曾ばあちゃんの昔話と社会で気を付けること
お疲れ様です、伊豆元です。
今月、鬼滅の刃がついに完結しましたね。主人公と妹は最後までお互いのことを想いあって仲の良い、素敵な兄妹でしたね。
さて、本日はそんな鬼滅と同じ”大正時代”で”兄弟”を題材にしたお話を紹介したいと思います。
『ヤサシイオトウトハラキッテナイタ』という不思議な鳥の話ですが、曾おばあちゃんが小さい私にしてくれた短い昔ばなしです。
『昔々あるところに、目の見えない兄鳥と心優しい弟鳥がいました。
弟鳥は兄鳥のために毎日毎日遠くまで餌をとりに飛び回り、目の見えない兄のために栄養がたくさんあっておいしい餌を休まず届けていました。
「なんで毎日こんなにおいしい餌を持ってきているんだろう。もしかして、弟は自分よりもっとおいしい餌を食べているんじゃ、、?」と思った兄鳥は知人に頼んで餌を届けに帰ってきた弟鳥の腹を裂いて何を食べているのか確認してもらいました。
知人から聞いた話では、弟鳥は小さく痩せ細り、胃の中には何も入っていませんでした。
それから「ヤサシイオトウトハラキッテナイタ」と、不思議な鳴き声でなく鳥がしばらく森を飛び回ったそうな』
いろんな解釈はあると思いますが、この話を通して、社会で気を付けることを教えてくれたんじゃないかなって大人になってこの話を思い出して感じました。
兄鳥と弟鳥、そして間にいる知人。疑う心は自身の身を滅ぼしますし、優しすぎる心も自身の身を滅ぼしちゃうことを教えてくてるんじゃないかなって思います。さて、知人はどんな人生歩んだんですかね。私は、この中の登場人物の誰のようにもならないように、誠実に生きていきたいと思います。
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