「今こそ、仲間と対面で」 オンラインを超えドバイ合宿で得たこと

皆さん、こんにちは。Jorgeです。今回、noteで初めて記事を投稿させてもらいます！

私はチリ出身のデータサイエンティストとしてDataGatewayで働いています。日本に住んで1年半になりました。元々AIに興味がありましたが、最近ではブロックチェーン技術にも関心があり、そういった技術を用いて社会を大きく変革する可能性を持つアプリケーションに強い情熱を持っています。

DataGatewayは現在、バークレーのBlockchain Xceleratorプログラムに選ばれた新しいプロジェクトに取り組んでいます。

Blockchain、IPFS、Digital Identitiesなどの多くの新しい技術を含む領域に携わっており、このプロジェクトは我々にとっても非常にエキサイティングなものです。

しかし、今日誰もが直面しているパンデミックの影響で、私たちのチームも遠隔での作業を余儀なくされています。更にDataGatewayに所属するメンバーは日本に限らず、私のようにチリ出身だったり、インドやエストニアなど、各国に散らばっています。各国にいるメンバーのタイムゾーン（時差）も大きく異なっていたため、プロジェクトの長時間の議論やブレインストーミングを行うことは非常に困難でした。

そのため我々は、チームメンバーが制限なく移動できる場所でミーティングを行うことにしました。現在も活動の注意が必要なのは変わりませんが、一方でワクチンの普及などで一部活動制限が解除されつつあることも事実です。Covid-19の状況が比較的安定していることと、それぞれ主要メンバーが住んでいる国（インド、エストニア、チリ）の「真ん中」に位置することから、アラブ首長国連邦のドバイを拠点に、メンバーでのミーティングを開催することを決定しました。これが「ドバイ合宿」です。

インド出身のSakshamは、今年DataGatewayに入ってきてくれた新メンバー

コロナの影響があり、国境を越えることも一筋縄ではいきませんでしたが「この時期だからこそ、しっかりメンバーが集ってプロダクトを開発しよう！」という、このちょっとクレイジーなアイデアを思いついてから、約2週間でドバイ合宿を実現することができたのは、本当にすごいと思いました。メンバーは幸い、ワクチンの接種がすすんでいるエリアに在住していたため、会社のサポートも得て、合宿参加前に全員が予防接種を完了し、万全な状態でスタートすることができました。

久しぶりにドバイでメンバーと再会した日の食事

現地では、明るいオフィスで大きなホワイトボードを使って何時間も議論することで、アイデアが自然に湧いてきました。技術的なことやビジネスの詳細について、長くて深い議論を行い、多くのアイデアについて意見を交わしました。これらのアイデアの中には、とても良いものもあれば、悪いものもあり、不可能なものもありました。しかし、リモートでの作業だけでは不可能だった新しいプロジェクトを、信じられないほど大きく進展させることができました。

大変なミーティングだったが終始楽しそうな様子

このような時代には、パンデミック以前のように迅速かつ効率的に仕事をすることが難しい場合があります。お互いの顔を見て、ホワイトボードでアイデアを視覚化し、非常にダイナミックな会話をする機会を持つことは、私たちが非常に失っていたものであり、たとえ1～2週間であっても、再び行うことができたことを非常に嬉しく感じました。対面ならではの議論の進み方や、エネルギーのぶつかり合いなどを久しぶりに感じ、直接メンバーと会うことの大切さを感じました。

そして、ドバイは素晴らしい都市です。非常に近代的で美しく、イノベーションと野心を刺激する何かがそこには漂っています。私たちは、プロジェクトの様々な側面を議論するだけでなく、街を楽しむこともできました。美味しい料理を食べたり（ラマダン中だったので、本物のイフタールを体験できました）ナイトクルーズしたり、新しい人に会ったり、そしておそらく最も重要なことは、チームの関係と文化を強固にすることができたことです。

このような刺激的な環境で仕事ができたことは素晴らしいことでしたが、思った以上に多くのことを達成できたので、帰国後に新しいアイデアを応用して、この素晴らしいドバイ合宿の成果を存分に発揮したいと思っています。

今後もこのnoteで様々な情報を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします！

執筆者：Jorge Quinteros Scholz

Linkedin：https://www.linkedin.com/in/jorgequinteros/?originalSubdomain=cl

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