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共感力とは具体的にどのような能力なのか

スピーディにお相手とのコミュニケーションや関係性を築いていくことがとても重要になる婚活市場では、この共感力を理解し、磨いていくことは皆さんの婚活力アップには欠かせない重要なポイントにもなるのです。

そもそも共感力とは?

では、共感力とは具体的にはどのような能力の事を指すのでしょうか。
一言でいうと、他人の感情や視点・立場を理解し受け止め、
それに対して適切に反応する能力のことを指します。
共感力には、以下のような3つの要素が含まれます。

①感情的共感: 他人の感情を感じ取る能力。例えば、お相手が悲しいときにその悲しみを感じ取ることができる。

②認知的共感: 他人の立場や視点を理解する能力。例えば、お相手がなぜそのように感じるのかを立場・視点といったことから論理的に理解することができる。

③共感的関与: 他人の感情や状況に対して適切な反応をする能力。例えば、お相手が悲しんでいるときに慰めの言葉をかけることができる。

このように3つに分解をすると一言で共感力と言っても、
単にお相手の感情を同じように感じることだけ、
あるいはなぜそのように感じているのかの立場を理解するといった事だけではないことがわかると思います。
一つだけでは共感力としては不十分ということを、まず理解しておくこと。

ちなみに、共感力には相槌「さしすせそ」
と言われるものが有名です!

ご紹介しておきます。

「さ」: 「さすがですね」「最高ですね」 – 相手の行動や言葉を称賛することで、共感を示します。
「し」: 「知らなかったです」 – 相手の話や知識に対して驚きや新たな学びを示します。「知らないので教えて欲しいです」相手に話させます。
「す」: 「すごいです」「素晴らしいです」「素敵です」 – 相手の行動や成果を賞賛することで、感謝や尊敬の気持ちを表します。
「せ」: 「センスがいいですね」 – 相手の選択や意見に対して、良いセンスを持っていると認めること。
「そ」: 「そうなんですね」「そうですね」 – 相手の意見や感情を受け入れ、共感を示すことで会話を続けやすくします。

このような反応の相槌も大事ですし、他にもアイコンタクト、笑顔といった表情も相手への共感のサインになりますね。

今回は「婚活での真の共感力」をテーマとしていますので、もう少し共感力について深堀をします。

共感力における男女の傾向

実は、この共感力に関しては、一般的には男女で傾向が異なるとされています。女性は男性に比べて感情的共感が高い傾向があるとされ、つまり、女性は他人の感情をより敏感に感じ取りやすいということだそうです。そして、女性は他人の気持ちに対してより積極的に反応することが多いとされています。皆さんも想像してみてください。女性の方が相槌や表情などの反応が男性より大きく感じることがありませんか。

一方で、男性は認知的共感、つまり他人の立場や視点を理解する能力において、女性と同じようなレベルを持っていることが多いと言われ、男性は感情的な反応よりも論理的な理解に重点を置く傾向があるようです(あくまでも一般的な傾向ですので、人生経験や性格などにより、共感力には大きな個人差もあることも理解が必要です)

この部分は、男性心理、女性心理としてそのような傾向があるということを(一般論として)押さえておくと良いと思います。
まず男性は、お相手の女性の方が共感力が高いことを素直に認め、敬意を持って接することが一つのポイントになると思います。お相手が何かの感情を表したときに、感覚的に理解できずとも、否定や無視ではなく、しっかりと受け止め相槌・表情・言葉で反応を表すということを意識することです。
もしお相手の感情表現が理解できないのであれば、お相手に対して誠実に丁寧に、聞けば良いのです。

一方で女性は、お相手に対して「わかってくれない」「反応が薄い・違う」ということで不満や不安があるようであれば、少し客観的な目で
「男性は女性と違って共感力が低い、男性とはそういうものだ」くらいで見て良いのではないでしょうか。その上で、理解して欲しい大事な部分についてお相手に敬意を持ちながら素直な気持ちで話し合えば、お相手もきっと理解しようと努力するようになると思います。
男性として大事なのはそのように素直に誠実に向き合ってくれる人かどうかであり、逆にそこで、「共感力が低い」という自分を認めずに向き合おうとしない男性は、早めに交際終了でいいと思います。

婚活においての共感力を正しく捉えましょう

共感力とは、最初に「他人の感情や視点・立場を理解し受け止め、それに対して適切に反応する能力のこと」とお伝えしました。実はこの共感力ではもう一つ大事な側面があります。
特に婚活においては共感力の大事な側面を理解していないと、全く、役に立たないものになってしまいます。
その大事な側面というのは「自分が」“お相手を分かっている”ということではなく、
「お相手が」“自分の事を分かってくれている”と思われることだということなんです。

いくら自分がお相手のことを理解している、反応もしていると思っていても、お相手がそう感じていなければ共感力があるとは全く言えませんね

お相手が「分かってくれている」と感じていることが、お相手から「選ばれる」ということにも繋がるのです。

もし、お相手に対して的外れな反応や、自分勝手・独りよがりな共感を示してみたとしたらどうでしょう?お相手はきっと「全くこの人は分かっていない」「伝わらない人なんだ」となり、この先の結婚生活をイメージできないお相手となります。

結婚相談所での婚活は短期決戦です。お見合いやプレ交際(仮交際)の段階で、この共感力をお相手が感じるかどうか?も関係が進展するかどうかの大きなポイントです。

「真の共感力」を意識し、磨いていきましょう

共感力は男女差もありますが、個人差も大きいです。
そして、社会に出てから長い人生を送ってきた中で、
仕事の環境や、恋愛や結婚の経験等、様々なことが影響し、共感力の差とも生まれます。
もちろん、婚活スタート時点から共感力が高いに越したことはないのですが、ご自身ではこの共感力が高い・低いとはなかなかわからないものです。婚活を進めていく中で、お相手とのコニュニケーションや交際の進展状況(関係を縮めながら信頼関係へと発展するコミュニケーションができているか)が一つのバロメーターになるのだと思います。(もちろん共感力だけではないのですが)もし気に入ったお相手とお見合いをしても、なかなかプレ交際ヘ進めない、進んでもすぐ交際終了となってしまうという方は、ご自身の共感力に課題があるかも?と思っても良いかもしれませんね。

「真の共感力」を磨くためには?

もし、ご自身に共感力が足りないかも?と感じたなら、婚活を通じて、素直な気持ちで共感力を意識し、磨いていけば良いのです。
決して遅くはありませんし、あきらめる必要もありません。
お相手への敬意と思いやりを忘れず、まずは、自分の真心でお相手を理解し、受け止めようとする姿勢が大切です。

【共感力を磨く9つのポイント】

①アクティブリスニング: 相手の話をただ聞くのではなく、積極的に耳を傾け、理解しようとする姿勢を持つ。相手の言葉だけでなく、表情や態度といったサインにも注意を払いよく見る。

②感情の認識と反映: 相手の感情を認識し、その感情に対して共感的な反応を示すことが重要です。例えば、このブログの最初の方でお伝えした「さしすせそ」が一例です。他にも「それは大変でしたね」「その気持ち、よくわかります」といった(自分に合った)言葉を使って、相手の気持ちを理解していることを示していきましょう。

③質問を通じて理解を深める: 相手が話している内容や感情について、詳細を尋ねることで理解を深めることができます。オープンな質問を使って、相手の思いや背景を引き出しましょう。

④自己理解を深める: 自分の感情や反応を理解することで、他人の感情に対してもより敏感になれます。自己反省を行い、自分の感情がどう影響しているかを考えてみるのも一つの方法です。

⑤多様な視点で学ぶ・経験する: 他人の視点や立場、経験を理解するために、多様な視点で知ること・学ぶこと・経験することなども役立ちます。例えば、お相手の好きな趣味を体験することで、面白さに気付いたり、感動を同じように味わえたり。これまでとの感じ方も違ってくるはずです。

⑥日常的に共感的な行動を意識する: 日常生活で周囲に対して、意識的に共感的な行動を心がけることも大切です。気づきにくい親切心や、お相手の話に真剣に耳を傾けることで見えてくること・感じることがたくさんあるはずです。そして、感じたことにしっかり反応すること。そうしていくことで感謝や賞賛などの表現も生まれ、共感力の向上につながります。

⑦フィードバックを求める: 婚活カウンセラーなど、周囲の人から自分の共感力についてフィードバックをもらうのも良いでしょう。自分ではなく「お相手から」見たときの視点での改善点や長所を理解することで、共感力をさらに高める手助けになると思います。

⑧心の余裕を持つことを意識する: 結局のところ、自分自身に気持ちの余裕がなければ共感はしにくいものです。共感で大切なじっくり聴くこと、理解しようとすること、誠実な気持ちで質問したり向き合おうとすること、お相手の感情を受け止めること・・・すべてストレスや忙しさで心に余裕がないと意識できない事ばかりです。なるべく心がリラックスした状態で他人と接することで、より効果的に共感を示すことができるのです。

⑨お相手への敬意と思いやり:共感力を磨いていく上で一番大切なのは、お相手に対しての敬意と思いやりです。共感力の源泉になるマインドですね。「お相手を尊重し、大事にしたい」「お相手を理解したい・良い関係を築きたい」こういったお相手への根っこの気持ちがないと、せっかく共感力を高めたと思っても、お相手からは「上っ面」「独りよがり」「思い込み」と思われかねませんね。例えばせっかくの「さしすせそ」も上っ面のテクニックとして理解し、何度も同じ相槌で「さすがですね」ばかり連発していると、お相手は「私の事バカにしているの?」となりますよね(^^;) 要はお相手への真心が大事ということなんです。

共感力は、練習と意識によって高められるスキルと言われています。

ちなみに上記の9つ以外にも
「お相手と共感できることを見つける・作る」といったこと等も共感力に繋がっていきます。
たとえば、お相手と趣味が同じだったり、好きなコトが一緒だったりすると、それだけで会話は盛り上がります

もし、共感力で何か課題を感じているようでしたら、担当のカウンセラーさんにも相談しながら、9つのポイントを参考にご自身に合った方法で共感力を磨いていっていただきたいと思います。

なぜ共感力を磨くのか?

そこまでして共感力を磨いたり、意識する必要性はあるのでしょうか?
私の答えは「YES」です。
婚活をされるのであれば、なおさら強く意識していただきたいのです。最初にもお伝えした通り、共感力はコミュニケーションで大事なスキルの一つですが、婚活の場合は特に大切なことなんです。婚活は、異性のお相手と1対1で向き合い、生涯のパートナーとして幸せに暮らすお相手を選び、選ばれます。そして、成婚してから何十年も一緒に生活を共にするのです。お相手との婚活期間は長くても半年程度ですが、本当に共感力が必要とされるのはむしろ結婚生活がスタートしてからなのです。婚活だけではなく、幸せな結婚生活にも大切な能力なんですね。

ということで、最後に共感力を磨くことで得られる5つのメリット・効果もご紹介しておきます。

【共感力を磨く5つのメリット】

①理解と信頼の構築: 共感力を持つことで、お相手の気持ちや考えを理解しやすくなります。これにより、お相手との信頼関係が深まり、コミュニケーションがスムーズになります。信頼関係が築かれることで、関係がより自然で安定したものになります。

②ストレスや誤解の軽減: 婚活中はお互いに対する期待や不安があるため、誤解やトラブルが生じやすいです。共感力があれば、相手の感情や立場を理解しやすく、誤解を減らすことができます。また、相手が感じているストレスや不安に寄り添うことで、安心感を提供できます。

③ポジティブな雰囲気の創出: 共感力を示すことで、相手に対して温かい対応ができ、ポジティブな雰囲気を作ることができます。これは婚活の場だけでなく、関係が深まる過程全体において重要です。

④効果的なコミュニケーション: 相手の感情や反応を理解することで、より適切な言葉や行動が取れるようになります。例えば、相手が緊張していると感じたら、リラックスさせる言葉をかけるなど、相手に合わせた対応が可能になります。

⑤深い理解と価値観の共有: 共感力を持って接することで、相手の価値観や人生観をより深く理解できるようになります。これにより、自分との相性を見極めやすく、関係の築き方や今後の方向性を考える際にも役立ちます。

いかがでしたでしょうか?

婚活は相手との関係を築くプロセスであり、共感力を持ち磨いていくことでお相手との良好な関係を築く手助けになると思います。そして、お相手に対する理解と配慮、受け止める真心があれば、より深い結びつきが生まれ、幸せな関係を築くことにも繋がっていくと思います。


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