見出し画像

『嘘と罪』夫婦関係!添い遂げる約束は誰と誰が。

短編小説

『嘘と罪』

夫:翔平28歳(某会社員入社6年目)
妻:沙織28歳(結婚後、専業主婦)

二人の出会いは大学在籍の夏、共通の友人を通して知り合い数ヶ月後に
友達から恋人関係に発展。翔平からの告白、それを一つ返事で返す沙織
翔平は沙織の顔見ながら『ありがとう。』

沙織は、どことなく〇〇架純似で明るい性格な上に笑顔が絶えない癒し系
な面もある女性です。
翔平はその笑顔がとても大好きで第一印象はまさに太陽だったそうです。

21歳でお付き合いが始まり26歳の時、結婚。現在は子供も生まれ(長女寧々(1歳))家族三人で生活しています。

『夜の営み』

翔平・沙織、交際期間中のバロメーター指数は沙織70翔平30と沙織主導で生活し翔平は沙織と一緒にいられるだけで日々幸せを感じているので沙織が喜ぶなら何でも許しちゃう。沙織は優しい性格で何でも聞いてくれて叶えてくれる翔平は〇〇だった。

結婚生活は同棲期間があったので特にこれと言った変化を感じることなく始まり変化があったとするなら翔平の態度です。

『釣った魚に餌をやらない』籍を入れてことでもう逃がさないし逃げないと思い込み態度が徐々に徐々に変な方向に向き始めます。沙織は翔平の変化には少し疑いを持ち始めますが交際期間中の翔平の態度を見ているので社会人になり多少なりとも責任のある仕事をしているからストレスやイライラは持っていて当然と思い深く考えず。

とある日の夜

翔平:『沙織。寧々寝た。寝てるなら今からどう~。』
沙織:『まだ完全に寝てないからもう少し様子見てから』
翔平:『もう~寝たら絶対こっちに来てね』
沙織:『分かったよ。』

実は少し鈍感な沙織でもこの夜の営みだけは避け続け翔平とはレス関係である事を自ら意識していて翔平には毎回、毎日その気が無いのに意識してはいることを伝える
も寧々と一緒に寝てしまったり、翔平が覗きに来たら寝たふりをしたり月は3回生理になったと言って誤魔化た事もあります。

同棲生活中はお互い仕事が忙しく帰宅時間もバラバラで寝る時間、起床時間も誤差があるのでここまで求めて来なかったけど結婚してからは半年位過ぎたころから『子供欲しい』
って言う言葉を吐いて毎日求め始め妊娠した時は、嬉しかった?悲しかった?両方の気持ちになり悩んだこともありその辺から翔平への気持ちが薄れて着ているのでしょう。

翔平は欲求不満からかイライラが激しくなり落ち着きが無くなりちょっとした事で怒ってたり大声を出したりする様になり始めます。沙織はその翔平の態度を目のあたりにしても翔平との夜の営みはしようとはぜず毎日同じ態度で過ごしています。

長女寧々を出産して沙織は翔平が『夜の営み』ばかり求めてくることや『風俗店』に行ってる。ことを知り『嘘』を嘘で返し今は寧々の事を思い考えいろんな準備を進めています。
翔平は結婚後、態度だけではなくお金使いも荒くなり沙織には
『今日は接待があるから遅くなる』
など嘘を付き朝帰りをすることが月に数回あったこともあります。

本日〇月〇日(●)遂に翔平暴言を吐く

翔平『沙織、お前浮気してるだろう』
沙織『はぁ~』『何で急にそんな話になるの』
翔平『俺は見た。男と歩いているとこ』
翔平『LINEで連絡取り合ってるの知ってる』欲求不満をぶつける

場所がなく脅迫的な言語で夜の営みを強行しようとする態を取り沙織に幻滅される。

翔平は幻滅されているにも関わらず『離婚だ』と言い放ち家を出て行く翔平。その姿を見て沙織は寧々に危害が及ばなかったことへ安堵し1人で寧々を育てて行く決意も固まり早い段階でこの生活に終止符を付けたいと思い行動に移します。

翔平は営み目的で沙織に発言した暴言のことなど忘れ何時も通り退社し自宅へ。部屋には沙織の両親。翔平の両親、弁護士先生、翔平は何が起きているか理解出来ず昨夜と同じように暴言を吐き父親に殴られている。

沙織:『昨日、離婚だって翔平さんが言ったので離婚します。』
   『寧々の親権、慰謝料を請求するので弁護士の先生とお父
    さん・お母さんにも』
   『立ち会って頂きたくて呼びました。』
翔平:『誰がそんなこと言った。』『もし言ったとしたら冗談だし』
   『本気にするなよ』
   『それに離婚して沙織はどうやって生活して行く』
   『俺がいないと寧々も育てられない』
   『それに慰謝料ってなんだよ』
   『俺は浮気してないから不貞行為は無いよ』
弁護士『モラハラです。沙織さんに対する』
   『それとお子さんの出産後の話です。出産に立ち会った後、
    暴言吐いてますね。汚いだとか』
   『今後・・・・・なんか出来ないとか』

沙織さんが出産後、営みを拒み続けた理由は翔平さんの暴言です。命かけで出産した後に発した言葉。これには正直驚きこの時点でも離婚を考えていましたが寧々ちゃんの事、交際期間の優しい時の姿を見てるだけに昔みたいに優しい翔平さんに戻ると信じてたから。。。

結婚したら男女の関係は恋人から夫婦へ夫婦になると言うことは家族になることであり自分自身の両親に娘・息子が出来ることであります。
血がつながってなくても新しい親が出来ること責任が増えることです。
恋愛と結婚は違います。同棲するのと家族になることは全然違います。

夫婦の間でも『良い嘘と悪い嘘』があり『悪い嘘は』罪になるのです。人を苦しめる嘘が罪になり喜ばせる嘘は相手をハッピーにするので幸せにする嘘は嘘ではありますが良い嘘となりますね。

20〇〇年〇月〇日(●)
『離婚成立』

恋愛中は一途な思いから相手を思いやり男女の関係は良いが結婚すると人による話ですが性格が変化する人もいるようです。
セックスレスは男性・女性で行為に対する思いが違うこともあります。お互いが口に出して話すことが大切だと思います。この問題で悩んでいる人が沢山いると思いますが当たり前の事が当たり前じゃないこともあります。
長く連れ添うと発言も荒くなり『モラハラ』で訴えられることもあるかも知れませんよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?