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【値上げの夏】7月中に購入しておきたいSONYの撮影機材類

SONY製品の一部が8月から10%値上げされます。

最新の理事会議事録によれば、NHK職員の皆さんは「経過措置」で給料・待遇ダウンは向こう3年間は抑えられるとのことですが、劇的な給料アップは望めないでしょう。

それでいて、制作業務の幅は恐らく広がっていきます。多分、デスクやCPといえどロケに赴かなければならないケースは多いはずです。

そこで、改めて値上げ前に確保しておくと役立つPD(ディレクター)用の機材類を軽く紹介させてください(アマゾンアソシエイトリンクを含みます)。

常に1つは予備を NP-FZ100(バッテリー)

まずはバッテリーです。私物で1つでも予備で持っていれば、万が一の場面でロケを継続できます。私の場合、寒冷地で想像より早くメインのENGのバッテリーが切れた時に、手持ちの予備で救われた経験があります。

長回しをしなければ、3〜4つあれば1日ロケできると思います。私の場合は、ほぼ決め撮りなので2つでも足りますが、撮影経験があまり無い方は多めに用意しておいた方が無難です。

1台で何でも撮れる 標準ズームレンズ 20-70mm F4G

プロのビデオグラファーの間でも最近人気が高いのが20mmスタートの標準ズームです。

なぜかというと、アクティブ手ぶれ補正や、さらに一段上のダイナミックアクティブを使うと画角が狭くなるので、24mmスタートだとちょっと窮屈なことがあるからなんですよね。

望遠が70mmまであれば、APS-Cモードで105mm相当、ダイナミックアクティブまで考慮すると150mm近くまで動画では使える計算なので、この1台で普通のPDロケは間に合うと思います。

ZV-E1やα7S3と組み合わせてジンバルで運用するにも、このサイズなら無理なく搭載できます。

マップカメラのワンプライス買取価格が¥96,000なので、リセールバリューもまあああです。1台持っておくと良いでしょう。

単焦点レンズ入門に 35mm F1.8

私がこれまで、延べ3回買ったことがある便利な35mmの単焦点レンズも定価が¥110,000くらいまで値上がりします。

このレンズ、同じ35mmのGMと違ってブリージングが出づらいですし、AFも速いんですよね。私はGMを手放して、F1.8の方を残しました。

35mmという画角はテレビ番組のロケで使うにはちょっと難しいのですが、自然な雰囲気ショットやテーブルフォト的にブツ撮りに使うことも出来るので1台持っておくと良いです。

ちなみに、私はZV-E1と組み合わせて、ISO12800で夜のショットをよく撮ってます。

雰囲気のあるインタや紹介カットに 格安単焦点レンズ 85mm F1.8

このタイミング(2024年7月末)で私が購入したのが、85mmの単焦点レンズです。

寄れない(最短撮影距離が80cm)・電球などの玉ボケが綺麗な円形になりづらいという欠点はあるのですが、かなり雰囲気のあるショットを撮ることができます。

(↓私がよく機材レビューで参考にしているクリエイターの方のYouTube)

実は、私は以前、135mm F1.8のGMレンズも使っていたのですが、135mmだと雰囲気は良くても引き尻などの問題から、微妙に使える場面が少なかったんですよね。

一方、50mmだとちょっとだけワイド感があります(もちろん、50mmのF1.4GMもめちゃくちゃ良いですよ)。

その点、85mmだとバランスが良いのでオススメです。

ただし、距離は離れるので、声はワイヤレスで収録するのが無難です。私は、大概、DJI Mic2にラベリアマイクをつけています。

SONY α用のカメラアダプターも最近は在庫が潤沢にあるっぽいので、組み合わせて使うと運用がスムーズです。

この85mm F1.8はマップカメラのワンプライスが¥42,000と非常に高いので、1ヶ月使って手放すにしてもレンタル代くらいしか掛かりません。

ちなみに、私は85mm F1.8のレンズとしては、Viltroxのものも買ったことがあるのですが、AFが遅い・逆光耐性が悪いと歩留まりがイマイチでした。下取り価格も純正より低いので、私としては純正をオススメします。

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