良い上司って何だ?-私が出会った良い上司列伝・逆に嫌な上司編-

社会人歴2年目くらいのとき、めちゃくちゃ嫌いになった上司がいました(仮にTさんとします)。
いや、一定層からはとても人気のあった上司だったんです。
親分肌で仕事もできて、でも柔らかさやユーモアも兼ね備えていて、特に男性陣からは厚く信頼されていました。

でも、私はどうやってもダメだったんです。
細かな要素はいろいろあるのですが、決定的だったのは、

Tさん:「どうだ、今の案件楽しいか?」
私 :「楽しいところもあるし、そうでないところもあるし・・・といった感じです」
Tさん:「お、だったらタイミング良いかもしれない」
私 :「え、何かいい話あるんですか?」
Tさん:「ああ、お前にピッタリの案件があるぞ」
私 :「ホントですか?!どんな案件ですか?」
Tさん:「お前の住んでる〇〇町から、徒歩圏で通える案件だ」
私 :「・・・」
Tさん:「な?お前に打って付けだろ?」

もうね、吐き気がしそうなほど嫌でした。
当時の私は、自宅から近い案件が良いなんて微塵も思ってなかったし希望も出してなかったし、
そもそもなんとゆーか、私の何を見てどんな判断で、「私にピッタリ」だと思ったんだろかと。
(補足までにTさんは、「私のことをよくわかっている」と豪語しているタイプの人でした。)

よくわかってる?
よくわかっている??

・・・って、はぁ??何をわかってんの???

めっちゃ呆れたし、多分私以外の人間にも同じようなことしてるんだろうなって思ったし、Tさんを見限った瞬間でした。

「どれだけ信頼されていようが、自分に対して好意的だろうが、わかってない人はわかってない、わかろうとしない人なんだ」
ということが、ある意味ハッキリした瞬間だったのかもしれません。

その反面、むちゃくちゃ反発してたし口答えもしていた、私にとって天敵のような存在だったKさん。
その人は、きちんと私のことを把握していたんだろうと思います。

「これは私がやった方がいい案件かもしれない」
「というか、むしろ、私以外に適任はいないかもしれない」
と思う案件を、ことごとく持ってきてくれたKさん。

でもKさんは、ゴリゴリの昭和タイプの人だったし、思い込み激しいし、何なら男尊女卑だしセクハラもパワハラもするしで、時代にはなかなか乗っからない人だったんですよね。
(長くなるので、Kさんの逸話はまた次回。)

ホント、何が良い上司で何が嫌な上司かなんて、「良い上司の条件・特徴」ってだけで分類できないよなって思います。

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