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#69 大切な人たちには患って欲しくない

うつ病になって思ったことは、絶対にうつ病にならない!なんて人はいないということ。

今日、サカナクションの山口一郎さんがテレビで
「うつ病って人の奥底に生まれつきあるもののような気がする。それが条件や何かのきっかけで表に出てきて体を蝕む。そんな感覚がした。」
とそんな感じのことを話されていた。

よく患った人が、「まさか自分がうつ病になるなんて...」という話を聞く。

僕も、「就職して多少しんどくたって仕事だし、今まである程度のことは出来てきたんだから大丈夫のはず。」と思っていた。
面接では、「長所は適応力です!!」なんて堂々と言っていた。

その後、適応障害...うつ病...の流れだ。


で、患ってどん底から少し抜け出してフリーターとして今少しずつ仕事ができているわけだが、周りの人達にうつ病になって欲しくないなとつくづく思う。


無気力、倦怠感、希死念慮、ベッドから起き上がれない生活、好きなものへの興味が薄れていくあの感覚などなど。
傍から見たら一日ベッドで寝て、働きもせず忙しい人から見ると羨ましく見えるかもしれない。

が、マジでこの感覚は大切な人たちには味わって欲しくないと思う。

何か出来ることがあるならば、周囲の人達だけじゃなくてうつ病を患う人を減らしたいと思うし、今病と闘っている人になにかしてあげたいとずっと思っている。


今自分が出来る範囲は、周囲の人達に限られている。

相談をしてくれた友人に、病気をチラつかせるようなことはしたくないし、だからと言って「仕事がしんどくて...」と言っている友達に頑張ってなんてことは言いたくない。

当然、僕はお医者さんではない。むやみやたらに病院をおすすめするのも違う。
相談を何度化されたが毎度この絶妙な加減に悩んでしまう。


ただ、僕みたいにならないでな。
この一言には重みを込めるようにしている。

今回は、この辺で。失礼します。

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