見出し画像

2020/11/9-11/15 dB日誌

11月9日(月)

晴れ。が、雲が手の届きそうな処まで降りていて、
久しぶりに雲をゆっくり眺めた。綿菓子のようにみえたり、時には、孫悟空のキントン雲に見立てて、あの雲にのれたら、どんな景色がみえるのだろうかと思っていた。少年時代。

今日はKAVC。館長&文さんと話す企画が、今日で4日目、たぶん。毎回2人ずつ、2回。親子でジャニーズファンで、チケットが抽選であたったものの写真入りの証明が必要で、短期間で取れるものとして小型耕運機を扱える証明書をとったという話や、別の人で、野草の話など、面白い。

その後、来年度のダン活の打ち合わせ。新しい市民参加型のプログラムを考えることがテーマ。

dbでは、私の机の上に新聞が置かれていますが、ネットでは拾えない面白い記事に出会います。
スクラップブックも含めて自由に読んでくださいね。(大谷燠)

11月10日(火)

晴れ。
アウトリーチ2日目。神戸市内の小中学校を対象に実施しているが、去年も今年もなぜか北区や西区からの希望が多い。今日も神鉄(神戸電鉄)に揺られて西区の学校へ。最寄駅は、三木市に位置する緑ヶ丘駅。そこから歩いてまた神戸市に戻るのだが、どこに市の境界があったかわからないまま北山小学校に到着。今回は5年生2クラス。講師はウミ下着の中西ちさと氏。昨日の初日は、終始元気いっぱいノリノリだった。今日は、昨日の続きで中庭に集合し、自分の気になるものをこっそり観察するワークから。体育館へ戻るときは、授業中なので忍び足で静かに移動。楽しすぎてワクワクが抑えられず「どうしよードキドキしてる〜!」と目を輝かせ叫ぶ男児。可愛すぎる!

コロナ禍でのアウトリーチの可能性について8月と10月にアーティストを集め勉強会を実施した。そこで考案したワークが活きる。思いっきり身体を使って遊ぶワークは大いに盛り上がるが、今日は静かなワークにもチャレンジ。丸めたタオルを身体に乗せ落とさないように移動させる。タオルに支配され思うように身体が動かない。これは一体何のためにやっているのか?疑問を持って取り組む子どもはいない。ただただタオルを落としてはいけないというゲームに集中している。互いに見合いっこ。なぜかよくわからないが、魅力的な身体がたくさんあることに子どもたち自身も驚いている様子。2クラスの授業が終わり、先生方とのフィードバック。「子どもたちがこんなに活き活きと創造的な活動ができると思わなかった。もっと手放すことをしないとダメだなと」「消極的でおとなしかった児童が、すごく解放されていて驚いている」など嬉しいコメントをいただく。明後日の最終回は、中庭でグループごとのミニパフォーマンス。間違いなく面白いことになりそうだ。(田中)

[コロナ対応]WS中、子どもたちはマスク、アーティストはマウスシールド着用。授業後は、手洗いうがい。身体接触のないワークを実施。

画像1

11月11日(水)

曇り、風が強い。洗濯は1回。
今日は事務所ひとり。静か過ぎる。昨日の夕方よりネットの調子がすこぶる悪いので、ネット環境を整えてもらっている会社の方に来てもらう。私の古いMACはつながるけど、アヤカの新しいMACがつながらない。どうやらバージョンの違いが影響しているようだ。一旦戻ったと思いきや、ぶちりと切断された。次はNTTの方に来ていただく。最終的につながったのだが、大元のルーターが不調だったよう。次に不調だった際の対処法も確認。今日この日に不調で良かった。オンライン・プログラムがある日だったらと思うと、、、。それにしても静かな一日だった。(横堀)

[コロナ対応]マスク着用、窓を開けていると寒い風が吹き込んで来る時期になってきた。途中から窓を閉めて時折開ける。

11月12日(木)

今年初めてのコミュニケーション事業。今年の担当は神戸市の端っこにある学校の小学五年生。
駅は三木市、学校は神戸市というなかなかの遠さ。大阪在住の私は小旅行気分であった。
今回は寿荘に宿泊もしているのでさらに旅行感を高めている。

木々は色づき始め、大阪より二度三度低そうな温度の中、迎えるは元気で素直な5年生。あまりの素直さ、柔軟さに「本当に5年生??」と疑ってしまった。(自分が五年生の時はもっと斜に構えた嫌な子供だったので…)
しかし、目の前で起こっていることを正確に言語化できたり、観察する力があり、さすが高学年!と唸らせられること多々。

始まる前から目をランランと光らせ「今日は何をしてくれるんだ?」といった顔。こちらも気合いが入る。
いつも自分が子供の時にこんな授業があったらいいなぁと考えながら授業を組み立てている。三日目の今日は、宿題でだした「大切なものを体にのどこかに乗せ、動いてみる」を、実際のものがない状態で動いてみてもらった。ワイワイと常に「動」の状態の体が注意深くゆっくりと動き、「静」の状態になる。体育館がなぜか神聖な場所のように見えた瞬間だった。

最後には今回のメインワーク、「これなーんだ?」を主軸に、チームに分かれ小さな作品を作ってもらい、中庭で発表。
植え込みの合間に隠れたりしながら踊る作品、池の周りを立ち位置を変えながら展開する作品。今までのワークを取り入れながら、短い時間に素晴らしい作品を作ってくれた。
もっと時間があったら中庭全体を作品でつなぐツアー作品ができそう。

最後に、「今日のこの時間で終わりです」と言うと、「ええー!」「また明日来てよ!」と口々にするみんな。これ以上ない言葉だ。
拙いナビゲートだったけれど、少しでも何かを表現することやじっくり何かを観察する面白さを感じてもらえたのではないかと思う。また会えますように。(中西ちさと)

画像7

11月13日(金)

Dance Artists View2020 セルフ・カルチベート企画 
途中経過のプレゼンテーション

画像2

画像3

画像4

画像6

11月15日(日)

晴れ。洗濯は2回。
昨晩は遅くまで「チャオチャオ!ベトナム水上人形!」の為の撮影だったので、朝はゆっくり。昨年の下町芸術祭2019で「多国籍カラオケ大会」で、声がわりをする前の澄んだ声で会場を魅了した中学生のティン君。彼の家に訪問し、自宅でカラオケを練習している風景を撮影させて頂いた。変わらず美しい声。歌声に触れているだけでウルウルくる。今回の企画に合わせてくださった選曲にも感謝しかない。配信を楽しみに!

午後は、「和田岬一箱古本市」へ。今回で2回目の開催、昨年1回目のときに訪問して、「一箱古本市」スタイルにはじめて出会った。この企画をdBでも実施したいと思い、高木ちゃんに相談しながら、今年の1月26日に実施したのだった。今回もよかったなぁ。たこ焼き屋さんや紙芝居もあって、子どもと二人でかなりゆっくり楽しむことができた。絵本が増えていて、子どもは殆ど中味を見ずに、かなり即決で5冊も購入。そのラインアップを見ると、彼の興味そのもの、ぶれていない。店主の方とお話ししながら書籍を選ぶ時間は、至福の時間。それぞれ独特なラインナップを見るだけでも楽しいし、掘り出し物の本に出会えるのがいい。dBでも再び実施したいけど、劇場という室内で行うには、もう少し時間が必要だと思っている。しかし、和田岬一箱古本市はグランドゼロの路上で行われるのだが、そのことの触れやすさがあるんだなぁ。その後は鉄人公園で遊ぶ。紅葉がきれい。今年は、長い秋。(横堀)

[コロナ対応]マスク着用

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?