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飲食店をしているがコロナ休業明けから半年経ったので、現在までの売上と貰えた給付金の詳細と金額の話をする。(2)

※本記事は一番最後に具体的な売上の金額をみたい人向けに有料エリアがあります。本編はすべて無料です※

こんにちわ、だてです。
前回の記事からちょうど3ヶ月が経ちましたので、最近のボードゲームカフェ「アソビCafe」の売上や、受けることが出来た給付金や助成金について、そして今後のことについても少しだけ書いていきます。前回の記事はこちら。

本編に入る前に、前回の記事にサポートをいただいた皆さま、本当にありがとうございました!バタバタしておりまして久々にnoteを開いたので先ほどサポートをいただいたことに気づきました。後ほどお礼のメッセージを送らせていただきます。

1 コロナ休業から半年、現在の売上について

前回は2020年6月〜8月の売上についてお話ししました。今回はちょうど11月の営業が終わりましたので、2020年6月〜11月最新の売上です。

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10月から損益分岐点が下がっているのは社員2名が退職した分人件費が減っているからです。これで一応10月からは黒字にはなっています。ただし、代表取締役であるだての報酬は0円で計算しています。

2020年の売上に注目すると、徐々に上がっているとはいえまだまだ前までの5割から6割程度という感じで、黒字といっても吹けば飛ぶほどの黒字です。そもそもだての報酬が出せない時点で経営者としてはよくないですね…。それでも、現状はなんとかお店を続けられるくらいには売上があるので新型コロナウイルスの感染状況が今より悪くならないことを祈るばかりです。

2 国、東京都から受けた支援金とその金額について

ここからは国、東京都から受けた支援金の話です。株式会社絶対ムテキカンパニー(ボードゲームカフェ「アソビCafe」の運営会社であり、だてが代表を務める会社)名義の法人として申請しています。

①【経済産業省】持続化給付金(受取額:200万円)
https://www.jizokuka-kyufu.jp/

感染症拡大により、営業自粛等により特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を支え、再起の糧としていただくため、事業全般に広く使える給付金を給付する。

直前の事業年度の売上が半分以下になっている場合に受けられる給付金です。つまり、去年より売上下がってるなら、200万まで給付するから頑張ってね、という名目です。こちらは申請し、200万を受け取ることができました。うちの経理曰く、申請が難しくなく非常に助かったとのことです。

②【経済産業省】家賃支援給付金(受取額:約180万円予定)

5月の緊急事態宣言の延長等により、売上の減少に直面する事業者の事業継続を下支えするため、地代・家賃(賃料)の負担を軽減する給付金を支給します。

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HPの画像がスゴくわかりやすかったのでそのまま転載。こんな時期だから事業できてないし、売上もないから家賃を支援するよ、という名目の給付金です。家賃支払額の3分の2が支給されますので、これは本当に助かりました。金額にして約180万円を受け取り予定です(未入金)結構な金額を受け取れはするのですが、申請ついては準備する書類なども多く、結構面倒だったようです。感謝…。

③【厚生労働省】雇用調整助成金

雇用調整助成金とは、「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部を助成するものです。

休業になってしまったり、短縮営業となってしまった部分の人件費を助成してくれるものです。例えば、お店が休業になったのでスタッフが1日休みになりった場合や短縮営業なので8時間勤務のところが4時間勤務になった場合の4時間の部分に対しても助成金が出ます。これで勤務している人は休みになってしまっても今までと変わらず給与を受け取れて、会社の負担はかなり軽減されます。当初は上限金額が8,330円だったものが、2020/6/12に15,000円に引き上げられました。ありがたい。

雇用調整助成金の受給額の 上限を引き上げます - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000639789.pdf

ただこの助成金ですが、めちゃくちゃ申請が大変だったようで、仕事が出来るうちの経理でもお手上げ。大抵の事務処理は1人でやってくれていたのですが、今回は社労士さんにお願いすることになりました。受け取れた金額は約230万円、すべてスタッフの給与に充てました。ちなみにこの金額から社労士さんへの謝礼支払いもあるので丸々受け取れているわけではありません。この助成金はアルバイトでも受け取りができるので、お休みしてもらってたバイトちゃんたちにも休んでもらっていた期間の給与支払いをしてあげることができました。喜んでくれてるといいな。

④【東京都】感染拡大防止協力金(第1回、対象の休業等の期間:4月16日~5月6日)(受取額:100万円)

当初の緊急事態措置の期間(令和2年4月11日から5月6日)のうち少なくとも令和2年4月16日から5月6日において、都の要請や協力依頼に応じて、店舗・施設の使用停止や営業時間の短縮に全面的に協力いただいた都内の中小事業者の皆さまに対し、「東京都感染拡大防止協力金(第1回)」を支給します。

東京都の休業要請に応じた店舗が受け取れる協力金です。1店舗は50万円ですが、2店舗以上は100万円受け取れます。実はボードゲームカフェ「アソビCafe」には2階があり1店舗のように営業していますが、建物の構造上別店舗という扱いになっています(保健所の営業許可も2店舗分取っています)このため、この協力金は2店舗分の100万円を受け取ることができました。申請はWEB上で行うことができ、難しくなかったようです。東京都ありがとう。

⑤【東京都】感染拡大防止協力金(第2回、対象の休業等の期間:5月7日~5月25日)(受取額:100万円)

延長した緊急事態措置のすべての期間(令和2年5月7日から同月25日まで)において、都の要請や協力依頼に応じて、店舗・施設の使用停止や営業時間の短縮に全面的に協力いただいた都内の中小事業者の皆さまに対し、「東京都感染拡大防止協力金(第2回)」を支給します。

④で受け取った協力金の第2弾です。休業期間が延長したことを受け、同じ条件の給付金をもう一度受け取ることができました。こちらも100万円です。

⑥【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(8月実施分)(受取額:20万円)

都内の「酒類の提供を行う飲食店」および「カラオケ店」に対する営業時間短縮の要請(令和2年8月3日から同月31日まで)に全面的にご協力いただき、感染防止徹底宣言ステッカーを掲示する中小事業者の皆さまに対し、「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(8月実施分)」を支給します。

時間短縮営業に応じた店舗に支給される協力金です。平日24時閉店のところを22時閉店で対応しました。もらえた金額は8/3〜31までで20万円です。こちらも応じ、受け取りました。申請はWEBでできるので、そんなに難しくはなかったようです。

⑦【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(9月実施分)(受取額:15万円)

東京23区内の「酒類の提供を行う飲食店」および「カラオケ店」に対する営業時間短縮の要請(令和2年9月1日から同月15日まで)に全面的にご協力いただき、感染防止徹底宣言ステッカーを掲示する中小事業者の皆さまに対し、「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(9月実施分)」を支給します。

時間短縮営業に応じた店舗に支給される協力金です。平日24時閉店のところを22時閉店で対応しました。金額は9/1〜15までで15万円です。こちらも応じ、受け取りました。申請はWEBでできるので、そんなに難しくはなかったようです。

⑧【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(11月実施分)(受取額:40万円)

時間短縮営業に応じた店舗に支給される協力金です。平日24時閉店のところを22時閉店で対応しました。金額は11/28〜12/17までで40万円です。こちらはまだ受付されていません。

<受け取りができた給付金などの合計金額>

①【経済産業省】持続化給付金(受取額:200万円)
②【経済産業省】家賃支援給付金(受取額:約180万円予定)
③【厚生労働省】雇用調整助成金(受取額:約230万円)
④【東京都】感染拡大防止協力金(第1回、対象の休業等の期間:4月16日~5月6日)(受取額:100万)
⑤【東京都】感染拡大防止協力金(第2回、対象の休業等の期間:5月7日~5月25日)(受取額:100万)
⑥【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(8月実施分)(受取額:20万)
⑦【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(9月実施分)(受取額:15万)
⑧【東京都】営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金(11月実施分)(受取額:40万予定)

合計:約845万円(⑧を除く)

こう聞くと、すごくもらっているような感じがしますが、休業していた期間3月〜6月の赤字が約450万円、6月〜9月の赤字が約220万円の少なく見積もっても赤字合計670万円なので給付金のおかげでなんとか踏ん張れている、という感じです。

国や東京都が私たちのような小さいお店のために色々考えてくれて、このような給付金や協力金、助成金を用意してくれて感謝ばかりです。また、申請などの手続きを頑張ってくれた経理や店を支えてくれている従業員たちにも心から感謝です。

3 ボードゲームカフェ「アソビCafe」の今後について

現在のお店の運営状況ですが、だてが平日2日間出勤し、1人でスタッフをしています。2016年、お店のオープン当初は1人でお店を運営していたので懐かしく、楽しい毎日です。

ですが、だてが週2日〜多い時で4日間スタッフをしていることでイベントや制作関係の仕事が全く動かせていません。正直、わたしが店のスタッフすると人件費がかからなくていいのですが、それによって会社としてやお店の収入を増やせないことは大問題です。

そこで、4月からお店の料金システムやメニューの見直しを行います。具体的には、平日に採用していた1オーダーで1時間無料で遊べる、というシステムを無くそうと思っています。1時間に1オーダーで遊んでもらえる、という仕組みからフードとドリンクの品数をかなり多くしていたのですが、この数を絞ってどのスタッフでも運営できるような仕組み作りをします。フードドリンクが少なくなるのはちょっと申し訳ないし自分でも寂しいところなのですが、平日でもお得に長時間利用できるようなシステムに変更する予定です。数は減ってもこだわりのフードは今までどおり続けますので、是非ボードゲームのお供に楽しんでいただけると嬉しいです!

だての体が空いたら、作りたいものややりたいイベントがたくさんあります。謎解きだって作りたいし、個人の動画の制作なんかもやりたいと思っています。それ以上に、ボードゲームカフェ「アソビCafe」を今まで以上に愛してもらえるお店にするためにスタッフ一同で頑張っていきます。

今回の売上報告+αは以上です。
また、3ヶ月後くらいにお店の状況をご報告できればと思います。

ここから先ですが、興味がある人向けに画像では伏せている2019年6月〜11月と2020年6月〜11月の売上の具体的な数字を有料で公開しています。ちょっと高いですが、興味がある方だけどうぞ。

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