33歳女子が中2の頃にFrontPage Expressでウェブサイトを作っていた話

今はWordPressでのウェブ制作が主流ですが、私が中学生だった頃、まだ電話回線でインターネットをしていた時代は、メモ帳へのHTMLベタ打ち、FrontPage Express、ホームページビルダーでウェブサイトを作っていました。

FrontPage Expressとは当時Windowsに標準搭載されていたウェブサイト制作ツールです。できることは限られていますが、初心者には十分な機能が付いていました。私はFrontPage Expressとメモ帳を使ってT.M.Revolutionのファンサイトを作っていました。今ではWordPressで自分のブログを作ることですらめんどくさいと思ってしまうのに、当時まだまだウェブ制作に関する情報が少ない中、中学生の脳みそでよく作ったなって感じです。

なぜ作ろうと思ったのか

今は知りませんが、当時はアーティストのファンサイトが流行っていました。だいたいのサイトに掲示板が設置されていて、そこでアーティストが出演したテレビやラジオの話とかライブの感想とか雑談とか話していました。サイトのコンテンツとしては掲示板とブログがメインで、イラストが得意な人はイラストを載せたりしていましたね。私も掲示板、ブログ、イラストの3コンテンツで運営していました。

最初は私も他の誰かが作っていたファンサイトで交流している側だったのですが、母が近所の人の影響で自作のトールペイント作品を売るサイトを作り始めたのをきっかけに自分も作ってみようと思ったのが全ての始まりでした。

今とは全然違う、当時の集客方法

本屋で買ったホームページの作り方の本を参考に作りました。サイトのURLはLivedoorで取得。ちなみにイラストはPaintShop（PhotoShopじゃないよ！）を使っていました。

サイトには本に載っていたオススメのレンタル掲示板とレンタルカウンターをつけました。FrontPage Expressでできなかったサイドメニューはメモ帳にHTMLで作ってFrontPage Expressにメモ帳データを挿入するみたいなやり方でやっていました。

今では考えられないかも知れないのですが、当時はT.M.Revolutionの公式サイトにファンサイトのリンク集があったのです。基本的に申請すれば誰でも載せられました。私が作ったサイトも載っていました。

公式サイトに載せていたので、毎日誰かしら遊びに来ていました。またファンの間では有名なファンサイトと相互リンクをしていたので、そこからの流入も多かったです。私自身も他のファンサイトの常連で、そこで知り合った人が来てくれたりもしました。あと、ライブやオフ会で知り合った人とか。

掲示板も盛り上がっていました。毎晩掲示板を見て返信するのが楽しかったです。そこで知り合った人と一緒にライブに行ったり、チケットがない時も一緒に会場まで行って「チケット譲って下さい」と書いたスケッチブックを持って座り込んだりしました。いい思い出です。

ファンサイト自体は中2〜高1まで運営していました。彼氏ができたことをきっかけにT.M.Revolution愛が弱くなり、サイト運営もフェードアウトしていきました。CD買ったり、ライブ行ったりはしていたのですが…。

で、今はウェブサイト作ってるの？

今は自分のウェブサイト、ブログはありません。今月から準備は進めていて、まだ公開には至っていない状況です。

仕事上、勤務先のウェブサイトのコンテンツ制作やブログ作成、他媒体への寄稿をしているので、ウェブ上で情報発信をすることには現在も携わっています。

FrontPage Express時代とはデザインやコンテンツの流行りは変わってしまったけど、今度はWordPressでブログでも運営してみようかな…という感じです。昔よりも圧倒的にサイト数も増えてきたので、自分のサイトを人に見てもらう機会は始めたては少ないかも知れません。見てもらえないなら作る意味ないやって思ってしまうんですよね。ファンサイト作ってた時を振り返るとそんな感情や考えは一切ありませんでした。純粋にサイト作りと運営を楽しんでました。今回もまずはそんな気持ちで取り組めたらいいなって思っています。

どうしても見てくれる人のことを考えて、狙ったコンテンツを作ろうと思って、かなり悩んでなかなか自分のブログのテーマを絞れずにいました。で、半年悩んだ末、結局最初にやろうと思った自分が好きなテーマ（ニッチ）で始めることにしました。ちょうどこのnoteを書く1日前にサーバーレンタルとドメイン取得を完了させ、今はWordPressでブログデザインをあれこれいじっている段階です。ブログ執筆も並行して進めています。結構楽しめているのでこの調子で頑張ろうと思っています。

では。