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#77 適応障害になって1年が経っていた

もうそろそろ6月だ。
梅雨の時期でもあり、五月病が抜けないとか抜けたとかそんな話をする時期だ。祝日がないと嘆いては、偏頭痛に苦しめられる。そんな時期だ。

そして、僕が適応障害で休職をしたあの日から1年が経ったということだ。
正確な話をすると、休職をしたのは6月の2週目からだが、身体が動かなくなって仕事を休みがちになったのは5月の下旬からだった。

日記を読み返すと毎日病んでいた。
「もう終わりだ」とか「無理だ」とか「死にたい」とか「苦しい」とか「辛い」とかそんな言葉ばっかり使われていて何日のを読んでも内容が同じだった。
でも、その頃の僕がどんな感じだったのかは僕には思い出せない。なぜか記憶が曖昧だから。
これはある種の救いだと勝手に思ってる。

そして、この1年で僕は色んなものを失った。
手に入れれるはずのものを含めれば数え切れないほどあっただろう。時には、楽しいと思う心や好奇心。意欲や感情も失った。
逆に、得たものもある。経験や負の感情、自分の潜在的なネガティブを覚醒させるなにかなどなど...。ただ、悪いものばかりとも言いきれないと思ってる。そう思っていないととてもじゃないが生きていけない。
まずは、自分をより労わるようになった。自分のコンディションなのにうつ病になると自分ではコントロールが難しくなる。時に暴走して体が動かなくなるなんてことも大いにある。だからこそ自分の体調やメンタルの変動に耳を傾けることが多くなった。

自分のメンタルを1番に考え、我慢をするということを避けられるようになったと思う。

決して悪いことばかりとは言えない。
そうじゃないと今の僕を誰も認めてあげられない。

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