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コロナに立ち向かう企業の面白い取組み

日本政策金融公庫が、コロナ禍でも頑張る中小企業・小規模事業者及び農林水産事業者を応援するため、コロナ禍に立ち向かう事業者の取組みを紹介していました。

読んでいて参考になることも多く、事業拡大や新商品・サービス等のヒントになればと思い記事にしています。

kehg @idhgpし

カテゴリ分けも分かりやすく、「想い×連携」、「サービス×非接触」、「技術×アイデア」、「既存事業×新分野」、「選択×積極投資」に分けられ、それぞれ数社の事例が紹介されています。

こちらの記事の中から、「想い×連携」「既存事業×新分野」「技術×アイデア」の面白い取組み3社をご紹介します。

①[想い×連携]商品廃棄削減のため、ライバルメーカー同士が手を取り合い、「菓子詰め合わせ販売」:京西陣菓匠宗禅有限会社(京都府京都市):菓子製造販売

外出自粛による土産等の菓子需要が減少し、多くの菓子メーカーが大量の在庫を抱え、苦しんでいる状況を目の当たりにして、「菓子製造メーカー救援プロジェクト」を実施しました。
ライバルメーカーの菓子をこちらの会社で買い取り、福袋として定価の半値以下で販売したところ、京都を含め9都道府県の21社が参加し、全9回で累計10,300セットが完売したこの取組みは、メディアでも取上げられ、参加企業の認知度向上にも繋がっています。


②[既存事業×新分野]コロナ禍で過ごす日々にバラの香りで癒しを届ける。廃棄危機にあったバラを活用した新商品を開発:ROSE LABO株式会社(埼玉県深谷市):食用バラの生産・加工販売

無農薬の食用バラを栽培し、飲食店向け販売や加工食品、化粧品の販売等を行っている六次産業農家のこちらでは、飲食店向け販売が落ち込む中、大量のバラが出荷停止となり、愛情を込めて栽培したバラを廃棄することに心を痛めていました。
コロナ禍での感染予防意識の高まりを受け、世の中に役立てる方法はないかと、バラを活用し手指の消毒にも使用できる多機能マスクスプレー「ローズバリアスプレー」を開発したところ、バラの香りと配合成分にこだわった「天然由来成分100%」というところが受けて、人気となっています。

③[技術×アイデア]
水道がない所でも手洗いが可能に。排水の98%を再利用できる水循環技術を活用した手洗い機を開発:WOTA株式会社(東京都豊島区):水循環再生システム製造

【一度使った水の98%を再利用可能】
これまでにも、上下水道が使えない災害時等でもシャワーを浴びられる製品を提供してきたこちらでは、コロナ禍で手洗いの重要性が高まる中での、「入店前に手を洗えないか」という相談に応えるため、電源さえあれば、水道不要でどこにでも設置できる水循環型手洗いスタンド「WOSH」(スマートフォン除菌機能搭載)を開発しています。
入店前の手洗いを可能にし、来店者に安心を提供できるとことから、小売店や商業施設等での導入が進んでいます。

ポイント・共通点

その他の取組みでも、ピンチをチャンスに変え、地域や他社、異業種などと連携することで、新たなニーズに応える事業が立ち上がり、地域や地元を盛り上げて認知度向上に貢献したり、廃棄ロスを無くしたり、捨てていたものの再利用などSDGsな取組みが多くありました。
また、人と人・企業と企業などの、無駄や手間を省く効率化オンラインの活用などの新しい生活様式に沿った事業も多くありました。

自分自身でも、こういった新しい事への挑戦を何かしらの形で応援していきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
読んでいただいた方の、何かのヒントにになれば幸いです。


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