テレビは「今」を語らない
今日のロザンの楽屋のテーマが面白かった。
とあるテレビ放送でマンガに詳しい出演者が今おススメのアニメを聞かれて「呪術廻戦」と答えたところ、SNS界隈では「おっそ!!」のリアクションが相次いだそう。
出演者の方は、テレビというものを考えてそう回答されたのだろうけれどSNSを住処にしているアニメ好きからすると逆効果で「なんも知らんくせにマンガ好きとか言うなよ」的なプチ炎上を招いてしまっている。
確かにテレビにかじりついているおじいちゃんやおばあちゃんにしてみれば「ほうほう、そんなもんが流行っとるんかのぅ」的な感じなんだろうけれどそこにネットユーザーが居合わせるとそんな反応が得られない。
情報の正確さは別にしてSNSの情報は圧倒的に早い。
テレビでそれが語られる頃には「まだそんな話してるん?」みたいなことになっているものも多い。
それに加えてテレビの情報源がSNSであったりすることも多いのでテレビの正確さという部分も危ういものとなっている。
動画内では新聞は遅いけど正確という話があったが、正確な情報を伝えようとしているけれどライターの思想も入っているからやっぱりその精度は微妙なものだと個人的には思っている。
色んな事情なのかで情報統制されるものもあれば、間違った情報のまま垂れ流しにされるものもある。
テレビで語る情報はリアルタイムではない。
テレビで今を語ると嘘をつくことになる。
いわゆるテレビユーザーにとっては聞き流すことができる話もテレビを見ているSNSを拠り所とする人たちにしてみれば違和感しかないものもある。
少し前には「テレビ的に」とかいう言葉がよく使われていたが言葉を選ばずに言ってしまうと、おじいちゃんおばあちゃんに向けてという意味になってしまうのかもしれない。
どこから情報を得るのが正しいという話ではない。
本当に正確な情報なんてどこにも転がっていない。
自分で体感した生身の情報だけが真実なのかもしれない。
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