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2020/12/07-12/13 dB日誌

12月7日(月)

晴れ

7:00起床。支度を済ませ、オンラインの授業を受ける。
基礎教養ばかりであるが、自分の専攻外の勉強はなかなかしないので、ありがたい。(でも、やりたいのは今じゃない!(汗)1年生の時にちゃんと履修しておきべきだった!(涙))と思いつつ、卒業できるように渋々受ける。2-3年生の時よりも多く受けている気がする。自業自得の意味を身をもって知る、大学4年生の冬(涙)。でも、この授業が終わったら、私は学部の授業を受けることもないのだなと思うと少し寂しくなる。

12:10に授業が終わり、昼食をとって、夕方からdbメンバーでウェブサイトリニューアルの打ち合わせがあったので、新長田に向かう。10 月ごろから今まで進めてきたことを、メンバーに共有する。打ち合わせでは、どんなウェブサイトが良いのかを約4時間たっぷり話した。トップページのイメージや、何を載せるべきか、改めて話し合うと、今まで決めていたことがひっくり返る(笑)それは、もう、ひっくり返る!(笑)でも、みんながdbのウェブサイトをどう考えているのか、改めて共有できる場になったので、意味のある時間になったと思う。どんなウェブサイトになるのか、より一層楽しみになった。

写真は、玲奈さんが買ってきてくださった(ありがとうございます!)、一貫楼の肉まん。肉饅が美味しい季節。冬本番ですね。(髙木)

[コロナ対応]換気、手洗いうがい、打ち合わせ中のマスク着用

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12月8日(火)

天気..晴れ
12月6日(日)から2泊3日の予定で関西に来ている。今日が滞在最終日。昨夜は六甲アイランドのホテルプラザ神戸に宿泊した。人工島フェチなので、隙を見つけては日本各地の人工島に行っているが、六甲アイランドは中でも一等素敵な島だ。80年代の人々が描いた未来が「これでもか!」というほど詰まっている感じがたまらない。

ホテルをチェックアウトし、三宮の旧そごうに立ち寄り、和馬さんの結婚祝いの品を買う。新長田へ移動し、万歳湯近くの平壌冷麺で和馬さんと吉田さんとランチ。和馬さんは結婚、吉田さんは神戸長田文化賞受賞の祝い。長野ではほとんど焼肉を食べないので、焼肉は関西の味という感じ。

13:00頃、dbへ。最後にdbに来たのが今年の2月5日(水)なので、ちょうど10ヵ月ぶり。コロナ禍の前のことが随分昔に感じる。文さんと横堀さんとお茶をしながら近況報告。相変わらずdbには沢山の人がひっきりなしにやってくる。アヤカさんから「フリーウェイ・ダンス」で使った半纏をお返し頂いた。玲奈さんにもお会いして、来年長野で一緒に行う仕事の打ち合わせを少しした。大谷さんも自宅で寝ていたところを会いにきてくださった。

16:00にcreative unit DORの新事務所へ。岩本さんにお会いする。岩本さんが16:15に出て行ってしまうとのことだったので、軽く立ち話しただけだったけど、お会いできてよかった。

17:30に中津へ。梅芸勤務時代の取引先の人とお会いする。その人も今は勤めていたプレイガイドを辞め、来年1月から日本芸術文化振興会へ就職するとのこと。

22:25発の夜行バスで一路長野。帰りの車中、横堀さん激押しの「チャオチャオ!水上人形劇!」の配信動画(2回目、3回目)を見る。文さんにお土産でいただいたバインミーを食べたくなってきたが車中なのでぐっと我慢。お腹をすかせたまま眠りについた。(藤澤智徳)

[コロナ対応]飛沫対策のため声を使わない録音のワークを実施中

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12月9日(水)

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(新家)

12月10日(木)

健康的な時間に家を出る。

12月も半ばに差し掛かる中
電車には半袖の男の子がいた。

六甲・長峰中学校でのワークも2周目になった。
今回は飛沫対策などもあったため
録音機材を一式持ち込み身の回りの音をみんなで集めるワークを実施中。
本日は後半のクラスの録音日だった。

前回のワークからひとつ進めてグループに分かれて音を鳴らしてみる。
抽象的な取り組みの中にいくつかルールを定めていくと
それぞれリズムめいたものが徐々に立ち上がってきた。

録音はマイク一本の一発勝負で敢行。
全体の時間配分と僕の荷物のキャパシティからくる即席の形だったが
図らずもレコーディング特有の緊張感が生まれていて結果オーライだった。
1回のことに真剣に臨む間合いとかそれを見守る側の息遣いまでまるっと封じ込められた気がする。

チャイムがちょっと入っちゃったけど(無念!)
無事に全てのクラスを録り終わった。

体育館から校舎まで戻る坂道からは神戸の海が綺麗に望めるのでとりあえず毎回写真に収めている。
(スマホの画角では上手く撮り切れないのが惜しい)

控え室で先生方との軽い振り返りの後
皆次の現場へ散り散りになっていった。

コロナ以降対面の諸々はさっと終えましょうかという雰囲気になったが
そのテンポは個人的にしっくりきていたりする。
帰りのホームで来年のことをなんとなく考え始める。
(ぶつぐ(大畑省吾) /音楽家)

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12月11日(金)

晴れ、洗濯は1回。

朝は文さん家で企画ミーティング。来年2月の企画について、現在の新型コロナウィルスの感染状況を鑑みて、内容を全て見直す。
延期や中止などの判断を出来る限りしないで済むよう、状況が悪化しても実現できる方法を考える。となると、やはりオンラインが固くなる。私はコロナ禍になってから温めてきた企画があるので、それを入れたいなぁと話す。さて、実現できるか!?

ミーティング終わりで、元町駅から徒歩5分のベトナム雑貨屋さん「クイニョン」へ。早く「チャオチャオ!ベトナム水上人形劇!」のチラシを持って行きたかったのだけど、今日になった。チラシ持参ついで!?、(もしくはこちらが本命か)ライスペーパーをセットする台や、バッチャン焼きの湯のみ、手作り刺繍の可愛い布マスクを買う。家でお茶を飲む時間、マスクをつけることが楽しくなるようにしたかった。

その後、急いで保育園へお迎えにいき、夕食つくって、事務所へ戻る。

中間アヤカの「フリーウェイ・ダンス」関連のミーティングが2本。海外の方とのミーティング、とても久々に英語を聞いて話す。再演不可能と思った作品を、どう再演可能なものにしていくのか、その対話はとても大事な過程である。ミーティングの途中で、舞鶴でWSのファシリテーターをしていたさっちが戻ってくる。今週は連続5日間、小中学校でワークショップ。闘い抜いた顔つきだった。(横堀)

[コロナ対応]朝事務所入りしたら、念入りに消毒。ドアノブ、机など。換気、マスク着用は厳守になっている。

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12月12日(土)

だんだんと冷え込み始め、古い我が家の1階は冷蔵庫のようになる。

13:30からオンラインで「触覚を探求するワークショップ&トーク」を拝聴。触覚とアートとが中心で、前半はワークショップ、後半はトークの構成。ワークショップのなかで、自分の名刺を、身の回りにあるものに立体的に張り付けたりしながらつくる。というのが面白かった。
目の見えない人にとって、手指や足裏から伝わる感覚は、おおきな情報源になる。

夜は「チャオチャオ!ベトナム水上人形劇!」の4回目。
毎回、長田のどこかの家から番組は始まる。今回は角野邸。簡単な場所の紹介があってもいいかも。

さて毎回、水上人形劇のプログラムが上映されるが、今までは農村などの情景描写が多かったが、今回は古典に基づいた物語が織り込まれていた。後半はボートレースで、3艘のボートが勇壮に競い合う迫力満点のものであった。毎回、プログラムの冒頭にMCとしてラッパをもって登場する人形もかわいい。
水が濁っているのは仕掛けを見せないためだろうか。
いつもこの水上人形劇をみているとお正月気分になる。音楽も人形の表情。所作も素朴で、ほっこりするのである。観光以外で、この人形劇が地元で息づいているのは祭りと連動しているのだろう。

後半は長田のベトナム語教室が紹介される。
真陽小学校ホアマイ教室など、5カ所ほど。数年前にAIRでdBに滞在していたティファニー・チェンが真野小学校で、ドンホーというベトナムの木版画のワークショップをしたのを思い出す。その時から比べても、ここ数年ベトナムの人が急速に増えているのが実感できる。日本で生まれてベトナム語や文化を知らない子供たちが、母国の言語や文化を体験し継承していくことは、未来にむけて自身のアイデンティティを形成することにつながる。
また、ベトナム夢KOBEでは、日本生まれではない子ども達が、日本語を学ぶ教室も開かれている。

私たちも水上人形劇を通じて、ベトナムの文化に触れる貴重な体験を、現在している。
私の知っているベトナム語は「シンチャオ」だけ。クォンさんからもう少し教えてもらわなくちゃ。(大谷)

12月13日(日)

今日は、今年最後の「やさしいダンスクラス」開催日。9時すぎ、ナビゲーターの西岡樹里さんと、プロジェクトメンバーでもある藤原真希さん集合。床の消毒や会場のセッティングを手際よく行い、今日の進め方についてミーティング。10月にスタートしたこのクラスは、障がいのある人も含め、皆自分のペースでダンスを楽しめる時間であり、それぞれが皆少し自分を解き放つことが出来る場所になればと、単発のワークショップではなく、継続して実施するクラスというスタイルでスタートした。今日は、12名(うち4名が初参加)と我らで。継続して参加してくれている人は、身体がこの場にも仲間にも慣れてきて身にまとう空気が柔らかくなっている。みんな、自分のために参加しているけど、同時に人のためにも居る。ワークでも相手を聴いて動くことをやるけど、それだけではなくて、その場そのものが自分と一緒にいる人の境界が溶解していくような時間の幸福感が漂っている。いろんな感覚と共に自分の心もほどかれていく。今日は終了後も、世代の異なる参加者同士でワークを続けていたり、話し込んでいたり、、それぞれの芽が膨らんでいる。1月からは音のスペシャルゲストも来て下さることに! ゆっくりじんわりこのクラスの拡がりを感じる1日だった。(文)

[コロナ対応]小道具、マイクをその都度拭く、直接接触をしないワーク、床掃除、消毒、換気、マスク、窓開け。

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