か…。……ならせめて、理想は遠いけど、せめて、一歩でも近づけるように。最後の最後まで粘ってやる。

亜久原 初音

相手が知らない自分を引き出してくれたりもする。同じ対話は二度とできない。たとえ同じ相手でも。その時その瞬間を共有した、二人だけの時間。将棋の醍醐味はそこです。

亜久原 初音

女流と一緒にすんな。こんな奴らには死んでも負けねぇ。特にオマエみたいな、奨励会に片足すら突っ込まず初手から女流行くような、根っからの負け犬には。

須賀田 空

素人に媚び売るのだけは上手いよなぁ。いいよなぁ楽で。女流は。

須賀田 空

いーじゃん、適当に指せよ。女流は弱くても許されるんだから。降級したって何も思わないんだろ?将棋ダメでも結婚すりゃ人生どーとでもなる。でもな、こっちは、男はな、将棋がダメなら、人生丸ごとダメになるんだよ。

須賀田 空

崩す崩さないじゃねぇ。その隅に隠れてる玉、力ずくで、引きずり出してやる。

須賀田 空

一丁前に悔しそうな顔する意味がわかんねぇ。お前さぁ、元奨だろ?とっくに死んでる奴が、今更何を。負けてもなんの問題もないだろ。女流なんて。

須賀田 空

奨励会は、ナメてない。
レベルが違う。負けることもある。
…けど女流は、その次元じゃない。

須賀田 空

強くなるには結局自分でガンバるしかないから、お願いとかオマモリはいーや。

アナスタシア

感想戦で言われたの。「外国人で子供で、ここまで指せるなんて思わなかった」って。インタビューでも外国人なのになんで将棋始めたのとか、そんなんばっかで。りふじん。

アナスタシア

なんで大人ってそんな考えるんだろーなーー。私はずっと考えるのいやだな…。考えてると、ぐるぐるして、真っ暗になる。長考に好手なし、って言葉もあるしーー、パッと思いついたらガッとやった方がいいもんね。

アナスタシア

大事なのは大事な時に、逃げないで攻められたこと。

アナスタシア

別にすごくはないですよ。難しそうに見えるものでも、きちんと仕組みを理解したら、大抵攻略できるものですから。

夏木 小百合

これは遊びですよ。
ならば本気でやらないと。
将棋もそうでしょう。

夏木 小百合

よく「本気で楽しむには強さが必要」などと言いますが、本当にその通りです。勉強し練習し、沢山の辛酸を舐めてでも、たとえ相手がどれだけ強くとも、「それでも最後は私が勝つ」。楽しい遊びとはそういうものです。

夏木 小百合

人生わからないものだな。昔は…、本気で思っていたんだけど。幸せになったら…、弱くなるって。バカバカしい…。そんなことあるわけないのに。

夏木 小百合

将棋に限った話ではない。スポーツでも勉強でも、いわゆる普通の仕事でも、どこでもなんでも、苦しんだ分だけ上に行けるならそんな楽なことはない。

夏木 小百合

自分のやりたい局面と違ってしまったら、私は千日手を選びます。特に大事な対局指したかった相手なら尚更。漫然と指すことほど虚無なことはない。時間がかかろうと後手番になろうと、千日手にした方が有意義なこともあります。

夏木 小百合

あぁ…腹立たしい。あの時と同じ。この、嫉妬にも似た、怒りは、…今の、私の強さは、奨励会の経験も、女流に転向したことも、休場したことも、全部あったからこその強さだ。

夏木 小百合

後悔はない…。…ただ。もしも、もしも、もしも。この子たちと、同じ時代を過ごせたら。……いや、勝負ごとで、もしもを出すのは禁じ手だ。

夏木 小百合

見えない敵と戦うのをやめたんですよ。奨励会にいた時は、雑念ばっかだったから。女だから舐められるとか、男に負けたくないとか。しょうもない、将棋と関係ない雑念。女流になるって決めたら、そういう呪いが解けた。それだけ。

夏木 小百合

序盤で既に、今までのどのタイトル戦よりも、のしかかってくる、圧。あの日とは、比べ物にならない力で、叩き潰す。

夏木 小百合

「老い」を哀しく思うのは人生の選択肢が減るからだ。無限にあったはずの選択肢が、「死」の一点を残すのみとなっていく。選ぶ選ばないではない。どうあがいてもそこ行く。だけど、将棋は別でしょ?

夏木 小百合

師匠なんてただの名前貸しだよ。教えられるほど将棋を極めてるわけでない。挫折して落ちていった子も山ほど見てきた。そんな弟子の人生に責任も持てない。僕はそういう人間だから。

四条

君が将棋で不幸になっても、僕は何もしてあげられない。それでも僕が師匠でいいかな?助けられないよ。盤上と一緒。

四条

久しぶりだこの感覚。どうだ参ったろう。という、自信。と、どうやって応えてくれるかなという期待。の共存。君は「ここまで」かい?

四条

毎局死ぬ気で命がけで指せたら、それは強いだろう理想だろう。ただ普通もたない。プロのやり方でもない。ただ、そんな奴と直面すると、引け目を感じる。「勝てない」と、思ってしまう。一瞬でもそう思ったら、大体、その段階で負けている。

四条

頭がいいからまぁまぁの手はすぐ思いつくんだよね。でもそこを堪えて、もっと考え抜いて、さらに上。美しい手を見つけなさい。

四条

プロや奨励会の将棋を、武道だとしたら、アマ将棋は、ストリートファイトだ。全身に電流が流れた思いだった。奨励会員の時に抱えてたプライドも、プロが持つ美学もら今の自分にはないのだから。

津雲 嵐

大学将棋もアマではあるけど、まだ甘い。本当のアマの将棋は、趣味というには人生を捧げすぎ。…だがプロになるほど才がなかった。廃人の坩堝だよ。闇の深さが違う。

津雲 嵐

「負けました」で、終わるのか………。
こんな切ない戦いがあるのか。

支倉

…将棋、なんかすごい若い棋士の子が出たとかで、最近流行ってるみたいですけど、そんなに、面白いですかね……。歴史あるボードゲームなのはわかりますけど、盤面挟んで何時間もにらめっこするような。少なくとも、女子がハマるなんて考えられないなぁ。

支倉

どっちが勝ってるの?どっちが負けてるの?ルールも知らないんだから……、何もわかんないよ…。あの子の打ち方、すごく綺麗だな…。かっこいい。

支倉

例えば今俺の玉は逃げる。それは今、逃げた方が勝ちに繋がるかだ。負けるために玉が退くことは、絶対ない。勝ちは「希望」と言い換えてもいい。自分の希望を通すためなら、逃げるのもアリってだけだ。つまり逃げた分チャンスがきたら、しっかり攻めないとな。

アナスタシアの祖父

人生において、何かに狂えるのはそうないからな。そういうものに、一生懸命出会えないまま死ぬ奴だっているんだ。どうせなら徹底的に狂っておけ。

学校の先生

いかがだったでしょうか?

お気に入りの名言は見つかりましたか?

僕自身、中学から大学まで打ち込んだ陸上競技や社会人となってから大学院進学を目指して勉強し直したこと、仕事でどれだけ頑張っても評価されない(もしかしら自己満なのかもしれない)ことなど、過去を振り返っても、現在進行形でも、常に打ちのめされているような気がします。

この作品に出会ったとき、ベテラン棋士の夏木が語った『将棋に限った話ではない。スポーツでも勉強でも、いわゆる普通の仕事でも、どこでもなんでも、苦しんだ分だけ上に行けるならそんな楽なことはない。』という言葉が深く胸に刺さり、何かに打ち込んでも評価されない経験は努力が足りないとか、自分にはまだやれることが残されているんじゃないかとか、それこそまだ「詰んだ状況」ではなく「打開策がある状況」なんじゃないか?と考えさせれました。

学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『永世乙女の戦い方』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?

圧倒的な実力と才能を持ちながらも難病を患っている最強女王の香織や香織に挑んでいく香をはじめとする女流棋士やプロ、奨励会員、元奨など、女流を取り巻く将棋界のリアルな現状と「女流」なんて関係なく「将棋」が好きという気持ちで常に新たな一歩を踏み出している女流たち登場人物のもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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