画家が人生で確保すべき3要素
今回は画家を志す上で重要な要素を3つにまとめてみました。
1.時間
時は金なりという言葉もあるように、絵を描くにはまとまった時間が必要です。しかしそれだけではありません。絵を描いていない時間だってアイデアや構想を練ったり取材に出かけたりする事も必要で、むしろ絵を描いていない時間をどう過ごすかが重要なのです。良い作品はゆとりのある時間があってはじめて生まれます。人との関わりも最低限で済ませましょう。時間泥棒をされるような人間関係はできる限り持たずにいるべきです。画家は対人関係よりも孤独とどう向き合うかが重要です。
2.ネット(デジタル)環境
地域に縛られた創作活動は大変な労力を費やすことになりますが、インターネットは距離や空間の制約はありませんので大いに活用するべきです。また、アナログ絵描きであっても可能な限りデジタル環境は整えておいた方がいいでしょう。今の時代業種によってはスマホで十分という人もいるでしょうが、絵を描くにあたってパソコンスキルは絶対に持っておいた方がいいです。圧倒的にスマホに比べて出来ることが多く、作品管理も便利です。パソコン本体に加えてPhotoshop、ペンタブレット、プリンターは三種の神器なのでできる限り揃えておきましょう。
3.自由な思考
3つ目は大いに私の主観が入ってますのであくまで参考程度に。画家は絵が上手くなければならないと思われがちですが、今の時代は絵の技術はたいして重要ではありません。ド下手でも描き続ければやがてそれが筆舌に尽くし難い個性として確立されます。これについては別記事「画家は絵が上手くあるべきか」でも詳しく書いておりますのでよろしかったらこちらもご覧ください。
また、画家になる上で社会の常識はしばしば弊害となります。自分が心地よい環境で絵を描くためには手段を選んではいけません。利用できるものはとことん利用しましょう。社会が提示する真っ当な人間像に収まろうとしてはいけません。皆んなが真っ当に働く社会人であろうとすれば、世の中はどんどん窮屈で閉塞的でピリピリしたものになり、今の日本はまさにそんな状況と言えます。画家をはじめとした芸術家は、そう言った空気をぶち壊すための存在だと思ってます。エゴイスティックに生きることを恐れてはいけません。この世の中はあなたの芸術家としての才能を潰す要素に溢れており、それらに屈してはならないと言うことを覚えておいてください。