ウェットシートを乾燥させたら人生の負け組
開封時は鮮度抜群でモイスチャーたっぷりだったはず。
それなのに、数ヶ月後フタを開けると「わが生涯に一片の悔いなし」と言わんばかりにパリパリの亡骸を目にしたことがありませんか?
僕は、ウェットシートおよびウェットティシューを乾燥させるのが苦痛です。
ネイルのお手入れをサボっている柴犬に引っかかれた時ぐらい苦痛です。
そのため、一度開封したら2〜3日で使い切るようにしています(ティシューは1週間)。
「空気が入らんようにフタをしっかり閉めたらええやん」て?
ウェットシートおよびティシューにおける、フタの密閉性能の脆弱さを知っておられますよね?
ウェットシートと顔拭きシートと蟯中検査でしか見たことがない、フィルムをペタッとくっつける方式で、空気の侵入を完全に防げますか?
先っちょが飛び出したティシューもろとも、バチッと挟み込む方式のフタでフレッシュネスを維持できますか?
挟まれたティシューは乾燥必至。フタを閉めるためだけに、むなしくも犠牲となります。
いわば死紙です。
「フタからはずし、ティシューを箱内に収納してから閉めたらええやん」て?
世界一耳障りのいい「シュポン!」が聞けなくなるじゃないですか。
とにかく、ウェットシートおよびティシューの密閉性は戦力として数えらません。
だから、一度開封したら速やかに使い切らなければなりません。
そのためには、開封前に家中の汚れ探しに奔走する必要があります。
愛用するウェットシートは15枚入り。
ティシューは60枚入りです。
まずはシート。
僕の家は「リフォームの匠」も頭を抱えるほど狭小住宅のため、延床面積だけでは到底15枚も使い切れるかアホンダラです。
というわけで、シミュレーションをしたり(サッカーで故意に倒れる行為)、むせたフリで口から吐き出したりして、一度拭いた床にビールやドレッシング等をこぼす努力は欠かせません。
シートの雇用を創出するのは一苦労です。
もちろん、ティシューの存在も忘れてはいません。
ティシューの職場は、キッチン周りおよび食卓です。
「熱いうちに打って形を変えようとしていますか?」っていうぐらいフライパンを熱し、豪快に肉を叩きつけてコンロ周りに油を撒き散らします。
食卓に移動し、掴んだ肉を箸から滑り落として「うーわ、最悪やん...」という演技をしながら卓上を汚し倒します。
ただ、ティシューは60枚入りです。
キッチンや食卓を能動的に汚すだけでは1週間で使い切れません。
そんな時に便利なのが、鼻の脂です。
小まめに鼻を触っては指をティシューで拭き取り、鼻を触っては指を拭き取りを繰り返せば、かなりの枚数を稼げます。
もしそれでも余った時は、お隣さんのピンポンを押して肉でも焼いてあげようかな。
「資源をムダ使いするな!」って?
「お前なんか死紙に取り憑かれろ!」って?
ウェットシートおよびティシューの使用をもったいぶった結果、本来の瑞々しさを消してしまうことの方が罪深くないですか?
ただ、たまにふと思います。
汚れをとるためにウェットシートやティシューを使っているのか、ウェットシートやティシューを使うために汚れを自作自演乙しているのか、どちらなのだろう?
僕の場合、家をキレイに保つには、家をキレイにするウェットシートやティシューを買わないことが最善策なのかもしれません。
え?
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