フリー台本【タイトル:ミルクティー】

しんしんと雪が降る。
身体を震わせながらバスを待つ。
雪のせいでバスが遅れているらしい。
時間になっても待てど暮らせど来なかった。
白い息を「はぁー」とつきながら待つ。
近くに自動販売機があったのであったかい飲み物を買おうとみてみると
コーヒー売り切れ
ココア売り切れ
私は絶望しながら見ていくと
ミルクティーが売り切れではなかったので安堵の息をついた。
お金を入れてミルクティーを買う。
「あったかいー」
と呟いてしまった。
バス停に戻り待つことにした。
ミルクティーを一口ずつ飲みながら早く来ないかなと思ってしまう。
白銀の世界が街を包んでいる。
”がたごとがたごと”
とチェーンの音を響かせながらバスが近づいてくる。
私は安堵の息をつきながらミルクティーを一口飲んだ。


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