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VMwareを更新したMacからUSB SSDにWindows10をコピーするとChromebookでそのまま動いた

MacのZorinOS VMwareを17.5.2から17.6.0に更新できたので、USB SSDにWindows10と11の仮想マシンをコピーし、手持ちのHP Chromebookに接続して試すと、Windows10が動いたので紹介します。

従来は、ZorinOSとVMwareをインストールした後で、Windowsをイチからインストールし直していたので時間と手間がかかって面倒でしたが、今回の方法では少なくともWindows10は、PC間の移動が簡単にできて便利です。


VMwareの更新

Mac mini Late2012のZorinOSで動くようにしたVMware Workstation Pro 17.5.2を、最新の17.6.0に更新しました。

VMwareを起動すると、更新を促す画面がポップアップしたので、ほぼGUIで更新できましたが、途中でターミナル画面がポップアップし、Enterキーを押す場面がありましたが・・・

VMware Workstation 17.6.0への更新-1

Download and Install」をクリック。

VMware Workstation 17.6.0への更新-2
VMware Workstation 17.6.0への更新-3
VMware Workstation 17.6.0への更新-4

ターミナル画面でEnterを押す。

VMware Workstation 17.6.0への更新-5
VMware Workstation 17.6.0への更新-6
VMware Workstation 17.6.0への更新-7

初期設定を行い、VMwareを起動。

VMware Workstation 17.6.0への更新-8

トップメニューから「Help > About VMware Workstation」でバージョンを確認。

VMware Workstation 17.6.0への更新-9

Version」が「17.6.0 …」となっているのを確認。

VMware Workstation 17.6.0への更新-10

VMware Toolsも更新。

VMware Workstation 17.6.0への更新-11

トップメニューから「VM > Update VMware Tools…」を選択。

VMware Workstation 17.6.0への更新-12

画面の指示に従いVMware Toolsを再インストール。

VMware Workstation 17.6.0への更新-13

以上でVMwareの更新は完了です。

仮想マシンをUSB SSDにコピー

手持ちのHP Chromebookの内蔵ストレージ(128GB eMMc)に試しにVMwareをインストールし、Windows10を動かすことに成功した実績はありました。

しかし、さすがに128GBでZorinOSとWindowsの両方を共存させるには狭苦しいので、Macと同様に外付けのUSB SSD(512GB)で使うことにしました。

スティックタイプUSB SSDを用意

USB Type AとType-Cの両方が使えるものをアマゾンで購入しました。

外側が金属なので、OSのダウンロードやインストールなどの大容量ファイルの読み書きを行うと発熱し、かなり熱くなりますが・・・

Chromebook側の準備

HP ChromebookにUSB SSDを接続して、以下の記事で紹介している方法で、ZorinOSとVMwareの最新版(17.6.0)をインストール。最新版ではターミナルでのインストール終盤のエラーは発生しませんでした。

Mac側の準備

一方、Mac側のVMwareにはWindows11がインストール済みですが、VMwareの更新にともない、VMware Toolsも更新しました。

その後Windows10もインストールしましたが、こちらはVMware Toolsのインストールの必要はありませんでした。(メニューがグレーアウト)

この状態で、Windows10と11の仮想マシンのフォルダーを、Chromebook用のスティックUSB SSDの「vmware」フォルダーにコピーしました。

スティックタイプ USB SSD - Mac側

Chromebook側でWindowsを使う

スティックタイプ USB SSD - Chromebook側

ChromebookにスティックタイプのUSB SSDを接続し、ZorinOSを起動しファイルマネージャーで「vmware」フォルダー内のWindows10と11の仮想マシンフォルダーを確認。

vmwareフォルダー内のWindows仮想マシンフォルダー

仮想マシンをスキャン

VMwareを起動し、仮想マシンをスキャンします。

仮想マシンをスキャン-1
仮想マシンをスキャン-2
仮想マシンをスキャン-3

Windows11はエラーとなり使えなかったので、Chromebook側では当面はWindows10のみを使うことにし、Windows11はMac側で使いながら善後策を検討したいと思います。

Windows10を起動

Windows10 仮想マシンを起動-1

スタートアップボタンをクリックし、Windows10を起動します。

Windows10 仮想マシンを起動-2

I Copied It」をクリック。

Windows10 仮想マシンを起動-3

Yes」をクリック。

Windows10 仮想マシンを起動-4

全画面表示ボタンをクリック。

Windows10 仮想マシンを起動-5

まとめ

Mac mini Late2012のZorinOS VMwareを17.5.2から17.6.0に更新し、スティックタイプのUSB SSDにWindows10と11の仮想マシンをコピーしたところ、手持ちのHP ChromebookでWindows10が起動できて動いたので紹介しています。

Windows11はエラーが発生し使えなかったので、今後の課題とします。

当面はWindows10でDAZ StudioやFace Transfer 2、BlenderやDAZ Importerなどが使えるかを検証しつつ、Linux版Blender4.2で物理シミュレーションや高速レンダリングなどを試したいと思います。

参考リンク



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