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対談感想:精神科医など 星野概念先生 × 人類学者 磯野真穂先生 23.10.24

 精神科医など(ミュージシャンとしても活躍している)星野概念先生と人類学者の磯野真穂先生の対談を聞きに行ってきました。

私が、お話しの中で気に掛かったのは「信頼」についてです。
 
例えば、人類学者の磯野先生が、関係性のある人が居て、その人に対して「違和感」を感じた時、その「違和感」について話し合える人が「信頼できる人」では、ないか?と仰っていました。誰かに「違和感」を持った時、最終的にその人との関係をどうするかは

違和感を話し合うか / その人との関係を切るか

と言う判断になってしまうけれども、そもそも、自分が合っているかワカラナイから、そのまま関係を続けると言うのは可能なのかと言う話になりました。

 精神科医などの星野概念先生は、磯野先生も私も、相手に違和感を持ち続けて、付き合える方なのかなぁと思いましたが、星野先生も「違和感」を持った相手とは

違和感を話し合うか / その人との関係を切るか


関係性は二択になるのだな、「違和感」を持ちながら関係を続けるのは難しい事なんだと思いました。


 お話しの中で、改めて私が考えたのですが

「果たして「人を信頼する」って何だろう?」

と。私は良く「人を信頼してないでしょ?」と悪い意味で人から言われがちなので、先生方に質問してみました。

そして、人類学者の磯野先生の回答にハッとさせられました。

「そもそも、この場所に来ていると言う事が「信頼している」といるから出来るので、道中、ここにたどり着けると思って、ココに来ていますし、他の観客の方が何か危害を加えると思っていないし、(開催場所が本屋さんだったので)本屋さんがバケツを持って水をかける可能性もあうけど「それは無い」と思って居るから、そこに居られるので「信頼」出来ているのでそこに居られます。「信頼」と言うモノを、もっと細かく見ていけば良いと思います」

「人を信頼してない、ダメ人間」のような言われ方を私はされるので、かなり安心しました。

精神科医などの星野先生は

「「信頼」と言うのは(「信頼」しようと心掛けてするモノでなく)たまたま、わいてくるモノ」

と言われ、それも安心しました。努力しなきゃいけないと、私は思い込んでました。

 人類学者の磯野先生が帰り際に「「信頼」とは二者関係の中で起こるモノでは無いですよ」と声かけ戴き有り難かったです。

最後に私が思った事は「信頼」が完全に壊れる出来事とは「戦争」なので、世界中の「戦争」が終わる事を祈ります。



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