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#18 嫌われる勇気

こんばんは!
最近色々な事が起きて、悩みが尽きない僕ですが、これらの事も僕を成長させてくれる大きな経験値と捉え、全力で今日も生きております!

そんな中で、久しぶりに読みたくなった誰もが知ってる大ベストセラー!

#嫌われる勇気  

めちゃくちゃ流行りましたよね!
香里奈さん 主演でドラマ化にもなりましたね、結構、香里奈さん好きだったので覚えています😁
本書を読んだのはもう4.5年前になりますが、今だに #アドラー心理学の教え は僕の思考の根幹となっています!
当時この本を読んだ時、ガチで人生観変わりました!冗談抜きで頭を思いっきりガツンと殴られるくらいの衝撃があった本でした!今回はこの本の内容を簡単にまとめてみたいと思います!


ザックリまとめると、この3つ!

①原因ではなく目的による言動
②自分の課題と他人の課題の分離
③承認欲求を捨てる


僕ら人間が抱えてる #悩み っていうのは突き詰めると全て#人間関係 からくるものだという。
そしてその悩みから抜け出すためには我々の頭にこびりついている#承認欲求 を捨てなきゃいけないということ。

#劣等感  に苛まれているような方は是非、読まれた方が良いと思います。

①原因ではなく目的による言動
アドラー心理学では原因論を否定し、全ては目的論だというもの。簡単に言ってしまえば

人の行動に原因なんか無い。あるのは目的だけ。

多くの人が人間というのは何か"原因"があるから行動するって思ってるけど、実は僕ら人間の行動に原因なんかなくて"目的"があるから行動しているだけだということ。

例えば、貴方の会社である若手のサラリーマンが上司にめちゃくちゃ叱責されているとして、
その場合、多くの人はこう思うはず、「あの子がミスしてしまったからあんなに上司は怒ってるんだろう」って。

上司が怒ってるのは何かしら若手の子のミスがあったから。何か"原因" があったから上司は怒るという行動を起こしてるんだと。

アドラーの教えはこれを全否定。
アドラーの考える目的論は、その上司が怒っているのは、実はその若手がミスしたからという"原因"があるからじゃなくて、それとは別の目的があるからというもの。
その上司がどんな目的を持ってるかと言うと、

今後生意気言わないように や
上下関係を理解させる 等

そういった目的があるからこそ上司は怒ってるとアドラー心理学では捉えている。

当時はこの目的論という考え方は飛躍し過ぎてると感じておりましたが、今ではとても腑に落ちております。

原因であるミスの大きさは変わらなくても相手を「威嚇したい!」という目的がある人は怒鳴ったり、脅したりしてきますが、一方で「次、気をつけてくれればいいよ」っていう人は別に執拗に怒らない。

ここからもわかるように人間というのは原因ではなく目的が言動を決めている。

ではこのアドラーの教え、"目的論"から僕らは何を学べばいいのか。
それは原因や暗い過去に縛られるな、ということ。

「僕は両親が離婚してるからきっと幸せな結婚なんてできない」と思い込んでる人いますよね。

それはまさしくアドラーが否定する"原因論"に縛られている考え方です。
"両親が離婚してる" 過去なんて全く関係ない。仮に結婚しても結婚生活がうまくいかなくなったら、両親や環境のせいだという言い訳をする。実は自分自身の性格に問題があったかもれないのに。

良い結婚生活に送りたいなら、今この瞬間からパートナーを大事にすればいい。
それだけの話。

もう1つ具体例。
「自分は昔から一人っ子で暗い性格だったから一生、他人と社交的なコミュニケーションをとることなんてできないんだ」って嘆く人がいたとして、これも一人っ子っていう原因とこれまでの自分が暗かったっていう過去に縛られているだけですよね。

これもアドラーに言わせれば原因とか過去のせいにするなって話。
他人と関わりを持つことで、考えを否定されたり、嫌われてしまう可能性だって勿論あります。

そのリスクが大きいと感じるから、一人っ子だったとか、昔から暗かったっていう過去を言い訳にして人との関わりを避けてるだけである。

原因や過去に縛られずに他人と楽しくコミュニケーションをとりたいなら、やるべきことは、今この瞬間から相手に対して、笑顔で話しかけてみる。それだけのことです。
一人っ子も暗い過去も関係ない。

原因と過去に縛られるな!今この瞬間を生きる!

原因論ではなく目的論で生きる。
過去や原因を言い訳にしないで、今この瞬間から楽しい人生にしてやるって決めることが大事だと思います!


そして二つ目!

②自分の課題と他人の課題の分離

僕の中でこの心理は衝撃的でした!

要は、「自分がコントロールできることだけは一生懸命やって、自分でコントロールできないことは考えても無駄」

つまり自分の課題と他人の課題を分離して考えろってこと。
本書の中で出てくる例え話として、非常にわかりやすい話があります。

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」

これはつまり馬に水を飲ませたいと思った時に馬を水辺に連れて行くことは自分の課題として出来ることですが、ただ、馬がゴクゴクと水を飲むかどうか、これは馬の課題ということ。

真の課題は他人の課題であって、自分にはコントロールできない課題なので、そんなんも気にしても意味がないということ。

全人類がそうですけど、生きていくってとても大変なことです。色んな課題が容赦なく降り注いできます。

いつも悩みが絶えず、不満が多く、暗い顔をしている人っていうのは、自分の課題も他人の課題も全ての自分が解決しようとします。

アドラーの教えを理解する人はそんな事しない。自分の課題だけに全力を出して、これは自分でコントロールできない自分の課題じゃないなんてものは思い切って無視。

会社の雇用されている立場の方で「自分なりに一生懸命頑張ってるんだけど、全然上司が評価してくれない」と悩む人いますよね。
この考えは、課題の分離が全くできてない人の典型です。

このケースで正しく課題を分離すると、
業績を伸ばして会社に貢献した。これが自分の課題、一方で上司が評価してくれるかどうかっていうのは自分ではなく、上司の課題。
自分でコントロールできるものではない。自分がやるべきなのはとにかく業績を上げるように努力をすること。

あとは、出世したいとか給与上げたいとか目標があるのであれば、自分の出来る範囲で上司に気に入ってもらえるように誠意を持って対応する。
それぐらいしかやれることってないんじゃないかな、それをただやりきるだけですよ!

その結果として上司が自分をどう評価してくれるかなんて、もうそれは上司の課題ですから考えても疲れるだけ。
仮に、自分はしっかり業績を伸ばし、上司に対しても誠意をもって接している!それなのに不当な評価を受けるって言う事があれば、またそこで自分のできること、自分の課題を探すだけじゃないかな。

モンスター級のヤバい奴も少なからず、潜在してます。そういうのに当たってしまったら、自分が異動願出すとか、転職を考えてみるとか、自分にできることを探すんです。間違ってもそいう人間に「いつかもっといい人になって欲しい」とかそういうことは考えないほうがいい。

残念だけど、人の根本は変わりません。他人を自分の思い通りに変えようと思うのはまさしく他人の課題に首を突っ込んでることになります。

三つ目!

③承認欲求を捨てる

②の課題の分離っていうのは言い換えると承認欲求を捨てろってことでもあります! 
人は誰しも油断したらすぐ承認欲求の奴隷になりがちです。
これをアドラーは危険視しており、例えば学校に行くのも「本当はこの勉強がしたい」とか「この環境で学びたい」とかそういう理由で選ぶべきだと個人的に思いますが、どうしても誰かに「すごい!」と思ってもらうために知名度のある大学を目指しがち。特に日本人はw(僕は全くございません。笑)

それでそのままの感覚で「すごい!」と思ってもらえるように、大企業に入って社会人になって、誰かに怒られないようにそして誰かに褒められるために仕事するみたいなことになりかねない。承認欲求のエネルギーってそれだけ膨大で恐ろしいもの。

自分の課題じゃなく、他人の課題をゴールに設定してしまっているって言うアドラー的に絶対やっちゃいけないパターン。

自分は何で喜び、楽しみ、幸せを感じるのか、自分でコントロールできる範囲で自分の課題に全力で注力することが大事!

それと、#縦の関係 を作るなというもの。どんな相手に対しても上下関係をつくるってはならないと。全ての人間の立場が同じではないが、対等な存在なんだとアドラーは伝えています。

上下関係を作らないための具体的な行動として#人を褒めるな ということが書かれています。理由は「褒める」という行為は自然と上下の関係を生み出してしまうからみたいです。

褒める側と褒められる側、上下関係になってしまうと、承認欲求を刺激することに繋がってしまうという。
頑張ってる人間に対して何て言ってあげるのがアドラー的に正解なのか、

#ありがとう

感謝を伝えましょうとアドラーは言います。
なんでかって言うと感謝は上下関係を生み出さない、感謝って目上の人にも小さい子供にも使いますよね。その対等な関係だと承認欲求が刺激されず、健全な関係が築けると本書では語られています。

学校教育とかで承認欲求が頭にこびりついちゃってるのでどうしても人から褒められるように競争し続ける人生にしちゃいがちですが、結局はどれだけ誰かに貢献して感謝されるか、
ここが幸せな人生を送る上でとても重要なんだと思います。

あとこれも凄く大事。
#感謝されようって思わないこと

自分が何かをやってあげて、相手が感謝するかどうかは、相手の課題だから自分としてはその人のためになることをしてあげた。これは絶対相手のためになったはずだと、そうやって自己満足しちゃうことが大事なんです。実はこの自己満足ってのが最高のモチベーションに繋がるって思ってます。

まとめると大事なポイントは

原因論の否定、全ては目的論である。
過去や原因に行動を縛られるな。
人生は今この瞬間から変えられる。

課題の分離。様々な課題が湧き出てくるけど、自分の課題と他人の課題をしっかり見極める。他人の課題にまで首を突っ込むと自分が死ぬ。


縦の関係を作らない。承認欲求を刺激するような、相手を褒めるようなことはせず、ありがとうの感謝を伝える。


この"嫌われる勇気"という本書の心理学はインパクトが強いです。時に毒にも薬にもなるかと思いますが、あくまでも自分自身の人生を幸せにするための手段の一つとして考えること。この心理だけに囚われないこと。日々、いろんな課題が襲ってくるけど、自分でコントロールできることに注力して過去に縛られず、今この瞬間から前向きに楽しい人生にしていこう!


めっちゃ長くなってしまいましたが、以上です!!また来週!!

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