あの家の子

私が1番恐れているのは、私が私の言葉を嫌いになること。 2番目に恐れているのは、死んだ…

あの家の子

私が1番恐れているのは、私が私の言葉を嫌いになること。 2番目に恐れているのは、死んだ言葉を発する大人になること。 3番目は、お腹が減ってるのに食べ物がないこと。

最近の記事

湖が凍って雪が積もって、そこに影が映るんだ。

アイスを冷凍庫から出した瞬間にドロドロに溶けて平らのお皿いっぱいに広がる甘い香りを纏う液体を想像して悲しくなるな私と、溶けていく様子を見て「アップルパイの上でアイスクリームが泳いでるね」と言うあなた。 どうしたってかなわないんだ。

    • ただひたすらに愛

      新生活の家を整え終わる。 六畳から八畳プラスロフトに増。 一人じゃ持て余す広さになってしまった。 けど歯ブラシを置くところは二つ。 たったこれだけなんだけど、妙にむず痒くなる。 誰かを招くこと前提の暮らし。 うれしい。愛してるからかな.きっとそうだよな。

      • 体の変化

        横隔膜のあたりが熱くなる。首の力が抜ける。触られている部分が痺れる。くすぐったい。鼻で息をできない。口から言葉にならない息が吐かれる。喉仏が震え泣くのを我慢しているよう。好きと伝えるより先に口付けをする。二段ベットの下。天井が低いがために重ねる体。腕で引き寄せ合いお互いの背中を確かめる。鼓動。生きていること。相手の心身に入るように、相手の縁をなぞるように、呼吸を合わせる。吸う息で見つめて、吐く息で体が溶ける。1秒たりとも見逃すまいと眼差しを向ける。 私は恋をしているのだと、

        • ダンボールと雨の匂い。外にはカラスがいる。

          0:06。 昨日から心がおかしい。何故だろう。 妄想は思考を貫き、いつしか自らを苦しめる。 優しくできない。優しくない自分が嫌い。 なのに優しくできない。これじゃ離れていっちゃう。 不幸な自分が好きなのかな。 かまってほしい。見ていて欲しい。考えて欲しい。 自分のことばかり考える。 優しくされたいのは相手のはずなのに 優しくない自分に傷つく。 自己中心的なんだわたしは。 呆れて、疎み、嫌うかもしれない。 私が相手ならそうおもう。 どうしたらいい どうしたら優しくなれる どうす

        湖が凍って雪が積もって、そこに影が映るんだ。

          マーガレット

          12歳の友達ができた。 可愛らしい、おしゃべりが好きな, マーガレットみたいな女の子。 当たり前に艶肌が良くて,髪の毛が潤う。 透明で満たされていた。 並べる言葉数が多いけど、なかなか目が合わない。実はシャイなんだろう。 それを隠そうとしているのか,はたまた無意識なのか。 私には未知の領域。未知ばかり。 彼女の未知を、無責任に想像してしまう。 そして無限に期待する。 彼女の口から度々出る、凛とした正義感。繊細な思いやり。そして可愛い強がり(可愛いなんて言ったら失礼なん

          マーガレット

          レンアイ

          恋愛の言葉を綴ると、生っぽくなる. そのまま傷んで,腐って,匂いそうなほどに。 蓋をして、土に埋める。 それができなきゃ、燃やしちゃおうっと。

          秋田にいます

          もしもし。どなたか聞いていますか。 何を話そうか,考えて,考えて電話をしています。 秋田に来てニヶ月が経ちました。 街と人にも慣れてきました。 秋は雨が降るたびに緑が増えます。花も沢山あります。一番綺麗だったのは,千秋公園にある野生のレースフラワーです。特に、朝露に濡れている姿が可愛らしいです.秋田に来てから,花の名前に詳しくて良かったと思うことが増えました。歩いているだけで楽しいです。花も緑も,豊かな街です. あとは鳥が飛んでいます.見たことない日本の鳥が飛んでいます。白く

          秋田にいます

          物理的距離と好意

          今、とても満たされていてしあわせ。でもこれ以上プラスになると逆にしんどい。疲れる。 「もっと、さらに。」 とハングリーになれない。何かを与えられれば苦しくなるだろう。愛情でさえ義務的に感じる。 前は何をしても満たされず、誰に会っても足りなかった。昼、夕方、夜、深夜と別の人に会うこともあった。 不思議と今は、仕事以外なら1人に会えば充分。心が満足する。元々しんどいと電車に乗れないので遠くには行きたくない。 なんやかんや 物理的に近くにいる人が良いことに気付いたのだ。だか

          物理的距離と好意

          トリエ

          忙しない11月も終わろうとしている 毎日のように 「周りと比べず自分に集中してください。寄り添って、目を向けて、耳を傾けて。」 と言っているのに、私はそれを自分には出来ていなかったなぁと反省。すぐに落ち込んでしまう。存在意義を見失う。 すぐには変われないから、とりあえずちゃんとご飯食べて、寝て、遊ぼうと思う。 それが何よりだよねきっと。 わたしには「大好きだよ」って言ってくれる人がいるから。それが取り柄だと思って生きていこうっと。 来月はもう少し気持ちに余裕がもてる

          ダリアとキンモクセイ

          綺麗な、とても綺麗な女性とランチ。私も彼女も11月生まれ。ちょうど一回り離れた卯年。気が合う美しい人。 誕生日プレゼントにブーケを渡した。いつもは二、三種類だけど今日は入れたい花を入れれるだけ入れた。ガーベラ、バラ、トルコキキョウ、そしてダリア。丸い花がよく似合う。花に負けない美しさ。引けを取らない華やかさ。 彼女からもプレゼントを貰った。驚いた。キンモクセイの香りの香水。 「私も同じのを持っていて、同じ香りなの。離れていても同じだと思うと安心する。」 と言いながら、彼女

          ダリアとキンモクセイ

          新生活の街

          とにかくワクワクする。新しいことって楽しみ。環境が変わるのって、自分自身が新しくなるみたいでドキドキ。 今年はいろんなことがあった。 1月に友人が死んで、2月にいろんなものを失い、4月に世界が変わり、7月に大きな決心をして、9月から環境が変わった。 付き合う人達も変わった。 自分自身も変わった。 でもそのお陰で凄くラクになった。今の私が1番好き。歳を取れば取るほど、自分が好き。

          変わらずにいてね

          コロナ期間に付けていた日記をパソコン内に見つけた。ちょうど自分が落ち込んでいた時期だ。そこにこんな一文があった。 『変わろうとすることと同じくらい、変わらずにいるのは難しいのね。』 人も社会も変わる。変わってしまうのだ。 私が優しい人間に変われないように、優しかったあの人がそのままな訳がない。 変わらずにいてくれる人の、有り難さを改めて感じた1日だった。 おやすみなさい。

          変わらずにいてね

          好事魔多し

          母の口癖だ。私が何か良いことがあると、毎度言う。 「好事魔多し。気をつけなさい。戒めなさい。おごらず、落ち着いて。」 今までは意味がわからなかった。けれど今なら分かる。何事も常にそうだ。そう。そうなのだ。 今日特に。そう。戒め引き締め、生活を営まなくては。

          私を嫌いでも、私は好きじゃないだけだよ

          私今すっごく幸せなの。 人間関係とか仕事とか、そんなもので計る幸せじゃなくて。 毎朝起きたいと思える。 毎日昨日より楽しいと思える。 人に優しく出来る。 漠然と、そして純粋に幸せ。 だからもう、私の不幸を願っても叶わないよ。 私の見えないところで幸せになってください。 私のことを嫌いな人にかまってられないの。 私のことを好きって言ってくれる人を好きでいることで毎日精一杯。だから楽しいの。 すっっごい幸せ。みんなありがとう。私を好きな皆のこと大好き!!

          私を嫌いでも、私は好きじゃないだけだよ

          生きようと思う

          二度寝をした。長い夢を見終わり、目覚める。布団の中で今、 「私は生きないと。」 と思った。二度寝のせいだろうか。頭が冴える。 朝なのに生死について考える。 「生きたい」 と思うことは少ないけど 「生きなければ」 とは良く思う。 今不思議なくらいそんな気持ち。二度寝したから?かな。わからないけど。 この前こんな質問をされた。 「俺が死んだらどうする?」 したくもない想像を膨らませ、私から出た答えは 「必死に生きる。」 だった。だって、貴方と同じだけの映画や物語に触れてから

          生きようと思う

          夜に寂しくないから秋。夜に寂しくなったら冬。

          秋の夜は長い。のんびりとした夜は寝たくない気持ちになる。けど、そうも行かない。明日の私のために寝なきゃなって。 長くても暗くても寒くても寂しくはない。 多分寂しくなったら冬。 今は寂しくないよ。時間があれば思う存分本を読める。日記も書ける。やることは日々絶え間なくあるのに、何故か空白に感じるんよ。あと少し冷えて暗くなったら強く感じる。冬ってそういう季節よね。 今は平気。今は。ね。 寂しくないけど、会えたら嬉しいのには変わりない。

          夜に寂しくないから秋。夜に寂しくなったら冬。