汝、星のごとくの読書感想文
最近は読書が捗る=逃避したい現実がある。
だがしかし、あるものは仕方ないからとことん波に乗ろうと思う。そんな私が最近読了したのは『汝、星のごとく』
小説とは言えとまらない思考。
特筆したいのは世間体の正体と毒親とはなんぞやということ。今回は世間体について綴りたい。
世間体が異様に重視される世界線でのお話しで、あまりにも力が強くて無視なんか不可能で。それでもえいや!と自分の好きに生きられるか、どうやって考えてそうするか全体を通して語りかけられていた。
世間体って、誰しもが持っている共通認識で暗黙の差別だけれども一概に悪いものでもない。度を越えなければ。気にしすぎるのも能天気に生きるのもNGでそれはまるでお風呂のお湯加減くらいナイーブなものだと感じる。目に見えないから「ないもの」にも、執着もできて非常に厄介。
それをえいや!としたのが瞳子さんと先生。
「えいや!とする」を「電車に飛び乗る」という表現をしたのは瞳子さん。ようは「自分軸」を持って生きるということ。
それは私に必要すぎるものであって、でも今現在の私は弱くて繊細で実直で頑固で未熟。
自由にできるようにするためには強さが必要「譲れない何か」を持っているのが条件で強さのメンテナンスも怠ってはいけない。
まだまだ修行が必要な身分だということらしい。わかってはいたけれども再認識。
ここで、私にとっての幸せを定義したい。
私にとっての幸せは「他人に干渉されない」こと。もはや達成していてこれ以上求めることはない。あとはこの幸せを続けていける強さを身につけそれをメンテナンスしていけばよいということらしい。たぶんそうしていたらベクトルが同じ人が周りに集まる、と信じている。
私のやることは今も昔もこれからもかわらず自分の好きに生きる強さを装備すること。
仕事をする時は周りに追いかけたい背中を見つけることにしているが、今回は人生において追いかけたい背中を小説の中に見いだした。
次は毒親について。
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