クラウス・テンシュテット(1926/6/6 - 1998/1/11)、あるいは響きと怒り その2
そして1985年、病の発表がありその治療を優先して活動は中断されました。後にリリースされた大地の歌は1982および1984年とクレジットされている。他にも頓挫した録音計画は山ほどあったと聞く。1986年マーラーの第六番で指揮台に復帰したと記憶する。そして同年の第八番のセッション録音。冒頭からこの大編成で細かなアゴーギグ、それがこの上なくピタッとハマり説得力が凄い。展開部で突進する寸前の“アッ(ブレス)チェンデ”のブレス。再現部に向け次第にテンポを落としていきながら壮大にクレ