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続・関係を築く

伊豆の大室山へ行ってきました。
とてもいい景色ですごく良かったのですが…超ド級の風が吹いていて息子は吹っ飛びそうになり半べそかくレベルでした…。
なかなかのスリルでしたがオススメのスポットです。


今回は前回とはまた違った側面からの「関係を築く」話。
私は社交的に見られるタイプなのですがけっこう人見知りです。
初対面の人とは何を話すかどうも困ってしまうことが多い。
患者さんと話す時は全然困らないんですけどね…。
セラピストという役割に助けられているんでしょうね。
そんな人見知りな私が尊敬する、初対面の人でもスルスルと入り込んでいってたちまち仲良くなってしまうすごい人がいます。

それは…私の娘(10歳)です。
公園や旅行先など、あらゆる場所で子どもと出会ったら…右見て左見たらもう仲良く遊んでるんです。
子どもだけじゃなく老若男女関係なく誰とでも仲良くなってしまうんですよね…。
もはや神ワザです(@_@;)
忘れ物が多いわ片付けができないわで言いたいことは山ほどありますが、友達作りに関しては正に天才。
(子どもは誰しも何かしら天才的才能があると思いますが…ほとんどは芽を摘まれてしまっているように思います)

もうすぐ小学5年生。
この頃になるとクラスなどで女の子の派閥ができて色んなグループに所属するようになるものです。
…ですが娘はどのグループの子とも仲良くしているらしい。
どのグループにも属しているしある意味どのグループにも属していない。
担任の先生も感嘆していました。
「どうやったらあんな風に育つんですか?」と訊かれたんですがこっちが訊きたいくらいです。

そんな娘に「初対面の人とどうやって仲良くなるの?」と訊いてみました。
すると「うーん…話しかけて『遊ぼ』って言って仲良くなる」、、、とのことでした。
なんというシンプルさ!

「あんまりいい反応じゃなかったらどうするの?」と尋ねると「うーん、そしたら別の子のところに行って誘う」との返答。

一連の話を聴いて分かったことがあります。
娘は「恐れが無い」。
初対面の人と話す時、「相手はどう思っているか」「迷惑じゃないか」「どうしたら話が続くか」…などついつい余計なことを考えてしまいがちです。
しかし彼女にはそれらが一切無い。
相手のことは全て手放している。
そこにあるのはただ「相手と仲良くなりたい」という気持ちだけ。

それに気付いた時、けっこうな衝撃を受けました。
確かに人のことはコントロールできない。
だから手放してただ自分の思いに素直に従う。
頭で理解してもなかなかできないことです。


こんなこともありました。
一斉下校で迎えに行った時のこと。
帰り際、クラスの子が嫌みっぽく話かけてきました(内容は覚えてないですが…)。
なのに嫌味を言われたことにまったく気付いていない様子で見当違いな返事をする娘。
しまいには相手の子は笑い出して仲良く話しながら帰っていきました。

要するに「天然」なんですね(^_^;)
意識して天然にはなれないにしても、細かなことにこだわらず鷹揚に構えることは大事なんだと思います。

「すべての悩みは対人関係の悩みである」と心理学者のアドラーは言ったそうです。
DIAMOND online


大人になると自分の恐れを完全に手放して、ただ自分の内なる感情に素直に従って動く…ということはなかなかできないことです。
でも案外自分の声に従ってシンプルに行動した方が人間関係だけでなく全てうまくいくように思います。
それこそ頭でなく「肚」で生きる、ということです。

少しずつ余計なものを手放してシンプルに生きていきたいですね(^-^)

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