「知恵の目」

もし私が、私の子供たちに何かを望むことができるならば
神が彼ら「知恵の目」を与えんこと
知恵の目は、彼らを醜い行いから守り
正しい道に進ませる、、、

あの美しい青年、あの美しい少女、、、
人々は口々にその語りを進める
あの美しい音、形、色、、、
その多くが、どれほど間違っていようか!

「知恵の目」欺かれず、静かに物事を判断し、心に平安を齎す
「知恵の目」はどれほどの金塊を積んでも購うことはできず
その持ち主を高貴にし、また豊かにする
この地上のどのような金持ちも、この「知恵の目」の前では乞食同然、、、

「知恵の目」は老いることなく、若さと聡明さを保ち続ける
死は幻想となり、生は永続の中に自明となる
どのような悩みも、欲望も遠ざかり、
謙虚さの中に、一抹の不安のみが宿り残る、、、

「ああ、それで間違っても君がその持ち主であるなどとの戯論を始めないように、
君の知識は、君が自らの手で手に入れたもの、などと言いつづける限り、、、」

(2024)
D.I.

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