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車椅子を押して思った些細なメモ

今日は母マサコの用事で弾丸帰省。
朝から車椅子を押して出かけてきました。

病気の悪性リンパ腫は今の所再発もなく無事にすごしているのだけど、体力が戻ってこなくて長距離歩くのは難しい状態。
去年の今頃よりは随分元気になったのだけど車椅子が欠かせない生活です。

車椅子を押して移動していると、気づくことや思うことが色々でてきたので、残しておこうと思う。

普段なんの気なしに歩いている歩道。すこし傾いていて車椅子が押しづらい。片方に変な力が入ってしまう、バランスを取るのが大変。

お店入り口の段差。
スロープがあるお店が多くなったけど、用事のある銀行にはなかった。いくらガリガリの母で軽くても、いくら力に自信がある私でも車椅子を上手く操作できなくて、ほんの数センチの段差が通過できない。
とうとう母に「立って」とお願いしました(笑)。
(立つのは平気でできるんです。)
他の車椅子利用者さんには、今回みたいに立ってもらえるなんて事はほとんどないだろうし、自分より大きな人を乗せた車椅子を操作する可能性だってある。『ただの車を押すだけだ』と甘く見てはいけないな。

車椅子の形状・操作する人によって様々だろうけど、ハンドルの位置が低いから腰が痛くなる。これを普段、私より背の高い父が押していると思うと大変だろうなと感じた。


私が今日感じた事なんて、ずっと前からたくさんの人が言っている事なのはわかってます。車椅子を押すのだって初めてじゃないんだけど、なんか色々考えちゃってね。

どうにかみんなが大変な思いをせず、日常を過ごせたらいいのにな…と思いました。
とりあえず母マサコには、もう少しやる気を持って歩く練習をしてもらいたいと思っている、厳しい娘の些細なメモでした。

今後も放送大学に在学したいので、いただいたサポートはすべて授業料にあてさせていただきたいと思います。