銀杏BOYZをApple musicでランダム再生したら、"銀河鉄道の夜" が流れた。 小学生の頃、総合学習とか国語で宮沢賢治の本を探してこいと言われて、図書室に入り浸っていた甘い時間を思い出す。 北東北の田舎で生まれ育った。 年明けには、毎年手作りのごまだれと胡桃だれであえた手作りの餅を少しずつ消費する。 時々電子レンジで秒数を多く設定しすぎて、サランラップが餅と一体化するのを煩わしく思っていた。 消防署の上の、ちいさな学童ではミズキ団子を丸めた。正直当時は小うるさい
自分から見て左側の目元にある、星型のほくろ。 同じ位置にほくろを持つ私は、 この魔女のことがそれだけの理由で好きになった。 田舎に住んでいたために、少し都会にある祖母の家に行くときだけ連れて行ってもらえた百貨店で、私はラブandベリーに出会った。 特に私の好きな青色の髪をした、画面の中のクールなお姉さん、ベリーに憧れて、 お小遣いを貯めては何枚も何枚もカードを集めた。 ホログラムが施されたカードは、今でこそチープかもしれないが、いちばんの宝物で、 ゲームセンターすらない
不注意な上に、運動おんち。 小さなころから身に覚えのないあざがいくつもある子どもだった。 でも、なぜかそのあざが好きで、あざを数えては「また増えた〜」とにやにやしていた。 その時から十数年たった今でも、 右の太もも外側という変な場所にあざを作ったりしては、にやにやしている。 "エメラルド色のあざ"という言葉は、 今はもう何をしているかわからない、 元恋人と寄り添っている時に思いついた。 多分、そのときには既に彼の気持ちは離れていて、私の心はそれに縋る気持ちと自己嫌悪で
「なんかさ、ナナちゃんのその顔、 申し訳なさそうに見えないんだよね」 自分では精一杯の申し訳ない顔をしているつもりだが、長年へらへらすることで コミュニケーションを怠ってきた弊害が 思わぬところで発揮されてしまった。 おどけたり、へらへらしていると、 みんなの中の「変なヤツの称号」を獲得できるから、多少変なことや失敗をしても気が楽である。 プライドが高くて、多少強迫観念もある故に、 常識という決められた線の上からはみ出してはいけないと思い込んでいる節があるため、 "完
スマホの光がもう痛い、深夜3時。 頭でっかちなわたしは 考え事の整理整頓が上手くいかなくて、 safariの検索窓を開いては閉じ、 違う考え事を見つけては閉じる を繰り返してしまう。 お風呂とか、やるべきことを押しのけてまで ネットの海を泳いで、 わざわざモヤモヤを募らせていく。 そこまでして悩んでいるのは 主に将来のことと、自分のことで、 あー自分はどこまでも自己中心的なんだなと思う。 好奇心旺盛で、熱しやすく冷めやすい。 遅刻癖があったり、 返信がめちゃくちゃ
