妄想力で生きてる

私の趣味は妄想？

疑問に思ったことの答えを探すのが大好きだ
宝物探しの冒険旅行をしているように楽しい
謎が深ければ深いほど楽しい
始めると眠るのがもったいなくなる
考え疲れるまで考えて、倒れるように眠る

きっと発明家に似た性格をしているのだろう
でも、やっていることはそんな高尚なことではない
子供の「なぜ？」と変わらない

考えている時間が最高に楽しい
若いときから考えている時間が欲しかった
考える自由な時間が欲しくて一生懸命に働いた
でも駄目だった
自分の資質不足を思い知る

高齢になり、リタイヤした
わずかな年金と慎ましいひとり暮らし
でも、そこで得たものは最高の世界だった

誰にもジャマされず
誰に気遣うこともなく
24時間、いや48時間でも、72時間でも自由に考えられる

そうだよ　こんな暮らしを望んでいた
やっと見つけた最高の暮らしだった
自由に考え、いつまでも悩み、そして楽しむ
妄想の世界では何もいらない
目をつむると、そこに全てがある

知識が足りなくて泥縄勉強をした
大学へも行けば良かったと後悔した
若い頃は義務教育でさえムダだと思っていた
自分の愚かさだったと知った

しかし、ChatGPTと出合った
世界の知識が自由に使える
どんなにしつこい質問にも答えてくれる
足りなかった知識を得た

私の妄想は復活した
知識と時間が自由に使える
おまけにインターネットで自由に発表できる
編集者を説得する必要もない

まさに天国だ

私の妄想研究は疑問の追求からはじまる
現在という結果から原因を探す
妄想ストーリーができあがる

正しいのかと確認したくて調べる
仮説を裏付ける情報を見つけてほくそ笑む
仮説が間違いだと納得できるとやっと開放される
疑問が解決されてほっとする

そして、また新しい「なぜ？」を探す
というか、目の前に現れてくる
楽しいながらも、ちょっと苦痛だ

こんなしょうもない人生だが、抜けられそうにもない

しかし、さすがに肉体も蝕まれてきた
糖尿病、癌の疑い、前立腺に足腰の衰弱
とうとう片眼も失い、残りの眼も白内障進行中

でも嬉しいことに、心だけは蝕まれていない
人生の時間切れは迫っている
いま自由を制約するのは寿命だけだ
でも、それはあまり気にならない

いまの興味は「人間の存在理由」だ
子供の頃、夜空を見上げて問いかけた
「なぜ、オレはここにいる？」
忘れることなく、この問いかけは続いている

量子力学が見えない世界へのチャレンジがはじまった
ワクワクする
中心に見えない小さな点のある大きな透明ボールがたくさん集まっただけの人間
「なぜ？なんで？どうして？」
この透明ボールが集まって無限の宇宙だ
しかも、それで宇宙の5％でしかない

笑いが止まらない位に「なぜ？」がある
こんな楽しいことって他にある？

だからどんなゲームも興味なし
娯楽も楽しみも興味なし
一般社会には興味なし
ひとりぼっちだけれど
私の心は宇宙にある

だれが妄想という楽しみを創ったのだろうか？

宇宙創造・・・これ以上のものを知らない

これを追求できる妄想力に感謝する