マッキーペン
そろそろ、娘が帰ってくる時刻、
ん?まだ帰って来ない…
遅いなぁと思っていたら、
"ピンポーン"
お、帰ってきた!
「おかえりー♫」
「・・・・・・」
どーんよーーり
明らかに、元気がない。
頭が汗でびっしょりだから
暑さで疲れたのかな!?
「疲れたねー、おつかれさん!」
「先にお風呂入ったら!」って
言ったあたりで、
娘の頬に涙がポロポロ流れた。
わ!これは、何かあったな?と思って
「どうしたの?」って聞いてみたら
「言えないよぉ〜、かあさんに
叱られるよぉ〜おおお」と
顔をくしゃくしゃにして泣く娘。
「言いたくないなら、言わなくても
いいよ!話したくなったらで大丈夫!」
と、言ったけど、
こんな時はだいたい、話したい時だから
背中さすって、落ち着かせた。
そしたら、ボソボソと
「あのさぁ、マッキーペン失くした…」
と。
え?
マッキーペン!!
「そうかぁ、マッキーペンねぇ。
ていうか、それって、
かあさんに叱られるって泣くほどのこと?
かあさん、今まで、もの失くして
きつく叱った事ないよね!
ものは大切にして欲しいけど、
失くなったものは仕方ないから
正直に話してくれたからいいって
いつも言ってるよねー。」
「うん、でも、この前、
机の上がぐちゃぐちゃだから
すぐにものがどこかに行って
しまうんじゃないの!っ言われた
ばっかりだし、その時、怖かったし
弁償しないといけないかなぁとか
いろいろ考えたら…」
たしかに、臨時休校中、
課題のプリントが散乱している
本は雪崩を起こしてるで
何回も注意した。
「いい加減にしなさい!
何回言われたらわかるのーッ」と
最後には雷が落ちた⚡️
だけど、何かを失くして
弁償して!はいちども言った覚えがない!
よく聞いてみれば、これは、
学校の先生が誰かに言っていたそうだ。
さすが、HSC、叱られたり
叱られるのを見た記憶が
どんどん恐怖に変わっていく!
そして、
ん?
ランドセルがなんだか、ずっしり重い。
「何、入ってんの?」と
聞いてみれば
「お道具箱の中身を全部
持って帰ってきた…家で、マッキーペン
探そうと思って…」と、娘。
え!?
中身……?????
「箱ごとじゃなくて、中身だけ?
箱ごとなら、家で、箱の中を
探すって言うのはわかるけど、
中身だけならマッキーペンがないのは
ランドセルに入れる時点で
わかるんじゃない?」って
言ったら
「あ!そっか。」と
やっと、笑顔が見えた。
娘の思考回路はサッパリ分からないけど、笑顔が見られて良かった。
お道具箱の中身↓↓↓
きょうは、他にも、悲しいことがあり、
1日中、どーんよりしてたんだとか…
笑顔の後はいつもの通り、弾丸トークで
ひとりでずっとしゃべってた(^^)
「どんよりして帰ったら
かあさんが"どうしたの?"って
聞いてくれるから、そしたら
マッキーペン失くしたこと言おう!
と思ってたのに、かあさん、最初に
"疲れたの?"って聞いてきたから、
どうしよ!!って思ったよー。」
だって(笑)
どうやって、伝えようかなぁと
色々考えながら、トボトボ帰ってたから、
きょうは遅かったんだな。
友だちとのトラブルにマッキーペン紛失。
娘、神経がすり減ったんじゃないかな?
ま、でも、夕飯に唐揚げを
たらふく食べてたから心配ないか(^^)
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