不登校の戸惑い【4】

偉業！
三学期はオール1

3学期は、
もう学校にいかないと宣言までしていた我が子。

本当に行かなかった。

三学期修了式の放課後に、
通知表を受取りに、一人学校へ行ったようだ。

僕は仕事から戻り、テーブルの上に置かれていた
通知表を恐る恐る開いた。
その心境は、顔に出さぬようにして。

その結果をみて、
正直、2,3分は
“あーやっぱりそうか”と
変な気持ちになった。
ドキドキした。

見たことのない
オール1なのだ。

しかし、4分後、
気持ちがコロッと変わった。
自分でも驚くぐらいの変わり様であった。

ここまで綺麗に『1』が揃っているのは
取ろうとして取るひとは皆無だろう。

そう考えたら、これ凄くないか？

僕は、スマホで写真を撮り、
自分だけのアルバムに保存した。
内緒で。

この偉業を、将来
この子が一人前になったとき

話のネタになればなぁと。

"もちろんポジティブな会話として。"

これも個性。いいんじゃない。

今度は次男も連れて、コーヒーをのみにでかけた。

つづく。