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はじめての 父母子登校【思い出】

ある日、わたしがどうしても授業に
付き添ってあげることが出来なくて
夫が授業に付き添うことになった。

朝一で
「今日は母さん付き添えないから
代わりに父さんが一緒に行くね」と
伝えると。ものすごく不安そうで
今にも泣きそうな娘。

「学校までだけでいいから
授業の時はいなくていいから
母さんも来て欲しい」と娘が言うので

初めて、夫、わたし、娘で登校。

いつものコースで
まずは保健室へと向かう。

それから、嫌がる娘を説得し
なんとか教室へ連れて行った。

完全ワンオペ育児な我が家は
夫と娘の絆が弱い。
娘は「どうしても母さんに
居て欲しい。」と言って泣く。
「今日は都合がつかないからゴメン!」と
後ろ髪を引かれる思いで、わたしは
学校を後にした。

1時間くらい経ったころ、夫から電話。
「今、保健室に居るんだけど
帰ると言って泣き止まないから
連れて帰ろうと思う、仕事場に
一緒に居るから、用事終わったら
迎えに来て」との事。

えー?!
せっかく教室に行ったのに、また保健室?
どういう事だろう?
今日の娘はいつもより調子が悪そうだ。

いつもなら、1時間目、2時間目とわたしと
一緒に授業を受けたら、もう帰っていいよと言うのだが。

今日はまた保健室に戻ったのか、、、

わたしもすぐには帰れないし
どうしようかな?と
思っていたら、夫からまた電話。

「今日はこれで連れて帰ります
と保健室の先生に告げたところ
"大丈夫ですから、お父さんは
お仕事に行ってくださいね"と
言ってくださったので
子どもは先生にお願いして仕事行くよ」
との事。

保健室の先生に感謝だ。

用事を済ませ家に帰り、娘の帰宅を待つ。

娘は放課後、学童に1時間参加して
帰ってきた。

とても元気だ。表情も明るく、学童も楽しかったとの事。

終わりよければすべてよし!

とりあえず今日も無事終わって良かった!

仕事が終わり帰宅した夫。
開口一番「いやぁ、あんな大変な事
毎日やっていて、よくノイローゼに
ならないね」と、言った。

そっか、普通はノイローゼに
なるんじゃないかと思うくらい
大変なことなんだな。

母子登校って!!

あまり深刻に考えないっていうのも
いいのかも?!

わたしは、もう少し思慮深い人に
なりたいといつも思っていたのだが
あんまり、思慮深くても悲観的に
なりやすいかもしれない
楽観的がちょうどいい!
と、思うことにした。

次の日、学校で、6年生の担任で
不登校児などのミーティングを
総括されている先生と話す機会があった。

その時
「娘さんは大丈夫ですよ。なんたって
お母さんが全然焦ってないからね」
と仰った。

そうか。
側から見てものんびり構えているように
見えていて、それで良くて
それで大丈夫なんだったら
今のまま見守っていけばいいやっ!

ますます、わたしの楽観的な考えに
拍車がかかったのである。

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