肩書きを外すとき

以前クライアントから、ビジネス交流会に参加しているときに、自己肯定感が下がると相談を受けたことがあります。理由は、ビジネス交流会に参加される方は、自身の考えや、やりたいことがハッキリしていて、自分に物足りなさを感じるからのようです。すこし自己紹介をテーマに書いてみたいと思います。特に上手な自己紹介の手法を説明している訳ではありません。

自信をもって自己紹介したい願望

一般的な自己紹介は、
「〇〇会社の〇〇です。仕事は〇〇をしています。」
こんな感じでしょうか?

以前は、仕事以外のコミュニティの場で、こういった自己紹介をすると、面白くないやつ的な視線を感じることがありました。今は色々なコミュニティにも企業勤めの人が増えて、違和感はなくなりましたが、やっぱり「企業勤め=つまらないやつ」的な劣等感はあるようです。特に誰かに言われたことは無いようなので、被害妄想かもしれませんが…

とはいえ、やっぱり自信をもって自己紹介できる人は羨ましい。会社という環境を離れると刺激が多いのも事実です。

そこで、当時私自身もメンターコーチに相談して、いくつかの自己紹介をプレゼンしたことがあります。

その時のフィードバックは、

「謙虚すぎて自信なさそうに感じた」

んー、自分自身で商品価値を見出せていないことを認識した瞬間でした。
でも、響いた部分もあったようです。

「人殺しと犯罪以外は何でもやります」

これだけ、みるとやばいですね(笑)
これは仕事を頼みたいと感じたひと言だったようです。
何となく嬉しかった記憶もありますが、いまだに使い所が分かりません!
でも当時の「私の心掛け」でもありました。

自己紹介には、パーソナルな要素が、相手に印象づけることを知りました。
〇〇会社の〇〇さんでは、人の印象には残らないのです。

自分は何者なのか?

5年後に迫る資源枯渇を原因とする人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」です。なんて言えるデヴィッドボウイにはあこがれます。

さて、デヴィッドボウイは置いておいて、
自分が何を好きで、何がモチベーションなのか?
自分自身を深堀していくことが、相手に印象を与えるその人のセールスコピーを見つけることに繋がります。

自己紹介に意識したいエレベータートーク

よく結果を出しているビジネスパーソンは、「30秒から1分程度の簡潔な自己紹介」を用意していると言います。こうした簡潔な自己紹介は「エレベータートーク」とも呼ばれます。アメリカで起業家の卵が、偶然同じエレベーターに乗り合わせた投資家に、再びドアが開くまでに事業に関するプレゼンテーションを行い、出資を得たというエピソードが元ネタとなっています。 

エレベータートークの内容は自由ですが、以下の要素を盛り込んだものを準備しておくと、とても役立ちます。 

《エレベータートークに含める要素》 
①基本的事項(名前、会社名・学校名、業種・職種・専攻、仕事内容など)
②あなたの独自のウリ、あなたならではの強み、セールスコピー
③目標や夢など、あなたの想い 
④相手に提供できるメリット、相手に貢献できること 
⑤現在求めている情報や機会

短時間で伝えることが前提ですから、いずれも短くまとめておく必要があります。

自分は、どのようなキャラクターでそれを裏付ける根拠はどのようなものか。そしてどうすれば魅力的に伝わるかを考えてみましょう。会社の肩書を外して、自身をどう表現するかは、いつも以上にメタ認知が求められます。

最後に

私も自己紹介については、当時のメンターコーチに相談しました。自己紹介を人に聞いてもらいフィードバックしてもらうことは、すごくためになります。今は、相談されることの方が多いです。クライアントがどんな自己紹介を用意してくるか楽しみです。自己紹介をつくるのにコーチングを検討するのも良いかもしれませんね。

最後までお読みくださりありがとうございました。


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