見出し画像

「尊敬される人」より「応援される人」になるには?

尊敬の眼差しで見る「憧れの人」がいませんか?
理想の自分は、職場の関係者だけに限らず、スポーツ選手、タレントなど、さまざまな影響を受けていると思います。「自分もそうなりたい」と想うことが、「尊敬される人になりたい」と勝手に置き換わっていることはないでしょうか?
尊敬されたい思考は、「恥をかきたくない」意識を芽生えさせるように感じます。

尊敬される理想のワナ

新任の管理職の方は、役職につくと管理者とはこうあるべきと考えている方が多い印象です。会社からの期待や、仕事ができる上司を参考にしていることが、理由としてあります。
理想をつくることは、やる気のモチベーションになる一方で、今の自分とのギャップをつくること要因にもなります。そこに複数の心理的なつまづきがあります。

打ち合わせなどで、次のようなことを考えたことはないでしょうか?
「周りにバカだと思われるのではないだろうか?」
「仕事ができると思われたい」
「賢く見える質問をしよう」

正直、私も20代はこんなことばかり考えていました。
本当に恥ずかしい。。。(笑)
自分への期待が高ければ、行動のハードルも高くなります。考えてるうちに、何も出来なかったなんてことありませんか?

無意識にするマウンティング

自分よりも知識のある人が近くにいると、堂々と発言できません。
一方、得意領域では、「それは違うんじゃない」「そうきたかー」などの相手を侮るような発言をしたりします。自分を相手よりも優位にみせようとする行為を「マウンティング」といいます
もし、「マウンティングされた⁉」と感じる場合は、私たちも相手にバカにされたくないという「マウンティングの姿勢」無意識にとってしまっているかもしれません。
そのような繰り返しの結果、自身の得意領域しか手を出さなくなります。

気にし過ぎる他人の評価

尊敬されたい願望は、私たちの承認欲求も歪めています。組織の中でも、評価を得ることを目的に頑張っていると、職場を変えたとき何の役にも立ちません。
これは、SNSでさらに肥大化してしまったと思います。「誰かに認めて欲しい」という欲望は、結果であるはずの評価を、目的にすり替わってしまう危険があります。
自分が選ばれる対象ではなく、自分が選択するという主体を失ってしまっているように感じます。

「応援される人」に思考を変換

尊敬されようとすると、理想の自分が起点になり、どうしても今足りていないところに目がいってしまいます。そして、そのギャップのある隠れた羞恥心につまづいてしまいます。

しかし
そもそも成功している人は、応援されている人が多いと思いませんか?

これは、一人で成し遂げられる成功はたかだか知れているからだと思います。人から応援され、助けられ、初めてそれなり大きなことを手掛けることができるようになると思います。

応援される人の特徴

応援したい人の要素を整理してみました。
・自分の素直にミスや失敗を認められる人
・自分の苦手なところを理解している
・安心安全な場をつくり、人の意見を素直に聞くことができる
・人を侮蔑したり、貶めるような発言をしない
・他者の気持ちを理解できる
・いつも前向き、周りもポジティブにさせる
・評価ではなく、目的の為に努力をしている
・完璧を求めることで行動を止めず、不完全でも先に進める気持ちがある

他人の軸ではなく、自分の軸で考えることがスタートになりそうです。

最後に

「尊敬されようとしていないか」「応援される人」なりたいか、視座の持ち方によって、ものごとの取組み方が変わると思います。また、他者の指摘を恥だと思わず、フィードバックと受け止めることができるようになると、「応援される人」に変化できているとも言えるかもしれません。
フィードバックについては、他の記事もありますので、興味のある方は是非ご覧ください。

本当の力は、自分の弱さを認める勇気から生まれる

最後までお読みくださりありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?