見出し画像

【ICTツール導入】松山校区自治会と地元企業の協働による「デンタツくん」導入プロジェクト その1

2023年ごろ、愛知県豊橋市の松山校区自治会から、地元企業と協働してスマートフォンアプリの導入を進めたいとの相談があり、我々DCDは本研究の趣旨に沿ってこのプロジェクトに取り組むことになりました。

松山校区は、自治会長の強力なリーダーシップにより高い自治会加入率を維持しています。しかし、他の自治会と同様に、役員の高齢化、担い手不足、若者の活動参加率の低下といった課題を抱えています。これらの課題に対処するため、自動車電装部品修理会社が開発した電子回覧板機能を持つスマートフォンアプリ「デンタツくん」の導入を進めています。

「デンタツくん」は、東三河地域の小学校で連絡総合アプリとして導入が進んでおり、この成功事例を自治会の課題解決に応用できないかということで、松山校区での導入が決定しました。自治会への導入は松山校区が初めてであり、住民からの要望を反映しながら機能を改良していく計画です。

DCDは、自治会長や開発企業と共に、導入プロセスの詳細を検討してきました。5月16日に開催された松山校区自治会町自治会長・各種団体長会合では、町自治会長および各種団体長が試験的にアプリを導入し、DCDのメンバーである学生とともにサポートを行いました(図1、図2)。また、7月29日に開催されたまちなかフェスティバルでは、開発企業と共にブースを設置し、イベントに参加した住民にアプリの説明と周知を行い、導入に関する意向についてヒアリング調査を実施しました(図3)。

さらに、8月7日に開催された「豊橋市まちなか未来会議」主催の「未来セッション」では、松山校区の取り組みを行政関係者、自治会関係者、市民に紹介し、今後の地域自治とデジタルツールの活用について議論を行いました。

DCDは今後も松山校区自治会と緊密に連携しながら、地域の課題解決に向けた取り組みを推進していきます。我々の目指すところは、デジタル技術を駆使して地域社会の発展に寄与することであり、そのための具体的な一歩として「デンタツくん」の導入プロジェクトを進めて参ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?