みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~
先日予約していた絵本が届いた。
西野さんの作品は基本的にはハッピーエンドだ。
でもハリウッド映画なんかでよくあるような王道のハッピーエンドとは一線を画する。
全員が胴上げして抱き合ってみたいなワーイワーイ!のような終わり方に見せている部分はあるけど、その裏で大切な人に会うことが叶わなくなってしまうような出来事が主人公の身に起こる。
これって西野さんの美学でもあるんだろうと思うし、これがあることで物語が締まるし余韻を残す。
人は悲しみを背負うことで強くなれるとか優しくなれるとかそういうメッセージもあるんだろうし、一旦落とすことでエンディングを盛り上げるという手法もあるんだろう。
失くしたものはいつの日か何倍にもして取り戻して見せるみたいな思いも込められているんだろう。
エラそうに言うけど僕は西野作品を全部読んだわけじゃない。
#ごめんなさい
読んだのは「えんとつ町のプペル」「チックタック」「ほんやのポンチョ」「オルゴールワールド」。
これらは基本的にその法則を踏襲している。
そんな西野作品が僕は好きだ。
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