都市型水族館『átoa』
大阪の有名な水族館に比べて狭めの敷地。
(2,400円も払う価値あんのかよ!あん?)と、胸の内で券売所のスタッフさんにメンチをきりながら入場。
足を踏み入れるや否や…。
一瞬で心を奪われちまった...
なるほど...ここがアクアリウムとアートを融合させた新感覚の都市型水族館『átoa(アトア)』 ってやつか。
睨みつけたった券売所のスタッフさん、ごめんなさい。
átoaには、映画館のスクリーンのような広い水槽はなく、ジンベイザメもいません。アシカショーやシャチの水かぶりもありません。
敷地&キャストが限られた中で、照明や音楽といったギミックを駆使しながら独自の魅せ方を追求しているようです。
大富豪でAや2やJOKERを持っていないのに、戦略とアイデアで潤沢なカード保持者と渡り合う、中学時代の友達を思い出しました。
ピンと来ない例えはさておき。
あたりまえのように生き物へズームするのではなく、もっとメタ的な視点で空間全体を観察しようという、新しい水族館の楽しみ方を提案された気がします。
魚だけで終わらない神戸ポートミュージアム
初めて訪れる場所は、下調べなしで行きます。
予想だにしない驚きがあるからです。
今回の驚きは、魚だけでなく動物もたくさんいたこと。
放し飼いのアルダブラゾウガメがいました。
飼育員さん曰く「館内を歩いて運動しているんです。でも体重が重いので、ちょっと歩いたらすぐ休憩します。ていうか基本的に休憩しています 笑」とのこと。
ベーシックインカムに賛成でも反対でもありませんが、実現すれば僕は間違いなく"アルダブラゾウガメ状態"に陥るだろうなと思いました。
特に愛おしかったのがワラビー。
一言も喋らず黙食をしていました。
感染が爆発している時期も居酒屋で騒ぎまくっていた人達には、ワラビーを見習ってほしいものです。
今回は実家にこもりがちなオカンを誘い、姉と3人で神戸へ出かけました。
オトンは大きな手術が済んだばかりで一緒に来られませんでした。
常に冷静で何事にも動じないオトンですが、爬虫類だけは苦手です。
僕が小学生の頃、家族4人で山道を歩いていると、突如目の前にヘビが出現。
その瞬間。
オトンは躊躇なく扶養家族を置き去りにし、モモを高く上げてその場から走り去りました。
一家の大黒柱としての威厳が揺らぎかけた1日でした。
つたない写真展
見どころが多く、料金の何倍も楽しめたátoa。
オトンが全回復したら、連れてきてあげたいです。(爬虫類コーナーを中心に)
最後に、館内を歩き回って疲れ果てた、オカンの寝顔で締めたいと思います。
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