Student-student interaction
私の解釈
・生徒と生徒の交流は、構成主義的学習理論のもとにおいては重要だが、認知的や行動的な学習理論ではあまり重要ではない。
つまり、生徒と生徒の交流では、その学習者は自分で得てきた既知知識を使う活動に重きを置いており、学習者自身が「どのようなプロセスで考えたのか」をあまり意識しない。また、この活動は絶対的な正解を求めていないので、「間違いを分析する」という活動も少ない。
・生徒と生徒の交流は、協調性を求められるタスクで必要とされる能力をつけるために必要である。したがって、そのような能力をつけるのに一番効果的な学習が、生徒と生徒の交流を最大化させる。
感想
生徒と生徒の交流による英語学習は、既知の知識を使うための活動であるため、なにかしらのインプットを事前にしておかなければ、この相互作用の効果を最大限に発揮できないと思った。
教える立場にある人は、そのインプットの要素も組み合わせながら、生徒が交流という活動ができるところまで、生徒の知識を構築させる学習活動を提供する必要がある。
協調性を求められるタスクで必要とされる能力、それはなんだろうか。
・相手の話を理解すること → リスニング
・自分の意見をいうこと → スピーキング
・積極的に活動に参加すること → モチベーション
これらの能力が調和している生徒同士が交流したときに、生徒と生徒の相互作用が最大化するのではないか。
これらの能力が調和するような学習方法を見つけるために、研究をもっと進めたいと思う。
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