嘘をつけばつくほど傷ついたが 嘘をつかなければ私は傷ついていた

わたしは実に クソ人間である

今までに数えきれない嘘をついてきた。

知っていたフリ 知らなかったフリ
聞いていたフリ聞いていなかったフリ

誰かの気を引きたくてついた嘘
誰かの気を引きたくて悪者にしたあの子

自分をよく見せるための盛り話
自分を否定されたくなくてついた言い訳

画像加工
コラージュ画像

あたかも知っていたかのようにふるまうネットニュースの誤情報

自分の過去の行いを正当化するための自分を騙す言い訳

結局、いつも自分の首を締めるとわかっていて

嘘をつく。

"嘘をついてはいけない"

それは数少ない人生の"ホント"のなかで本当のことだと思う

嘘をつく

それを "本当" にするために また嘘をつく

嘘を塗り重ねてできた 嘘の自分

嘘の自分 理想の自分には 夢でも なれない

だから創る 造る

嘘で。

他人を傷つけないための嘘は

所詮、自己満足であること。

自分を傷つけないための嘘

『嘘をつけばつくほど傷ついたが 嘘をつかなければ私は傷ついていた』

一時の快楽の代償に、一生自分を苦しめること。

騙してきた 人

わたしのことどう思っていただろうか

きみがこれが嘘でも

わたしを好きでいてくれる？

つまらない人間なの、本当は。

それでも一緒にいてくれる？

悪者にしたあの子

元気に暮らしているだろうか

あの子には バレてない

あの時 ああだったから わたしは悪くない

あの時 あの子が ああだったから わたしじゃない

これは わたし じゃない

ああ こんな人生すべて 嘘 だと言ってくれよ。