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HSC日記

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ひといちばい敏感なHSCの娘の過去と現在進行形と。
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#シュタイナー教育

シュタイナー学校 の 運動会【思い出】

娘がピアノで、『天国と地獄』を 練習していた。 そういえば、シュタイナー学校の 運動会って、静かだったなぁと 思い出す。 運動会ではお馴染みの『天国と地獄』 などの音楽は一切流れないし、 万国旗の飾りも、アナウンスもない。 シュタイナー学校の子どもたちは ラジオ体操は知らないし、号令… 前へならえ、右向け右、回れ右なども 教えられる事はない。 みんな整列して、ラジオ体操して 開会式して!全部なかった。 気づいたら、なんとなーく始まっていた(笑) 運動会は、元々はなか

やさしさいっぱい シュタイナー学校のお誕生日会【思い出】

子どもたちが大好きな日。 自分のお誕生日会と クラスのお友達のお誕生日会。 シュタイナー学校ではお誕生日は とても大切にされている。 お誕生日当日か、なるべく近い日に お誕生日会が開かれる。 子ども達のリズムを何より 大切にするシュタイナー学校では 定期的な授業参観はない。 だけど、お誕生日会のときには 主役の子の親が教室に入る事ができる。 そして、お誕生日会には日頃の感謝の 気持ちを込めて、 クラスメイト全員と担任の先生へ 手作りのおやつを手渡す。 娘のお誕生日会

シュタイナー学校の保健室【思い出】

娘がシュタイナー学校に通っていた時 保健室に、よくお世話になっていた。 シュタイナー学校の保健室にあるものは とてもシンプル ・カレンドラオイル ・コンブドロン ・湯たんぽ カレンドラオイルとコンブドロンは ヴェレダ社のもの。 カレンドラは、傷 コンブドロンは、かゆみ 湯たんぽは、腹痛 あと、頭痛の時には 足湯をしてもらっていた。 娘はよく、腹痛になり、 保健室でお世話になっていた。 湯たんぽと、ヴァルドルフ人形 (シュタイナー教育の思想に基づいて 生まれた人形)

娘が好きだった 授業 〜手の仕事〜 【思い出】

シュタイナーの言葉に 「手仕事こそが知性」というものがある。 手や指先を動かすと脳も動く。 シュタイナー学校独自の科目に 『手の仕事』がある。 娘はこの科目が大好きだった。 手の仕事は1年生から始まる科目で 編み物、人形作り、刺繍など 発達段階に合わせて色々な課題に取り組む。 シュタイナー教育では 0歳から7歳→『意』 7歳から14歳→『情』 14歳から21歳→『知』 の順番で育てるのが大切とされている。 『意』からだ 『情』こころ 『知』あたま 幼少期から

ルビコン川を渡ってるね〜【今】

娘、「もう、わたし、小さい子 じゃないんだから、そんなことくらい わかってるよ!」 と、ちょっとムスッとして わたしに言ったのである。 車から降りる時、 わたしが「バンって開けないでよ! よく見てね!」と言ったのが 娘ちゃん、気に入らなかったようす… おおー! 渡ってるね!ルビコン! なんだか、ちょっと嬉しくなる! シュタイナー教育では 6歳くらいから始まる歯の生え変わりと、 12歳くらいから始まる第二次性徴の ちょうど、中間に位置する9歳くらい の時期を『9歳の危機』

ほわほわの先生【思い出】

娘がシュタイナー学校に通っていたとき 担任の先生は女性で、なんていうか こう、ほわほわの先生だった。 わたし自身、先生とハグすることが、 何度もあったのだけど、 ほんとに気持ちがいいのだ! シュタイナー学校では登校したら まず、先生とのご挨拶からはじまる。 担任の先生はクラスの子どもたち ひとりひとりの目をしっかり見て 「〇〇さん(下の名前)おはよう ございます」と言いながら握手を される。 子どもたちもしっかり先生の目を見て 「〇〇先生おはようございます。」と 言う。

今更ながら  "note"  はじめたわけ と 少しだけ 自己紹介

"協調性に欠ける" 小学生のとき、通信簿の所見欄に 書かれたことがある。 動物占いでは "ねあかの狼" 「群れを嫌う1匹狼タイプ」との 説明に妙に納得した。 スポーツができるように見える 運動音痴。 ブランコに乗ったら、ヒューッと 飛んでいってしまったり…。 跳び箱をしたら、顔から落ちたり、 ドッジボールではすぐボールに 当たってた。 おとなになってからも 坂道、自転車で派手に転倒したり 平らなところでよくつまづいたり…。 わりと、いや。かなりドンくさい。 スポーツが

クレヨン と 色鉛筆【思い出】

シュタイナー学校に毎日持ってくもの 蜜蝋クレヨン(3年生からは色鉛筆) おやつ。 お弁当。 水筒。 をリュックに詰めて持って行く。 消しゴム、下敷き、教科書は 持っていかない。 エポックノートというスケッチブック みたいな大きなノートは 学校に置いておく。 制服はないけれど、なるべく無地、 キャラクターが描かれてないもの。 素材も自然素材のものがよしとされる。 帽子は必ずかぶる! これは、山の上にある、学校だから であって、シュタイナー学校だから ってことではないか

防犯ブザーじゃなくて…【思い出】

娘が通っていた、シュタイナー学校は 山の上にある。 基本的にはバスで山を登って下る のだけど、いい天気の日には テクテクと歩くこともあった! 歩いていると、何度も目にする "熊出没注意"の看板! え!クマ出るの? クマだけじゃなく、イノシシ、シカ、 アオダイショウ、タヌキなどなど いろいろな野生動物に出会える! ということを後々知ることに なるのだが…。 何も知らなかったわたしは 娘が学校に背負ってくリュックに 彼女が、1年生の時にランドセルに 付けていた防犯ブザー

いろとりどりの学び【思い出】

おひさまが顔を出し くらやみを照らす 金色にかがやく朝の光よ わたしの心に小さな 陽が灯る 誰にも消せないともしびとなれ 2018年4月。 シュタイナー学校初等部2年生に 転入した娘が、いちばん最初に 覚えたうた。 すてきな詩とやさしいメロディ 毎朝クラスでうたう歌。 今は、わたしが、 気持ちのいい朝に、知らないうちに くちずさんでいる。 シュタイナー学校の1年生が いちばん初めに習う漢字は"光"だと 聞いた。 ひかり。 とても大切にされていた。 お友だちとトラブル

桜に舞い散る雪を眺めながら2年前を思い出す【思い出】

2018年2月2日に無事入学許可書を 受け取り、正式にシュタイナー学校への 転入が決まった。 引越しが多い我が家 いつもだいたい、6月など引越し業者さんの閑散期に引越していたため 繁忙期に引越しをした事がなかった。 年度末の引越しの様子が予想も つかないので、転入が決まり、 家の契約をしたら、すぐに 引越し業者さんに電話して 見積もりをお願いした。 見積もり金額を見たら、 いつもの金額の4倍くらい! 目玉が飛び出そうになったが、 家具が増えたこと、 都内近距離の引越しで

シュタイナー学校 受験面接 までの1週間 と 面接の日【思い出】

シュタイナー学校の転入生のための 受験面接を1週間後に控えた日。 娘が、突然の発熱。 しかも、かなりの高温。 病院が大嫌いな娘。 あんまり、泣いて暴れるものだから お医者さまに「ごめん、ちょっと 外に出て、落ちつかせてからまた来て ちょうだい!」と、 言われた事もある。 「はーい。もしもししますよ!」と 聴診器をあてられるだけなのに 何がそんなに嫌なのか、、、。 薬も飲めない。 薬剤師さんが 「このお薬は99.9%のお子さんが 飲めます!苦味もなく甘いですから。」 と

教育移住に向けて本格始動【思い出】

超特急で駆け抜けた、 2017年末から2018年始。 あっという間にひと月が過ぎ、、、 2月2日 郵便書留が届いた。 たぶん、おそらく 『合格』だとは思っていても 開封するのはなんだか緊張した。 ふー。 と深呼吸。 封を切って中身を確認 『入学許可』の文字が 目に飛び込んできた。 あー 良かったぁ!! だけど ホッとしている暇はなく 入学金の納入、諸々の書類提出 不動産屋さんへの連絡 引越しの手配 習い事の先生へ辞める事を告げる 担任の先生、カウンセラーの先生

バランス釜はまだまだ現役選手【思い出】

急転直下でシュタイナー学校への 転校を決めた我が家。 面接が終わったからと言って ホッとしている暇なんて微塵もなかった。 住む家を探さなくてはならない。 面接が終わったその足で 不動産屋さんに直行! 都内で家を探すのとは まるで違っていて、 まず、住む家がほとんどない。 空き家はたくさんあるのに 持ち主が不明だったり 持ち主が貸したくないなど、、、。 色々な事情がある様子。 全く、土地勘がないので 条件は、駅から徒歩圏内。 これだけ。 陽当たりとか築年とか 間取