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河合隼雄 著 「こころの子育て」 で エネルギーチャージ!

わたしは、娘が6歳になって初めて
子育てに関する本を読んだ。

娘が小1の頃、ずっと教室の後ろで
一緒に授業を受けていたのだけど、
その時はほんとに、本を読む時間が
たーーっぷりあった(^^)v

たまに、娘のクラスメイトと
一緒になって、"フルーツバスケット"や
"ぶたのしっぽ"(確かそんな名前…)
などのゲームをやる時以外は
基本的に、わたしは、娘に
「かあさん、一緒の空間にいるよ!」
と言う、安心感を与える為に
居たわけだから、やる事がない(笑)

だから、本をたくさん読めた。

それまでは、育児書など読む暇が
なかった。

わたしがせっせと読んでいたのは
シュタイナー関連の本と
心理学者の河合隼雄さんの本。

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河合隼雄さんは、心理学者で
京都大学名誉教授で、
国際日本文化研究センター所長で、
元文化庁長官、
国行政改革会議委員、
日本人初のユング派分析家資格取得者で…
と、
すんごい、肩書きの持ち主なのに
すごく、読みやすく、わかりやすい言葉、
優しい文章の本を何冊も書いておられる。

わたしは、なんかちょっと
肩に力が入ってきたぞ!って時には、
『こころの子育て』をそっと開く。
約20年前に出版された本だけど、
全く色褪せないどころか、
今もこれからも、より大切になる事
ばかりが凝縮された1冊で、
Q&Aの構成になっている。

わたしが、たまに、開いて
必ず読み返すのは…

23.
Q 子どもが動物を飼いたがるのは、
どうしてでしょう。
A 動物は親なんかより
自由な生きかたをしているからです。

この23章で特に好きな、くだりがある。

"ほんとはわれわれだって動物なんだから
動物的感覚で自然に親と子を
やっていたらいい、というところが
あるんです。それをぼくら現代人は、
さっぱり忘れてきてるわけです。
なんのかんのと難しいこといわなくても、
一緒にゴロ寝でもしてた方が
よっぽどいい。"

ついつい、忙しなく動いてしまうわたし、

ゴロ寝でもしてた方が

"よっぽどいい"

ここ!

肝に銘じて、ゆるりと
親と子をやっていきたい(^^)

そして、母子登校中に救われたのは

26.
Q 子どもが学校に行きません。
どうしたものでしょうか。
A せっかく行かないのだから
「チャンス」と思ってください。

"不登校で3年おくれたとしても、
ほかの人が80歳で死んで、
自分は83歳まで生きれば
それであいこでしょう。
まあそれくらいの気持ちでいたら
いいんです。"

これを読んで、随分と気持ちが
楽になったのを、思い出す。

楽観的なわたしは、娘の登校拒否を
重く受け止めてなかったけれど、
長引くとやはり、モヤモヤとしていたのは
確かで、河合隼雄さんの言葉の
数々にとても救われた!

兵庫県のご出身で、本の中で
度々出てくる関西弁にも親しみを覚える。

わたしのエネルギーチャージには
河合隼雄さんの本と、和菓子!
があればいいかなぁ(笑)


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